ライナーズの成選手、樫本選手、壇辻選手、北村選手の4人が7月6日和歌山県の田辺高校グラウンドにおいて、梅干しジュニアクラブの子どもたち30人に対して「ラグビー教室」を行いました。
また、ラグビー教室終了後には、田辺高校ラグビー部員にも指導しました。
北村選手コメント
「ラグビーの動きの基本と楽しさを知ってほしいと思って指導しました。子どもたちは、すごく元気で、動きも良かったです。今日はたくさんのこどもたちが参加してくれたが、もっともっと広くラグビーの楽しさを伝えられるように頑張ります。」
7月18日(木)大阪市・北浜駅近く、ラグビー普及促進居酒屋「ラグビー部マーラー」での恒例のトークライブに、ゲストとして近鉄ライナーズの豊田大樹選手(FWリーダー)、そして森田尚希選手(バイスキャプテン)が参加しました。
ラグビージャーナリストの村上晃一氏が進行役を務め、爆笑トークあり、お楽しみ抽選会ありなど、会場は終始楽しい雰囲気に包まれていました。
ご参加いただいた皆様、ラグビー部マーラーの皆様、ありがとうございました!
詳しくは【村上晃一 ラグビー愛好日記】をご覧ください。こちら
7月17日(水)、ライナーズの選手・スタッフがJADA(公益財団法人 日本アンチ・ドーピング機構)の松本 學講師をお招きして、アンチ・ドーピングについての講習を受けました。
ドーピングが、フェアプレイの精神に反する事、健康を害する事、反社会的行為である事などを再認識する事ができました。又、真のスポーツマンとしての自覚と責任を持つことの重要性を学びました。
ご多忙の中、松本講師ありがとうございました。
選手達は終始、皆真剣な表情で聞き入ってました。
■ ドーピングとは?
ドーピングとは、競技力を高めるために薬物などを使用したり、それらの使用を隠したりする行為です。スポーツの精神に反するとして、禁止されています。どういう行為が当てはまるかは世界ドーピング防止規程(WADA Code)に定められており、意図的ではなく不注意であっても、制裁の対象となります。
7月18日(木)大阪市・北浜駅近く、ラグビー普及促進居酒屋「ラグビー部マーラー」での恒例のトークライブに、ゲストとして近鉄ライナーズの豊田大樹選手(FWリーダー)、そして森田尚希選手(バイスキャプテン)が参加致します。
豊田選手
森田選手
日時:7月18日(木) 午後7時30分開演(午後7時より開場)。
場所:ラグビー部マーラー(大阪市中央区東高麗橋5-6南野ビルB1)
進行:村上晃一氏
トークライブについて、詳しくはこちら
変わらないもの、いや、変わってはいけないものが近鉄ライナーズにはある。
春シーズン最終戦、コカ・コーラウエストレッドスパークス戦は敵地、福岡市のさわやかスポーツ広場で19―21と逆転負けした。現状のベストメンバーで臨んだ6月29日の敗戦に輝きを放ったのは、身長はわずか170センチのFL大隈隆明だった。トップリーグのFWプレーヤーとしてはもっとも小さい1人に数えられる、ライナーズ9年目のFLは、10代から変わらない高いワークレイトで、ボールに絡み続けた。
「自分の持ち味は仕事の質と量。常にどんなプレーでもさぼらない。」
前半4分、自陣ゴール前ラックで左サイドから素早く相手SHをスイープした。寝込んでいる人間と大差ない低い姿勢から、一気に体を当てに行った。残ったボールはSH金哲元からBKへ。ターンオーバーで失トライのピンチを防いだ。同18分には、突っ込んで来たコカ・コーラLO川下修平の太ももに、真っ直ぐに頭と肩をぶち当てた。自分より15センチも高い、185センチに躊躇(ちゅうちょ)なし。ユニークな動きを見せたのはモールで先制トライを奪った前半10分。ラインアウトで2番目に入り、ボールを獲得した。170センチの大隈をコカ・コーラはノーマーク。キャッチャーとしてラインアウトモールの軸になり、貢献した。
ライナーズでの主将経験もある大隈に、前田隆介監督の信頼は厚い。
「ウォーミングアップから黙々とルーティーンをこなす。その姿に練習や試合への本気さがひしひしと感じられる。だから一言一言に重みがある。リーダーの資質を持っている」
30歳になった大隈は、島根・江の川高校(現石見智翠館)から法政大学に進み、FL一筋にボール獲得の最前線で体を張った。スモール・ボディーを支えたのは高校時代、ラグビーのオフシーズンの3~7月に取り組んだボクシングや相撲で培った闘争心だった。15人で勝負を決めるラグビーと1人で勝敗全てを背負うボクシングは違う。「四角いジャングル」と評されるロープで囲まれたキャンバスからは逃げることも、加勢を頼むこともできない。楕円球を追う人間としては異色の孤独な戦いが、日本最高峰のリーグで、身体的ハンディを背負いながら、何物にも屈しないメンタルが磨かれた。ミドル級でインターハイに出場した経歴や元世界チャンピオン、具志堅用高にプロ入りを口説かれた経験は、その体の小ささからはうかがい知れない身体能力の高さを物語る。
30代に突入して、知恵もついた。ただ、がむしゃらにトレーニングを続けていた20代に比べて、準備やケアの大切さを実感する。
「これまではストレッチやアイシングに力を入れてこなかったが、昨年、ふくらはぎの肉離れをしてから、そういうことに重点を置くようになった」
一目置くプレーヤーはサントリーサンゴリアスFLのジョージ・スミス。オーストラリア代表として、「世界最高のオープンサイドFL」の称号を手に入れた男に、大隈は範を求める。スミスは、ワラビーズではジャッカルやリンクプレーが際立ったが、サントリーではペネトレーターとして欠かせぬ存在になっている。
「チームの求めるニーズに合わせて何でもできるプレーヤーになりたい。デカい選手が体を張るプレー、ボールを持っての突進などもしたい」
スミスの名前を挙げるように、FLにはこだわりがある。法大入学時やライナーズ入団時にはサイズを考え、HO転向が打診された。HOなら桜のジャージーをも狙えた。それでも今や190センチ近い身長が当たり前になったサードローから動かなかった。
「FLが好き。すべてが自分次第だから。フォローをサボればで楽にもなるし、きっちりと行けばしんどくもなる。それを自分で選べるポジション」
自律できる人間しか口にできない言葉が飛び出す。
ただし、試合そのものは大隈のパフォーマンスとは裏腹に黒星を喫した。
前半10分、ラインアウトモールからFLタウファ統悦がインゴールに飛び込んだ(ゴール失敗)。5-0と先制。同37分にはSO重光泰昌のキックをFB高忠伸がインゴールで押える(ゴール成功)。12-0で前半を折り返した。
玄界灘に臨む香椎にあるグラウンドは風がある。後半、ライナーズは風下に立った。5分、パスミスをつながれ、コカ・コーラエースのWTB築城昌拓に50メートルを走られ、失点する(ゴール成功)。12-7。16分にはSO重光がボディーバランスと体の強さでゴールラインを越えるが(ゴール成功)、23分にはラインアタックで右大外を破られ、19-14と再び5点差に詰め寄られた。試合が決まったのは後半42分、ゴール前でキックチャージをされ、トライを奪われ、決勝のゴールキックも決められた。
重苦しい雰囲気の中、大阪体育大学出身の新人LO山口浩平は後半から出場。ルーキーとしてはただ1人、グラウンドに立った。188センチ、105キロと22歳では完成された巨体を生かし、後半23分にはラックサイドに立ち、ボールを受けると低い姿勢でタックラーを跳ねのけ、ポイントの芯になるなど、社会人に引けを取らないコンタクト能力を見せた。
前田監督は評価する。
「あの場面、しっかりした体勢で、きちっとボールを出してくれた。新人ながらトップチーム相手にあれだけのプレーができるのは素晴らしい。ポテンシャルも高いし、鍛えていけばいい選手になる」
6戦した春シーズンは3勝3敗。豊田自動織機シャトルズ(19-12)、大阪府警(59-0)、NTTドコモレッドハリケーンズ(42-24)とホーム花園では勝利、トヨタ自動車ヴェルブリッツ(14-31)、リコーブラックラムズ(7-19)そしてコカ・コーラウエストレッドスパークスとアウェイ(遠征先)では敗北した。
前田監督は春シーズンを総括する。
「上積みのできた部分とできなかった部分がある。でも相対的には意識して取り組んでいることはできてきている」
今季は「立ってつなぐラグビー」を標榜する。その中でオフロードパスなどを使いながら、ラインブレイクを狙う。コカ・コーラ戦の後半11分、敵陣ゴール前でCTBジェフリー・イエロメが、相手ディフェンダーを懐に入れて粘ったところに、ブラインドサイドからWTB李陽が走り込む。奪うがごときパスを経て、李はインゴールにダイブした。相手タックラーにうまく側面から手を入れられ、トライ認定はされなかったが、このワンプレーに鍛錬の確かさが垣間見えた。
太田春樹主将はディフェンスの成長を口にする。
「ラインスピードを上げて、前で相手を捉えられようになってきた。これからはシーズンに向けて、もっと精度を上げて行きたい」。
今後は7月下旬、北海道・北見で行われる夏合宿を経て、8月31日にはトップリーグ開幕戦、パナソニック・ワイルドナイツ戦を迎える。残り2カ月と限られた時間の中で、さらなる高みへ到達するトレーニングは続けられる。
(文:スポーツライター 鎮 勝也)
6月28日-30日にモスクワのルジニキ・オリンピック・コンプレックスで開催されたラグビーワールドカップ・セブンズ2013にレプハ・ラトゥイラ選手が出場しました。
プールB 第1戦スコットランド戦・第2戦南アフリカ戦にはそれぞれ先発出場し、ボウル トーナメント準決勝グルジア戦・決勝ロシア戦にはそれぞれ1トライをマークする活躍を見せました。
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