前田監督の退任に伴い、坪井アシスタントコーチが監督に就任することになりました。
ここで坪井新監督のラグビー経歴を紹介いたします。
坪井監督はライナーズの地元・東大阪市の出身。花園ラグビー場の近所で育ち、英田(あかだ)中学校入学と同時にラグビーを始めました。ポジションはフッカー、ナンバーエイト、ロックを経て、3年生時からフランカーに。
高校は大阪桐蔭高校へ進学(1993-1995年度)。3年生時に主将を務め、激戦の大阪府予選を勝ち抜き、同校初となる花園出場を果たしました。
大学は大阪体育大学へ進学(1996-1999年度)。ライナーズOBでラグビー世界殿堂入りを果たした坂田好弘監督の指導を受けました。高校に続き大学でも主将を務め、関西学生代表にも選出されました。
大学卒業後に近鉄に入社し、ライナーズに入部。新人年度(2000年度)からレギュラーとなり、入部4年目の2003年には日本選抜に選出されました。チームの中心選手として、トップリーグ初期のチームを支えました。
選手晩年は膝の怪我に悩まされ、2006年度限りで現役を引退。実直な性格を買われ、引退と同時にスタッフに就任しました。2007年度から主務としてチームを支え、2012年度から広報を務めました。
2014年度は広報と若手育成担当スタッフを兼任し、2015年度はアシスタントコーチを務めました。
選手・スタッフを合わせ、ライナーズ歴16年。誰よりもチームを知る、坪井監督率いる「新生ライナーズ」の船出にご期待ください!
坪井監督の就任コメント
「1929年創部の歴史あるチームの監督という大役を仰せつかり、身が引き締まる思いです。諸先輩方が築き上げてきた『エンジと紺』の伝統を引き継ぎ、新しい歴史を刻めるよう『努力』と『覚悟』を持って邁進していきたいと思います。
今後とも変わらぬ温かいご声援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。」
2015年度の退部選手・退任スタッフからのメッセージを掲載いたします。
■太田 春樹(おおた はるき)
ポジション : HO(フッカー)
在籍年度 : 2009-2015年度(7シーズン) ※2013年度主将
「7年間お世話になりました。
14年間ラグビーをしてきて感じるのは『自己犠牲を求められるスポーツ』だということです。
そこに魅力を感じスタートしたラグビー人生でしたが、100%でプレーできなくなったので引退を決意しました。
トップからの景色を見られなかった悔しさはありますが、それ以外の悔いは一切ありません。
次のステージでは、更に飛躍できるよう精進します。
今後はライナーズを応援する立場に変わりますが、共に闘った仲間が新たに加入されるメンバーと目標に向かう姿を楽しみに、会場に足を運びたいと思います。
最後になりましたが、ラグビーを通じて関わらせて頂いた皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。」
■ピエール・スピース
ポジション : No.8(ナンバーエイト)
在籍年度 : 2015年度(1シーズン)
「歓迎していただき、ありがとうございました。
人生もラグビーも友達を作ることは大きな財産です。
近鉄でラグビーができて嬉しかったですし、とても感謝しています。
日本人はとても規律正しいことが印象的でした。
非常に良い経験ができましたし、自分にとっても家族にとっても楽しい時間でした。」
■フランク・ウィンターステイン
ポジション : CTB(センター)
在籍年度 : 2014-2015年度(2シーズン)
「非常に楽しい2年間でした。
チームを離れるのは寂しいです。
これからもチームが上を目指してやってくれることを期待しています。
またどこかで会いましょう!」
■今田 圭太(いまだ けいた)
役 職 : FWコーチ
在籍年度 : 2009-2015年度(7シーズン)
「スタッフ、選手の皆さん、会社、ファンのみなさん、7年間本当にお世話になりました。
この7年間は最高に刺激的で楽しかったです。
また、こんなにも地元やファンの方に愛されるチームで働けた事、本当に幸せに思います。
ここでの経験を生かし、より成長して、またどこかで皆様とお会いできるよう頑張ってまいります。
これからも、近鉄ライナーズの応援をよろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。」
■阿部 仁(あべ ひとし)
役 職 : スクラムコーチ兼アナリスト
在籍年度 : 2011-2015年度(5シーズン)
「5年間ありがとうございました。
近鉄ライナーズのスタッフとして働けたことを誇りに思います。
現在、社業に戻り、ライナーズから離れてしまうと非常に寂しく感じております。
これからは、1ファンとして陰ながらサポートできるように頑張りたいと思います。
皆様、本当にありがとうございました。」
■坂下 幸二(さかした こうじ)
役 職 : 副務
在籍年度 : 2005-2015年度(11シーズン)
「在任中はファンの皆様をはじめ、多くの関係者に大変お世話になりました。
これからも近鉄ライナーズを宜しくお願い申し上げます。」
■坂口 宗実(さかぐち もとみつ)
役 職 : 通訳
在籍年度 : 2015年度(1シーズン)
「近鉄ライナーズのチームの皆様、並びにサポーターの皆様、1年間本当にありがとうございました。
短く濃密な1年間を過ごさせて頂きました。
ライナーズで学んだ事を大切に誇りを持って頑張って行きます。
また、いつかどこかで会いましょう。
サポーターの皆様、今後ともライナーズへの応援、よろしくお願い致します。」
私、前田隆介は今季限りで監督を退任させていただきます。
2011年シーズンより5年に渡り、近鉄ライナーズ監督として指揮させていただきました。就任当初より日本一という高い志を目標としましたが、結果的には達成できなかった責任は監督として痛感しております。ただやるからには日本一になりたいと本気で取り組む姿勢は絶対的に大切な事だと思っております。だからこそ最善を求め、最善を尽くす、最善の目標に本気で向き合うことの重要性を40年以上日本一(優勝)から遠ざかっているチームに熱を吹き込むことに邁進しました。
初年度にトップリーグ5位、以降3年間は7位、10位、12位と順位を下げる結果となり、大変苦しい思いをしましたが、昨シーズン最終順位7位という成績で少し順位を挽回できたシーズンでした。この5年間本当に多くの経験をさせていただきました。その中でも、監督初年度開幕3連勝スタートを切って、トップリーグでの幣部史上最高順位の5位になれたこと。24歳の勇猛果敢なタックラー中井太喜(故)との別れ。ギリギリの惜敗が続き上位に食い込めなかった2シーズンの悔しさ。公式戦15年ぶりにサントリーからの勝利。史上初の延長サドンデスでの勝利。等など、そのシーズンごとに出会いと別れが有り、喜怒哀楽がありました。どのシーンも貴重な体験でしたし、気づきと感謝の連続でした。それもこれもチームが存在し、そこに集う選手やスタッフそしてファン、家族、サポートいただいた関係者の方々のお蔭様で得られたものでした。ご関係くださったすべての方々やモノ、全てに感謝です。近鉄ライナーズコーチとして2年、そして監督として5年、合計7年間のお力添えに感謝です。本当にありがとうございました。
今後の役割や任務は未定ですが、どのような立場となれど、近鉄ライナーズが更なる発展の為に微力ながら尽力できればと思っております。
最後に、今後の近鉄ライナーズは坪井新監督のもと、新しいスタッフや選手と共に新しい風を吹かせ、更なる飛躍を遂げてくれると信じております。彼ならこれまで以上の素晴らしいチームへと進化させてくれると信じての交代です。このメッセージを読んでいただいている皆様方の更なるご声援と共に新たなチカラで進化し発展することを祈っております。
近鉄ライナーズ 前監督 前田隆介
近鉄ライナーズの2015年度の退部選手・退任スタッフおよび2016年度の新監督就任について、以下のとおりお知らせします。
【2015年度 退部選手】
ポジション | 氏 名 | 在籍年度 (期間) |
HO | 太田 春樹 | 2009-2015年度 (7シーズン) |
No.8 | ピエール・スピース | 2015年度 (1シーズン) |
CTB | フランク・ウィンターステイン | 2014-2015年度 (2シーズン) |
【2015年度 退任スタッフ】
役 職 | 氏 名 | 在籍年度 (期間) |
監 督 | 前田 隆介 | 2009-2015年度 (7シーズン) |
FWコーチ | 今田 圭太 | 2009-2015年度 (7シーズン) |
スクラムコーチ兼アナリスト | 阿部 仁 | 2011-2015年度 (5シーズン) |
副 務 | 坂下 幸二 | 2005-2015年度 (11シーズン) |
通 訳 | 坂口 宗実 | 2015年度 (1シーズン) |
【2016年度 新任監督】
氏 名 | 出 身 校 | 生年月日 | 前 役 職 |
坪井 章 | 大阪体育大学/大阪桐蔭高校 | 1978/1/13 | 近鉄ライナーズ(アシスタントコーチ) |
<経 歴> | ||
〔コーチ歴〕 | 2015年度 近鉄ライナーズ(アシスタントコーチ) | |
〔選手歴〕 | 2000-2006年度 近鉄ライナーズ(2003年度 日本選抜) | |
1996-1999年度 大阪体育大学 | ||
1993-1995年度 大阪桐蔭高校 |
※新加入選手・新体制などについては、後日お知らせします。
㈱KADOKAWAの総合情報サイト「Walkerplus」の地域トピックスコーナーで、今シーズンを終えたライナーズ選手のインタビュー記事が掲載されています。
第3回目はアンドレ・テイラー選手です。
記事はこちらをクリック
↓ ↓ ↓
http://area.walkerplus.com/walker47/article/detail/ar0727227/le2420/20160225/2_201602251115331457/
■Walkerplus( http://www.walkerplus.com/ )
㈱KADOKAWAのWalkerシリーズのWEBサイト。総合情報サイトとして、おでかけ情報、グルメ情報、芸能情報などを発信しています。
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第2回目は樫本 敦選手です。
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第1回目は浅岡 勇輝選手です。
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2月20日(土)の「ジモデ」(J・COMテレビ 23:30~24:00)に、タウファ統悦選手が出演します。
同番組はこの日からの新番組です。毎回、一つの県や市区町村にスポットを当て、その街に由縁のある人がエスコート役としておすすめの名所をピックアップしたデートコースを立案し、その街を初めて訪れたゲストをおもてなししながら案内するという、新感覚のシティプロモーション番組です。
記念すべき一回目の放送では、ライナーズのタウファ統悦選手がタレントの松本伊代さんをエスコート。10年以上住み、慣れ親しんだ地元・東大阪市をご案内します。
是非ご視聴ください!
※番組内容は変更される場合があります
なお、㈱ジュピターテレコムから同番組のスタートが発表されています。詳しくは、こちら
2月3日(水)、2015-2016シーズンの納会が行われました。
納会では、シーズンの功績に対し、個人への表彰式が行われました。
各賞の受賞者とコメントは以下の通りです。
【新人賞】
田淵 慎理
〔受賞理由〕
・新人ながら公式戦出場8試合(スタメン5試合)
・FWの中でラインブレイク2位
「ありがとうございます。
自分自身、もっと成長できると思っているので、これからも頑張っていきたいと思います」
【MIP(=Most Improved Player、今年度最も成長した選手)】
三原 亮太
〔受賞理由〕
・公式戦出場 昨年なし ⇒ 今年6試合(スタメン2試合)
・SO、CTBとしてゲームコントロール能力で大きく成長した
「このような賞を獲ることができて嬉しく、大変光栄です。
来年はもっと試合に出られるように頑張ります」
【監督賞】
通常の賞とは別に、何らかの形で選手を称えたいと、前田監督の熱い思いで設けられた賞
樫本 敦
〔受賞理由〕
・公式戦14試合出場(全15試合)
・タックル数3位、その他のワークレートでもチーム上位
・MVPを最後まで争った
「予想していなかったのでとても嬉しいです。
来年も全力で頑張ります。ありがとうございました」
【FOR ALL賞】
グランド外の普及イベントなどでの活躍を称える賞
太田 春樹
〔受賞理由〕
・普及活動に自主的に参加した
・試合メンバー以外の選手を積極的に引っ張った
・オフフィールドにおいても、チームに好影響を与えた
「今年は常にチームのことを考えていました。
トップリーガーは子供たちの憧れなので、日頃の言動などを考えながらこれからも普及活動を頑張っていきましょう!」
【MVP】
松岡 勇
〔受賞理由〕
・公式戦全試合出場(1176分、シンビン・一時交代を除いてフル出場)
・タックル数2位、タックルサポート1位、ボールキャリー1位、ラックサポート1位
・チームの為に献身的に仕事をし続けた
「大変光栄です。
多くの試合に出していただき、ありがとうございました。
来シーズンも試合に出続けられるように頑張ります」