【マッチサマリー】春のオープン戦 リコーブラックラムズ戦
5月31日(土)13時キックオフ
近鉄ライナーズ 対 リコーブラックラムズが
近鉄花園ラグビー場で行われました。
今回で39回目をむかえる伝統の定期戦です。
毎年激しい肉弾戦が繰り広げられます。
通算戦績は近鉄の16勝20敗2分です。
試合当日は先週末と同じく真夏を思わせるような日差しです。
先週末サニックス戦の課題を一歩一歩改善し、進化していきたいところです。
ホーム近鉄花園ラグビー場。第2グラウンド観戦スタンドはライナーズフラッグが掲げられ、熱いサポーターの檄が試合前に飛び交います。
今日はそれに応えたいライナーズです。
新加入の永下選手が2番フッカー、ウィンターステイン選手が13番センターで先発出場します。
【前 半】
18分
(リコー)ハーフラインから10番重光選手が蹴ったボールをリコー9番中村選手がキャッチ後カウンターアタック、8番ブロードハースト選手、13番キニキニラウ選手とパスで繋ぎ、左中間にそのままトライ。ゴールも成功。0-7。
34分
(リコー)自陣22m付近リコーボールラインアウト、リコーボールを4番松岡選手が反応良くキャッチしてターンオーバー、その後大きくバックス展開し13番ウィンターステイン選手が突進するもターンオーバー。その後リコーに10フェイズ重ねられ最後はラックサイドを5番生沼選手に突かれトライ。ゴールも成功。0-14。
37分
(近鉄)敵陣5m、ペナルティキックを得て9番森選手がタップキックでクイックスタート、
6番ラトゥイラ選手、1番豊田選手が力強く縦突破、ラック後2番永下選手がサイドを突きタックルを受けながらも粘り強く体を伸ばしトライ。ゴールも成功。7-14。
41分
(近鉄)敵陣22m付近、近鉄ボールラインアウト、キャッチ後モールを形成、その後ラトゥイラ選手がサイドを突いてラック、テンポよく出し12番吉川選手がゲイン、ラック後2番樫本選手がサイドを凄まじい勢いで突いてゲイン、その後ポッカリ空いたリコーディフェンスの穴を9番森選手が鋭く突いてトライ。ゴールも決まり。14-14 同点。
【後半】
2分
(リコー)ハーフライン、リコーボールラインアウト、キャッチ後リコー13番キニキニラウ選手ら強いランナーにゲインを許し一気に自陣深くまで攻め込まれます。テンポ良くフェイズ重ねられ、最後はリコー14番松本選手のアングルチェンジでディフェンスラインを切り裂かれトライ。ゴールも成功。14-21。
8分
(近鉄)敵陣5m、近鉄ボールラインアウト、キャッチ後モールを形成、サイドを6番ラトゥイラ・7番タウファ選手と繋ぎラック、いいタイミングでバックスへ、10番重光選手がスルッと裏に抜け最後は力強くゴールラインに飛び込みトライ。ゴールも成功21-21。
14分
(近鉄)敵陣5m、近鉄ボールスクラム、8番サモ選手がトリッキーにサイドを抜け、個人技でトライ。ゴールは失敗。26-21。
35分
(リコー)自陣10m、近鉄がアタックしていたボールをターンオーバーされ、自陣22mまで攻め込まれ、左タッチラインギリギリのラックから右に大きく展開、最後はリコー選手が8番サモ選手を振りきり右隅にトライ。ゴールも成功。26-28。
39分
(リコー)自陣22m付近、近鉄ボールラインアウトをスティールされ、リコーにテンポ良く5フェイズ重ねされ、最後は9番→10番→3番→14番と長いきれいなパスを通されトライ。ゴールは失敗。26-33。
【試合終了】
ライナーズはアタック時、ボールキャリヤーがボールをリリースするまでの一連のプレーで丁寧さに欠ける場面が数回あり、基本プレーの重要性を再認識したいです。
またここぞという時に自らチャンスを潰す場面がありました。(ラインアウトミス・ノックオンなど)過酷な状況下でも、正確性・クオリティーのあるプレーが求められます。
敗戦の中にも、ラトゥイラ選手のアタック・ディフェンス時でのアグレッシブさには目を見張るものがありました。
前半開始早々に見せた、永下・大隈選手のディフェンスラインが揃った中での出足鋭い強烈なタックルを、ライナーズは80分間コンスタントに見せたいところです。
次戦はNTTドコモレッドハリケーンズ。
共に大阪を本拠地とするチーム。
練習試合であれ、ホーム花園でこれ以上黒星を続けるわけにはいきません。
前田監督
アグレッシブにアタックする豊田キャプテン
2試合連続出場のウィンターステイン選手
吉川選手(左) 髙選手(右)
スローイングする永下選手
力強い走りの松岡FWリーダー
2試合連続トライをマークした森選手
ウイングで先発出場の隅中選手
攻守で大活躍ラトゥイラ選手
常に激しいプレーの田中選手
アフターマッチファンクションの様子
リコーメンバーをお見送り ノーサイドの精神です
「写真提供:加守写真事務所」