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12月24日(日)、愛知・パロマ瑞穂ラグビー場にてコカ・コーラレッドスパークスとの試合に臨みました。
8月に始まったトップリーグも、いよいよリーグ戦最終節。前節の敗戦でカンファレンス内の最下位が決定したライナーズですが、トップリーグに残留するためにも1月の順位決定トーナメントに向けて内容のある勝利を収めたいところです。
【前 半】
ほぼ無風のなか、11時30分にライナーズのキックオフで試合が始まりました。ここ数試合は開始直後の失点が続き、試合の入りが課題でしたが、SO野口の深めのキックからしっかり前に出てコカ・コーラのアタックを敵陣へ釘付けにします。アタックに転じてからもセットプレーを中心に押し気味にプレーを続けます。特にスクラムではコカ・コーラを圧倒し、優位に試合を進めます。
9分にはスクラムで得たペナルティからSO野口のPGで3点先制し、課題だった試合の入りはクリア。しかし、トライになかなか結びつけられません。
その後もほとんどの時間を敵陣でプレーしていましたが、22分、密集からターンオーバーされると、そのままライン側を一気に突破されてトライを奪われ、3-7と逆転されます。さらに25分にも敵陣でのターンオーバーからトライを献上して、3-12。敵陣へ攻め込みながらミスからあっという間に失点し、連敗中ゆえの悪い流れをなかなか断ち切れません。
しかし、ここからスクラムを軸に反撃を開始します。32分、敵陣のゴール前で何度もスクラムで圧倒。コカ・コーラFL桑水流にシンビンが出ると、もう一度スクラムを選択。完全に押し勝ってゴールラインへ迫ると、No.8イオプアソがサイドアタックからトライ寸前まで迫り、さらにSH金が素早くラックからインゴールへ持ち込み、待望のトライを奪います。SO野口のコンバージョンも成功して、10-12。
41分にもゴール前の左スクラムから右へ展開し、WTB森田がタックルされながらもボールをグラウンディングしてトライ。コンバージョンは失敗しますが、15-12と逆転して前半を終了します。
【後 半】
後半に入っても、SO野口、FBマシレワのキックを中心に敵陣に入りますが、ホールディングの反則を続けてしまい、5分にPGで15-15の同点に追いつかれます。それでもスクラムで確実にリズムを作っていき、敵陣に入ってからはラインアウトからのモールで大きく前進します。
後半8分、敵陣でのマイボールラインアウトで呼吸が合わないながらもトンプソンのスーパーキャッチからモールでゴール前へ。ラックからのパスが多少乱れたものの、最後はLO松岡が飛び込んでトライを奪います。コンバージョンも決まって、22-15。
さらに18分にもゴール前のスクラムから展開し、PR浅岡が飛び込んでトライ。29-15と点差を広げます。
今シーズン初となる3トライ差以上のボーナスポイント獲得が期待されましたが、後半30分に自陣のコカ・コーラボールラインアウトから1トライを返され、29-20とされます。
それでも38分に途中交代のSO重光が独特のステップから抜け出してトライを奪って36-20とし、このまま試合終了。
ボーナスポイントは獲得できませんでしたが、10月1日の第6節宗像サニックス戦以来となる勝利を掴みました。
原点に帰り、キックとセットプレーそしてモールで優位に立って5トライを奪いました。スクラム時のボールキープなどの課題が残りましたが、順位決定トーナメントに向けて改善していきます。引き続きご声援よろしくお願いします。
坪井監督コメント
「本日のトップリーグ開催にあたり、愛知県協会始め関係者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
リーグ戦の最終戦、そして今年最後のゲーム。日頃の個人の努力を、家族・ファン・会社の方々その他支えてくださる皆様に、プライドと闘争心を持って80分間ピッチで見せようと臨みました。
我々の武器であるセットピース、スクラム・モールで大きなプレッシャーを相手に与えて優位に立てたことが勝因です。また、我慢が必要な局面で日頃のハードワークを生かし、コーラさんを上回れたのが結果に繋がったと思います。ピッチで身体を張ってくれた樫本キャプテンを始め、選手に感謝したいです。
次の順位決定トーナメント(対サニックス)も、しっかり努力して今回以上のベストを尽くした準備をして臨んでいきたいと思います」
樫本キャプテンコメント
「本日はありがとうございました。試合前から『FWで相手を圧倒しよう』と話していました。それは実行できたと思います。FWからプレッシャーをかけて、チームに勢いをつけることができました。ただ、単純なミスからターンオーバーされてトライを奪われるのはシーズンを通して同じで、今日もそれが出てしまったと思います。年明けのトーナメントではそこを必ず修正したいと思います」
試合の写真はフォトギャラリーをご覧ください
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https://blog2.kintetsu.co.jp/photo_gallery/2017/12/2017-2018-93df.html
(写真:加守 理祐)
トップリーグ2017-2018 第13節が2日後に迫りました!皆さまのご来場をお待ちしています!
【試合案内】
■名 称 ジャパンラグビートップリーグ2017-2018 第13節
■日 時 2017年12月24日(日) 11:30キックオフ
■場 所 パロマ瑞穂ラグビー場(愛知)
■対戦相手 コカ・コーラレッドスパークス
■グリーティングタイム 「パターン①」
※グリーティングタイムの詳細については、こちら
※当試合の後に、トヨタ自動車vs神戸製鋼の試合があります(14:00KO)
【ライナーズ受付案内】
■受付時間 10:00~12:10(ライナーズ試合の前半終了まで)
■グッズ販売 な し
■ライナーズ関連イベント な し
12月17日(日)、『ノーサイドクラブ(東京都豊島区)』で行われたトークライブに、トンプソンルーク選手と重光泰昌選手が出演しました。
司会はラグビージャーナリストの村上晃一さん。以前よりラグビーファンの方々から「トンプソン選手のトークライブを関東でも開催して欲しい」との声が村上さんへ寄せられていたそうで、トップリーグ第12節の東芝戦に合わせて実施されました。
なお、当初はトンプソン選手と豊田選手が出演予定でしたが、豊田選手が試合で怪我をしたため、大事をとり急遽代役として重光選手が出演することとなりました。
ライナーズ12年目のトンプソン選手と同15年目の重光選手の大ベテラン2人による、軽妙で関西のノリ満載なトークで会場は大いに盛り上がりました。
当日の東芝戦の振り返りから始まり、それぞれのライナーズでの思い出や家族さらには引退後についてまで話は及びました。
その後は参加者からの質問タイム。「生まれ変わったらやってみたいポジションは?」との質問に、「めっちゃ脚が速かったらNo8をやってみたい」と重光選手。また、「コーチから言われた言葉で印象に残っているものは?」との質問に対し、トンプソン選手が「『大切なのは、体の大きさでもなく、スピードの大きさでもなく、ハートの大きさだ』という言葉です」と話した時は会場中から拍手が起こりました。
トークライブが終わった後はサイン会&握手会、そしてプレゼント賞品をかけたジャンケン大会が行われ、大いに盛り上がりました!
参加いただいた皆様、有難うございました!これからもトンプソン選手と重光選手、そして近鉄ライナーズを宜しくお願いします!
12月17日(日)、残り2戦となったリーグ戦でレッドカンファレンス6位以上の可能性に賭け、埼玉県・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で東芝ブレイブルーパスと対戦しました。
【前 半】
ここ数試合、試合開始後すぐに相手にトライを許していることもあり、試合の入りが課題でした。しかし前半2分、SO野口の深めのキックオフからボールを回してフェイズを重ねていましたが、SO野口からのパスを東芝SH小川にインターセプトされあっさりと独走トライを許してしまいます。
さらに前半9分には、自陣22mライン内でアドバンテージを与えると、相手のキックパスからのこぼれ球をCTBカフイにボールを奪われて、2トライ目を献上します。
熊谷名物である強風が、前半は風上。それを利して前節から改善されつつあったアタックでなんとか状況を打開しようと試みますが、東芝のディフェンスの上がりが早く、強烈なプレッシャーを受ける場面が目立ちます。相手ディフェンスの選手に先にパスコースに入られ、選択肢が少ない中でのアタックを強いられ、攻めつつも後ろに下げられる展開が続いてしまいます。自らの強みであるスクラムでも、東芝の強さとうまさに後手を踏み、ペナルティーを犯すなど攻め手がありません。
14分には自らのパスミスからボールを奪われ、さらに東芝のプレッシャーに対抗することができず、ずるずるとディフェンスラインを下げられます。最後はSH小川にこの日2つ目のトライを奪われます。
その後も19分にはCTB松延、28分にはWTB宇薄に、38分にはPR湯原に立て続けにトライを許し、FWとBKが一体となってアタックを繰り出す東芝に前半だけで6トライを奪われます。ライナーズはほとんどボールを持つことができず、少ないアタックでもミスが頻発し、東芝にボールを奪われてピンチを作り、0-34と大差をつけられて前半が終了しました。
【後 半】
後半のスタートから、王、才田、佐藤を投入して立て直しを図ります。それが功を奏したのか後半8分、ハーフウェイライン付近のスクラムでプレッシャーを与え、ペナルティーを得るとそのまま素早く展開し、FBマシレワがディフェンスを突破。華麗なステップと鮮やかなスピードでインゴールへ走り込み、この日初めてのビッグゲインでトライを奪います。SO野口のコンバージョンも成功して、7-34。
さらに、FWでも相手にプレッシャーを与えて東芝のアタックをスローダウンさせ、前半のように後手を踏むことが少なくなります。ゴールラインを背にしたディフェンスでも、ボールを奪い返し、敵陣深くまでCTBアーウォンが攻め上がるなど、勢いが増してきます。
29分、敵陣のラックでターンオーバーすると、途中出場のSH森が素早くパスアウトしてNO8イオプアソへ。うまくゲインした後にFBマシレワがここでもうまくディフェンスを外し、残りの30mを走りきって、この日2つ目のトライを奪います。コンバージョンも成功し、14-34と追い上げます。
さらに点差を詰めたいところでしたが、東芝が日本代表LO大野、FLリーチを投入すると再び後手に回ることが多くなります。後半30分すぎから途中出場のSH藤原、CTB石井に連続して3本のトライを献上。結局14-51と今シーズン最多失点で試合を終えました。
3勝9敗となりカンファレンス最下位が確定しました。6試合勝利から遠ざかっていますが、次のコカ・コーラ戦に勝ち、順位決定トーナメントへ弾みをつけたいと思います。引き続きご声援をよろしくお願いします。
坪井監督コメント
「初めに本日の試合に際しまして、埼玉県協会をはじめ関係者の方にお礼申し上げます。先週の神戸戦から良い準備をして臨みましたが、開始早々にインターセプトをされ、前半はその流れを引きずってしまいました。後半はズルズルと流されず、チームのディフェンス・アタックシステムを局面局面で示せた事は今後に繋がるポジティブな事です。ラグビーはベースにメンタルがあります。次のコーラ戦では体を張る『戦う姿勢』を80分間示したいと思います」
樫本キャプテンコメント
「本日はこのような素晴らしい会場で試合をさせていただき、有難うございました。東芝さんのアタックは想定内でしたが、前半序盤のフィジカルバトルで後手に回りました。スクラムでも手ごたえはあったのですが、こちらの強みを上手く消されました。結果はしっかりと受け止め、次戦に向けて『メンタル』の部分から変えていきたいと思います」
試合の写真はフォトギャラリーをご覧ください
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(写真:石坪 隼)
トップリーグ2017-2018 第12節が3日後に迫りました!皆さまのご来場をお待ちしています!
【試合案内】
■名 称 ジャパンラグビートップリーグ2017-2018 第12節
■日 時 2017年12月17日(日) 11:30キックオフ
■場 所 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(埼玉)
■対戦相手 東芝ブレイブルーパス
■グリーティングタイム 「パターン②(2)」
※グリーティングタイムの詳細については、こちら
※当試合の後に、パナソニックvsリコーの試合があります(14:00KO)
【ライナーズ受付案内】
■受付時間 9:50~12:10(ライナーズ試合の前半終了まで)
■グッズ販売 な し
■ライナーズ関連イベント な し
リーグ戦も残り3試合。もう1つも負けられないなか、ライナーズは12月9日(土)、伝統の阪神ダービー・神戸製鋼戦を神戸総合運動公園ユニバー記念競技場にて戦いました。なお、近鉄グループホールディングス株式会社 山口昌紀 相談役が前日に逝去したことに伴い、ライナーズの全選手が腕に喪章を着けて試合に臨みました。
【前 半】
若干の風上の中、キックオフ。SO野口、FBマシレワのキックで優位に立ちたいところでしたが、試合開始早々の3分、FBマシレワのキックをチャージされ、自陣深くで相手ボールのラインアウトとなり、その後タックルミスからSOイーリに先制トライを奪われます。コンバージョンも決まって0-7。
16分には自陣22m内のディフェンスが左サイドに偏ってしまい、キックパスで右サイドに振られてWTB林にトライを許し、0-14。試合序盤で試合の主導権を握られてしまいます。
さらに22分にもPGを決められて0-17となりますが、ここからようやくライナーズのアタックに勢いが出てきます。風上を利して、キックのエリア取りで優位に立ち、23分にテンポの良いアタックからFL田淵がインゴールに飛び込みます。これはオブストラクションの判定でノートライとなりますが、これに気落ちすることなくその後もライナーズが優勢に試合を進めます。
29分に自陣10mライン付近での神戸製鋼ボールスクラムを完全に押し勝ってNo.8イオプアソがスティール。相手選手が誰もいない左サイドを走ってゴールライン手前5mまでビッグゲイン。インゴール直前でディフェンスされたものの、冷静にFL田淵にパスを出し、一気に右へボールを回すとFBマシレワがディフェンスをかわしてトライを奪います。相手ディフェンスを完全に崩してのトライに、スタンドのライナーズファンから大きな声援が起こりました。SO野口のコンバージョンも成功し、7-17。
その後もライナーズペースで試合が進みますがスコアには至らず、7-17のまま前半を終了します。
【後 半】
前半の追い上げムードのまま、後半は是が非でも先にスコアして点差を詰めたいところでしたが、開始直後から神戸製鋼の攻勢にさらされ、6分に自陣のラックのターンオーバーからトライを奪われて7-22とされます。13分にSO野口のPGで10-22としますが、16分に敵陣でのパスミスを神戸製鋼CTB山中に奪われて独走トライを許し、7-27。自分たちのミスからスコアされ、点差を広げられてしまいます。
その後はライナーズが臆せず攻め続けます。途中出場のCTBアーウォン、No.8イオプアソ、FBマシレワがゲインを繰り返し、試合を優位に進めるなか、20分に敵陣左サイドでFLトンプソンがゲイン。その外でフォローするWTB島にボールをつなげると、スピードを活かして残り20mを走りきり、そのまま飛び込んでトライ。難しい角度からのコンバージョンをSO野口が決めて17-27と10点差とし、逆転への望みをつなげます。
さらにアタックを続けるライナーズでしたが、課題のラインアウトや、パスの精度が悪くFWでの優位性とスピードを活かせません。逆に不用意なペナルティーやミスを神戸製鋼に確実にトライに結び付けられ、後半36分で17-39と試合を決められてしまいます。
38分、FLトンプソンがディフェンスを交わし続けて約30m走りきりトライを奪って意地を見せます。ホーンが鳴ってからもチーム一丸のアタックを試みましたが、ここでも敵陣でのパスミスからボールを蹴り出され、結局22-39のスコアで試合終了。
今シーズン一番のアタックを見せつつも、相次いだミスを確実に得点に結びつけられ、点差をつけられての敗戦となりました。課題となったプレーの精度にフォーカスし、次節の東芝戦に必勝を期して準備していきます。引き続きのご声援をよろしくお願いします。
坪井監督コメント
「本日の試合に際しまして、兵庫県協会をはじめ関係者の皆様に御礼を申し上げます。前節から中5日という短い準備期間でしたが、自分たちの強みをさらに磨こうと準備してきました。感想を申し上げますと、悪いところと良いところがはっきり出た試合でした。開始早々キックチャージに始まりラインアウトミスやタックルミスといった自分たちのミスで相手にスコアさせてしまいましたし、良いアタックができているにも関わらずパスの精度が悪く相手のスコアに繋げられました。ポジティブな面でいえば、強みであるスクラムでターンオーバーしてトライに繋げることができましたし、最後まで諦めずアグレッシブにアタックする姿をお見せすることができました。来週は東芝さんが相手で強豪との対戦が続きます。ベストな準備をして臨みたいと思います」
樫本キャプテンコメント
「本日は素晴らしい会場で試合をさせていただき、有難うございました。自分たちのアタックやディフェンスの改善点が明確に見えた試合でした。敵陣へ入ってから攻めきれなかったことと、自分たちのミスで相手に流れを与えてしまったことを修正して次の試合に活かしていきたいと思います。」
試合の写真はフォトギャラリーをご覧ください
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(写真:加守 理祐)
近鉄ライナーズは普及活動の一環として、会社が学生を対象に実施するインターンシップ研修でラグビー研修を実施しています。
前回11月7日(火)に続き、12月5日(火)に近鉄西大寺スポーツセンターにて、近鉄グループホールディングス㈱のインターン学生20名を対象にラグビー研修を行いました。
最初にラグビー運営部の事業説明を行った後、ラグビー体験を実施しました。ラグビー体験には森選手、高島選手、熊崎選手、金選手が講師として参加し、ラグビーの基本プレーであるパス、コンタクトを中心に体験してもらいました。
「まさかインターンでラグビーをするとは思いませんでした」と多くの学生が驚いていましたが、全員で積極的に取り組み、ラグビーを楽しんでもらいました。
これを機に是非ラグビーに興味を持っていただき、近鉄ライナーズを応援してください!
トップリーグ2017-2018 第11節が2日後に迫りました!皆さまのご来場をお待ちしています!
【試合案内】
■名 称 ジャパンラグビートップリーグ2017-2018 第11節
■日 時 2017年12月9日(土) 13:00キックオフ
■場 所 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(兵庫)
■対戦相手 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
■グリーティングタイム 「パターン②(2)」
※グリーティングタイムの詳細については、こちら
【ライナーズ受付案内】
■受付時間 11:30~13:40(ライナーズ試合の前半終了まで)
■グッズ販売 あ り
【ライナーズ関連イベント案内】
オリジナル応援ハリセン配布
サポーターズクラブ会員様限定
上記試合にお越しいただいたサポーターズクラブ会員(当日入会者も含む)に、オリジナル応援ハリセンを配布します。当試合のみの限定グッズです。ハリセンを叩いて、ライナーズの応援をお楽しみください!
ポッカサッポロドリンクプレゼントキャンペーン
サポーターズクラブ会員様限定
内容については、こちら
抽選会
サポーターズクラブ会員様限定
内容については、こちら
11月のウィンドウマンスも明けて、トップリーグが再開。えがお健康スタジアム(熊本)にて昨年度の王者サントリーサンゴリアスと対戦しました。一昨年は見事な勝利をもぎ取りましたが、昨年は開幕戦で1点差の敗戦。リベンジを期して挑みました。外国人枠を考慮してNO8イオプアソをリザーブ、11月に合流したばかりの新戦力のCTBナイジェル・アーウォンをスターティングメンバーで起用し、バックスのアタック強化を意識したメンバーで臨みます。
まず先制はサントリーでした。キックオフからテンポの良いアタックでライナーズ陣内に入ると、10mライン付近でループパス。ライナーズディフェンスが薄くなった内をCTBマグネイに突かれて一気にインゴールまで走られてしまいます。コンバージョンは外れて0-5。簡単にサントリーペースでトライを許します。
それでも、その後は相手の好きにさせません。接点では後手を踏みながらも、要所要所でサントリーのアタックのテンポを遅らせて粘り強いディフェンスで対抗し、追加点を許しません。
得点はビハインドながらもゲームの主導権を握りつつあるかに見えましたが、20分過ぎ、攻め込みながらもミスで得点に結び付けられず、エリア取りで後手を踏むと、続けてペナルティを犯してしまいます。サントリーはすかさずゴールライン前まで攻めると、27分、SO小野がグラウンドの端から端まで蹴り込んだキックパス。WTB長友に抑えられ、トライを奪われます。コンバージョンも決まって0-12と突き放されます。ディフェンスは機能しているものの、アタックでは自分たちのミスから良い流れを継続できません。
しかし30分を過ぎたあたりから、ライナーズのアタックに勢いが増します。SO野口の精度が高いパスにWTB矢次、CTBアーウォンが応え、よく前に出られるシーンが目立つようになります。
ついに36分、22m内でフェイズを重ねてゴールライン際まで迫ると、ラックからボールを持ち出したSH榎本が自ら持ち込んでトライを奪います。SO野口のコンバージョンは外れたものの5-12と追い上げ体制に入り、前半を終了します。
【後 半】
後半に入ってもライナーズの勢いは続きます。1分、密集でターンオーバーするとSH榎本が敵陣深くへキック。点々とするボールに自分から働きかけ、サントリーのボール処理に絡んでペナルティを得ます。残り5mのマイボールラインアウトという絶好のチャンスでしたが、サントリーにボールを取られてしまいます。その直後に再度残り5mでマイボールラインアウトを得ますがまたも失敗、スコアには至りませんでした。
このチャンスをものにできなかったことが影響してか、その後ライナーズはオフサイドを連発してしまいます。サントリーは常にアドバンテージを得ながらアタックできる状況となり、ライナーズは劣勢に立たされます。12分にサントリーにPGを決められて5-15と10点差に広げられ、さらに直後のアタックでこの試合動きのよかったSH榎本が負傷交代をすると、完全に流れはサントリーへ。
17分には大外へのパスを奪おうとしたFBマシレワがインテンショナルノックオンでペナルティトライを献上。5−22に点差を広げられ、さらにシンビンで14人に。その後もサントリーにゲームを支配され、28分と38分にラインアウトからモールを押し込まれてトライを献上。ライナーズ最後のアタックも、密集でのノックオンで試合が終了しました。
5-34と力差を感じさせられる敗戦となりました。前節NEC戦の課題だったラインアウトはこの試合でも精度が低く、致命的なミスが目立ちました。ディフェンスは自分たちの形を維持でき、アタックの精度も高まりつつあります。次節、神戸製鋼戦に向けて集中力を高め、しっかり準備して挑みます。
引き続きのご声援よろしくお願いします。
坪井監督コメント
「はじめに昨年4月の熊本県での地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。また、近鉄が熊本でトップリーグの試合をするのは初めてでしたが、ご尽力いただいた熊本県協会や関係者の皆様に御礼申し上げます。前半は準備したことを出せましたし、王者サントリーを倒しに行こうとするメンタリティーを選手は見せてくれたと思います。ただラインアウトなど自分たちのミスでチャンスを潰してしまい、後半は課題であった規律も乱れてペナルティが増えてしまいました。もっと良くできた事にフォーカスして、次の神戸戦もしっかり努力して今回以上のベストを尽くした準備をして臨んでいきたいと思います」
樫本キャプテンコメント
「本日はありがとうございました。サントリーさんのアタックのテンポを何とかして自分たちのディフェンスで殺していこうと考えていました。ディフェンスが多くなるのは分かっていましたし、そこは良い準備をして臨めました。前半はやりたいことが出せましたが、後半の入りで獲り切れなかったのが響きました。あそこで取っていればもっと締まった試合にできたと思いますが、サントリーさんの我慢の方が上でした。点差は開きましたが得るものもありましたので、次の神戸戦に向けて準備していきたいと思います」
試合の写真はフォトギャラリーをご覧ください
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(写真:加守 理祐)