近鉄ライナーズの選手が伊勢志摩で2泊3日の春キャンプを行いました(2日目)
4月16日(土)
ライナーズの選手全員と一部のスタッフが、9時から1時間半、ホテル内で体幹トレーニングに励みました。体幹とは頭部と四肢を除く人体の主要部分を指し、頚椎の故障防止などにも効果があるそうです。講師には、ラグビー日本代表選手のほか、プロ野球選手や陸上選手などトップアスリートの指導実績が豊富な本橋恵美先生を招聘しました。
具体的には、ヨガ(45分)とピラティス(45分)に取り組みました。ヨガは古代インドの修行法で、体の柔軟性を高める効果があります。もう1つのピラティスは、1920年代、ドイツ人従軍看護師ジョセフ・ピラティスが第一次世界大戦負傷兵のリハビリテーションを目的にエアロビクスをもとに開発したエクセサイズで、代謝の向上等に効果があります。
筋肉を伸ばした状態で静止させるなどラグビーのトレーニングでは日常的にしない動作が多く、スタッフはもとより選手でも悪戦苦闘していました。
才田修二選手のコメント
「自分の体幹のなさに気づかされました。これからしっかりとトレーニングして強い体を作っていきたいと思います。」
午後になると、選手はホテル近くの次郎六郎海水浴場に移動し、14時から2時間、4チームに分かれてビーチバレーとビーチタッチを行いました。前日午後から続いていた雨も明け方までに上がり、晴天のもとアウトドアでプレーすることができました。ボールが強風で流されたり、砂地に足を取られて転倒したりといった場面もありましたが、選手に大きな怪我もなく日頃のトレーニングとは趣向を異にする運動で楽しく汗を流しました。
前田監督の「勝ちにこだわる」という矜持もあり、最下位のチームにはメンバー全員に海に入水させるという厳しい罰ゲームが課されました。こうしたペナルティを与えることで選手たちの勝利に対する貪欲さが一層強まりました。
豊田大樹選手のコメント
「ビーチバレーとビーチタッチのプレーを楽しめました。今後、オンとオフとの切替えをしっかりとやっていきたいと思います。」
この日の夜も、19時30分からチームミーティングを約2時間行いました。前日とは趣向が異なり、選手のコンディションやチームの戦術を確認することをメインとしたものでした。
まず、キムヘッドトレーナーから3月・4月の選手のコンディションの説明があり、改善の必要がある選手に対しては目標が提起されました。その後、前田監督をはじめ、今田コーチ、ジョン・マルビヒルコーチ、阿部コーチとライナーズ選手との間で、今年度のチームの戦術について確認し合いました。