奈良大和路の歴史と文化に親しむ

奈良大和路の歴史と文化に親しむ

     

大和文化会からのお知らせ

« 2018年11月 | メイン | 2019年1月 »

2018年12月

12月7日(金) 第8回 今年最後の例会を開催しました

2018年12月27日 (木)


前回に引き続き平日開催となった今年第8回目の例会。
会場のリニューアル工事の影響により、例年とは異なった開催間隔となっているため、
前回から1週間後の開催となりました。
2週連続での開催となったにも関わらず、多くの会員の皆様にご来場いただき、ありがとうございました。


今回は「蘇我氏と物部氏~仏教受容をめぐって~」の演題で、
京都女子大学名誉教授の瀧浪貞子先生にご講演いただきました。
蘇我氏と物部氏の仏教を巡る話題となると、どうしても崇仏派と廃仏派という観点の
イメージが強いかと思われますが、今回の講演ではそれにとどまらず、
蘇我氏と大王家、大化改新の意味など瀧浪先生独自の視点で大きなスケールで語っていただきました。
先生の穏やかな語り口もあり、講演に引き込まれた会員様も多かったのではないかと思います。


さて、今年の例会は本日で終了。次回は新年となります。
次回の例会は1月19日土曜日。
「古代の日向とヤマト王権~5世紀代における日向系王族の動静を探る~」の演題で、
堺女子短期大学 名誉学長・名誉教授 塚口義信 先生にご講演いただきます。
寒さ厳しい時期での開催となりますが、皆様是非足をお運びください。

11月29日(木) 第7回例会を開催しました

久しぶりの平日開催となった今年第7回目の例会。

晩秋の気配漂う中「聖武天皇~大仏造立への道~」の演題で、

兵庫県芦屋市の滴翠美術館館長 東野治之先生にご講演いただきました。

平日開催にも関わらず沢山の方にご参加いただきありがとうございました。



朴訥とした語り口で展開されるアカデミックな内容に、大学時代の講義を思い出しました。

聖武天皇といえば大仏、仏教というイメージが強い中で、

天皇の美濃・伊勢方面への行幸とそれの持つ意味、天皇自身の自己認識などの解説は新鮮であり、

単調な歴史の世界が鮮やかに彩られるような感覚になりました。

「歴史を学ぶ」というのは奥深いものであるとあらためて認識した次第です。




 さて、次回の例会は12月7日金曜日。

「蘇我氏と物部氏~仏教受容をめぐって~」の演題で、

京都女子大学名誉教授 瀧浪貞子先生にご講演いただきます。

次回も平日開催となりますが、是非足をお運びください。



【奈良大仏(東大寺)へのアクセス】

 東京より東海道新幹線で京都駅まで。

 京都駅にて近鉄線へ乗換え。

 奈良駅まで特急利用で約35分。

 奈良駅から徒歩約15分またはバス。

 東大寺URL :  http://www.todaiji.or.jp/