◎2025.5.26掲載
5月24日(土)、臨地講座「和歌山県の戦争遺産-友ヶ島-」(講師:大阪府文化財センター 駒井 正明 先生)を実施しました。
雨の予報でてっきり欠航だと思っていた友ヶ島汽船さん、まさかの午前のみ運航で、島を出る最終便は14時30分!今回歩く「名所探訪コース」の標準所要時間は3時間なのに2時間しかない(汗)・・・いざ、行ってはみたものの時間は刻々と過ぎてゆき、出航時間ギリギリに桟橋到着となりました。しかし、そのおかげでなんと、見学出来ないはずの青少年交際交流センター内のある加太砲台跡が見学できるといううれし結果が待っていました。
皆さん雨の中ご参加ありがとうございました。
友ヶ島第3砲台(内部)
友ヶ島第2砲台
◎2025.05.23掲載
【受付開始日】
本講演会は、6月11日(水)9:10から受付開始となります。
※受付開始日前の申込みは、対応いたしかねます。
(事前申込制、前納、一般参加可)
開催日 令和7年8月24日(日)
会場 大和文華館 講堂(近鉄奈良線 学園前駅 下車)※所在地:奈良市学園前南1-11-6
◆演題 第1部 「卑弥呼と纒向王権」
◆講師 桜井市纒向学研究センター所長 寺沢 薫 氏
◆講演時間 10時20分~12時(受付は10時から)
邪馬台国の所在地論争は未だ決着を見ません。しかし、山積する考古学の資料を総合的に精査・分析し、そこから得られる2~3世紀の権力構造や政治的な枠組みを組み立て、そのうえで中国史書に描かれる「卑弥呼共立」のプロセスを照合するという方法を徹底すれば、論争終結の糸口はすでに見えていると思います。講演では、そのカギを握るヤマト王権最初の大王都・纒向遺跡の出現という古代史上のエポックに焦点を当てて新しい邪馬台国論を提起します。(寺沢 薫 先生より)
◆演題 第2部 「九州から見た邪馬台国時代」
◆講師 福岡大学名誉教授/春日市奴国の丘歴史資料館名誉館長 武末 純一 氏
◆講演時間 13時40分~15時20分(受付は13時20分から)
邪馬台国の時代は分からないことばかりです。今回私は『魏志倭人伝』にあまり記載がない九州と韓半島の関係を中心に、墓ではなく、弥生時代後半期から古墳時代の集落での方形環溝や大型建物の展開、楽浪の土器や三韓・三国の土器、「はかりのおもり(権)」や中国の銭貨を用いる海村のネットワーク、各地域政権の拮抗、対馬から沖ノ島への対外交渉のマツリの変化、鉄器素材と流通の様相などから、邪馬台国時代像を考えます。(武末 純一 先生より)
・定員 1部 120名 / 2部 120名 ※各部とも:先着順、事前申込制
※「講座受付状況(一覧)」をご確認ください。
・代金 一般:1部のみ 2,300円 2部のみ 2,300円 / 両部の場合は 4,600円 ※前払制
※「近畿文化会、大和文化会、近鉄文化サロン、大和文華館友の会」会員の方
会員:1部のみ1,800円 2部のみ1,800円 両部の場合は 3,600円
◇そ の 他
・大和文華館へは、近鉄奈良線 学園前駅 南改札口 から徒歩約7分です。
・ご来場の際、後日郵送いたします「参加証」を大和文華館チケット売場にご提示ください。
(同館にて開催中の「くらべて楽しむ琳派作品」をご観覧いただけます。※当日限り有効)
・ご入金の確認ができない場合は、参加の登録を取消す場合があります。
・お客様の都合で参加を取消しされた場合、返金はいたしかねます。
・参加は、小学校5年生以上に限ります。また中学生以下は保護者の同伴が必要です。
・大和文華館敷地内は飲食厳禁です。飲食施設は学園前駅周辺にございます。
【参加お申込】
・受付開始日 6月11日(水)9時10分~ ※受付開始日前の申込みは、対応いたしかねます。
※FAX・メールは受付開始日9時10分以降24時間受付(但し、返信は受付時間内に行います)
・申込方法 (1)電話 (2)FAX (3)Eメール のいずれかで、下記の近畿文化会事務局までお申込み下さい。
①郵便番号 ②住所 ③氏名 ④生年(西暦) ⑤性別 ⑥連絡先(携帯電話など) ⑦講座名と1部、2部の別 ⑧会員番号(※ 会員のみ)をお伝えください。
※近畿文化会、大和文化会、近鉄文化サロン、大和文華館友の会の会員
◇お支払い お申込受付完了後、8月4日(月)までに郵便局備付の払込取扱票を使用して、「郵便振替口座00960-2-304143近畿文化会」に代金をお振込み下さい。※上記①~⑧をご記入ください。※正式加入者名は「近鉄グループホールディングス株式会社 近畿文化会」です。
【お申込・お問合せ】近畿文化会事務局
〒543-0001大阪市天王寺区上本町6丁目5番13号 上本町YUFURA 7階
TEL:06-6775-3686 FAX:06-6775-3669 Eメール:kinbun@rw.kintetsu.co.jp
受付時間 9時10分~18時(土、日、祝日、年末年始、5/1は休み)
◎2025.05.24掲載
【先々の講座予定】※受付開始日は未定
各講座とも構想または企画段階ですので、中止・延期や日程・行程の変更などが発生する可能性が相当程度ございます。また、講座名・参加費などはすべて未定です。あらかじめご了承ください。
●9月14日(日)
講師:矢ケ崎 善太郎 氏(大阪電気通信大学教授)
・大正から昭和初期に文化人が移り住み、活発な文化的交流が行われた奈良市高畑町界隈にある建築などを見学します。
●9月27日(土)
講師:岡田 高志 氏(大阪大谷大学非常勤講師)
・昨年、三輪王朝をテーマに「山の辺の道」南部を歩いた続編、今回は「山の辺の道」北部を長柄から天理まで歩きます。
●10月5日(日)
講師:服部 光真 氏(元興寺文化財研究所 主任研究員)
・ならまちやその周辺の寺院を訪ねる講座の第3弾。今回は西方寺、西照寺、西光院、徳融寺、称念寺、金躰寺をお参りします。
【入門講座】
●10月18日(土)「佐紀古墳群(仮)」
講師:関川 尚功 氏(上牧町教育委員会文化財専門員)
●11月16日(日)「東寺のみほとけをめぐる」
講師:米屋 優 氏(奈良大学教授)
※入門講座の詳細は8月初旬頃発表予定。ホームぺージなどをご覧ください。
※掲載内容が急遽変更となる場合がございます。
【題名・執筆者】
●倭姫命の伊勢巡幸⑧ -瀧原から大湊水饗神社-
岡田 登 氏(皇學館大学名誉教授)
●北摂の仏像② 茨木の古仏 -総持寺・蓮花寺・大念寺・地福寺-
一本 崇之 氏(大和文華館学芸部係長)
※冊子『近畿文化』は、6月1日の発送予定です。