大和文化会「公開講座」を開催しました!
2019年7月 4日 (木)
梅雨で蒸し暑く小雨が降る中、多くの皆様にご参加いただき感謝申し上げます。
台風の直撃も免れ、無事に公開講座を開催することができました。
今回は「キトラ・高松塚古墳壁画の宇宙観」の演題で阪南大学教授 来村 多加史 先生にお話をしていただきました。
来村先生の軽妙なトークとキトラ・高松塚古墳壁画に関する深い知識、歴史的背景や多彩な画像を交えながらの分かりやすい解説に
時間を忘れて聞き入ってしまうような講演でした。
講演後には来村先生のサイン会も開催し、先生の著書「上下する天文」を手に順番待ちする方の長い列ができていました。
同書は、「構成した画家も描かれた時期もほぼ同じとされるキトラと高松塚古墳壁画の天文図はなぜ大きく異なるのか。」について、わかりやすく解説されております。
来村先生の著書「上下する天文」をお読みいただいたうえで現地へお越しいただくと、より深く古代人の思いに浸ることができるのではないでしょうか。
(高松塚古墳)
https://www.kintetsu.co.jp/spot/spot_info/spot0000208.html
(キトラ古墳)
https://www.kintetsu.co.jp/spot/spot_info/spot0000220.html
さて、月例講演会もまもなく開催いたします。
次回は独立行政法人 国立文化財機構 奈良文化財研究所所長の松村 恵司 先生。
テーマは「藤原宮の幢幡遺構が語るもの-文物の儀ここに備われり」です。
果たしてどのようなお話が展開されるのでしょうか。楽しみですね。
多くの皆様のご来場をお待ちしております!