お知らせ

2013年9月22日 (日)

大阪体育大学ラグビー部とフォワード合同練習を行いました

9月17日(火)近鉄花園ラグビー場にて、大阪体育大学ラグビー部とフォワード合同練習を行いました。

 

「関西からラグビーを盛り上げよう!」そんな思いから、ライナーズは関西の大学チームと積極的に合同練習を行い、お互いのレベルアップに繋がるよう努めています。

 

大阪体育大学ラグビー部の皆様、ありがとうございました!

 

【大阪体育大学 竹内主将コメント】

スクラムではパワーとテクニックで圧倒されましたが、何本かは体大のスクラムを組む事ができました。

関西大学リーグ開幕前に、トップリーグのチームと合同練習していただいた事は非常に良い刺激になり、自信に繋がる経験となりました。

私達の目標は、「大学選手権ベスト4」です。開幕の天理大学に勝利し、目標に向かって邁進していきたいです。近鉄ライナーズの皆様、ありがとうございました!

 

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2013年9月19日 (木)

【お知らせ】(追加)9/21強化試合 NTTドコモ戦について

9月21日(土)NTTドコモレッドハリケーンズと強化試合を行います。場所はドコモ大阪南港グラウンドで、12:00キックオフです。

 

皆様のご声援宜しくお願い致します!

 

ドコモ大阪南港グラウンド地図はこちら

【お知らせ】9/21強化試合 トヨタ自動車戦中止について

9月21日(土)近鉄花園ラグビー場で予定されていました、トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦は、相手チームの申し出により中止となりました。

2013年9月17日 (火)

トップリーグ第3節 コカ・コーラウエスト戦レポート 

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近鉄ライナーズはやっと勝った。

 プールBから、セカンドステージ上位リーグ戦に進む権利を有するトップ4チームに滑り込む希望を何とかつなげた。

 34-14。今季初白星はリーグ戦3戦目、今季トップリーグに昇格したコカ・コーラウエストレッドスパークスからだった。

 初戦のパナソニックワイルドナイツは0-46。2戦目のクボタ・スピアーズに17-22。出てきた勢いを持続させた。

 

 戦前、現役時代、日本代表FBとして13キャップを持つコカ・コーラの向井昭吾ゼネラル・マネジャー(GM)はライナーズに敬意を表した。

「ウチも近鉄もSOの日本人選手を育てようとする意志が見える。頑張っている。ラグビーを盛り上げるためには、SOは日本人であってほしい。人気がある頃には松尾(=雄治、日本代表キャップ24、明治大学、新日鉄釜石OB)、平尾(=誠二、同35、同志社大学、神戸製鋼OB、現神戸製鋼コベルコスティーラーズGM)らがいた。WTB大畑(=大介、同58、京都産業大学、神戸製鋼OB、現追手門学院大学客員特別教授)という時期もあったが、WTBはボールを持つ回数が少ない。ボールタッチが多く、目立つSOに日本人を起用しないと多くのファンを競技場に呼べないし、真に世界と戦っていけない」

 攻守をコントロールする「司令塔」と呼ばれるSOに、コカ・コーラは吉原渉、ライナーズは重光泰昌を置いている。現在、スクラムから5メートル離れなければならず、攻守のインパクト時によりパワーが要求されることや、ディフェンスシステムが構築され、キックの必要性が増したことなどで、安易に外国人起用するチームが多くなってきた。向井GMは2003年に日本代表監督として第5回ワールドカップに出場した経験などから、その流れに警鐘を鳴らす。同時にライバルとはいえライナーズに対して同調の念を持っていた。

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 チーム構成に対する信念が似ている両チームの対戦は長居スタジアムで行われた。サッカー日本代表や国際陸上など世界規模のイベントで使用されるスタジアムだ。観客席を包み込む両サイド鉄傘に組み込まれた白い照明の光度は高い。午後5時に開始される緑芝上のパフォーマンスを鮮やかに浮かび上がらせる。

 

 ライナーズはHO太田春樹主将が今季初先発。負けられない一戦で精神的支柱をスタートさせた。さらにLOトンプソンルークを2年ぶりにFLに下げた。LOには太田同様今季初先発となるトム・ホッキングスを起用した。LO松岡勇を含め、190センチ超えの選手3人を使い、ラインアウトを中心に高さでの圧倒を考えた。両WTBはルーキーの南藤辰馬と33歳のユーティリティープレーヤー、坂本和城を選んだ。若手とベテランのマッチングだった。

 前田隆介監督は説明する。

「トンプソンはFLができる。ホッキングスにはチームに活力を与えてほしい」

 6月29日、コカ・コーラのホーム、福岡・香椎で行われたオープン戦は19-21でライナーズが敗北。この一戦は雪辱の意味合いもあった。バックスタンドに向かって左にライナーズが陣取り、コカ・コーラのキックオフで試合は始まった。

 

 ライナーズは攻める。前半1分、敵陣10メートル付近でのPKでタッチキックを選択。PGを狙わずトライを取りに行く。ラインアウトはスロアーの太田とホッキングスの息が合う。2度ラインアウトモールを押し込むが、相手オフサイドとインゴールでグラウディングできず、得点できない。しかし、開始早々の敵ゴール前までのなだれ込みは、これまでには見られなかった積極性があった。

 前半10分、ライナーズはラインオフサイドから得たPGを重光が成功させ3-0とする。先制したのは今季3戦目で初めてだった。

 同24分には相手のノックオンボールを重光が獲り逆襲。ゴール前右のラックからSH金哲元が左サイドを突き、トライ。40分には再び金がインゴールに飛び込み、15-0と今季初めて前半リードで終了した。

 

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 後半開始早々はコカ・コーラの時間帯。4分、ゴール前のラインアウトモールを押し込み、FLソロモン・キングが5点をマークする。7分にはチップキックを追ったFB川口皓平が快足でボールを再確保し、トライラインを超えた。15-14と1点差。しかし、ライナーズは11分、ラインアウトモールから。フェイズを5回重ね、最後はFB高忠伸がインゴール左隅に飛び込んだ。虎口を逃れたライナーズは24分、途中出場のNO8ラディキ・サモが、27分には内返しをもらったWTBリコ・ギアがトライをマークして逃げ切った。

 

 勝利にかける執念があった。

 後半31分、インターセプトからの逆襲で右タッチライン際を快走したWTB松岡元気を重光がバッキングアップ。トライ寸前の右コーナーフラッグ付近でなぎ倒した。点数は34-14。5点を失っても大勢に影響はない。これまでのライナーズなら失点していただろう。その甘さを断ち切る重光のタックル。33歳の返りは、ライナーズの遅い目覚めを確信させた。

 

 前田隆介監督は共同記者会見で初めて笑みを浮かべた。

「やっと勝たせてもらって、ホッとしている。ゲームを追うごとにどんどんコミュニケーションが取れてきて、得点力は上がってきている」

 トンプソンもほおをゆるめる。

「今日勝って無茶苦茶うれしい。いいプレーができたと思う。FLはやったことのあるポジションなので問題はなかった」

 5月に右足首を手術。7月末に本格復帰した196センチの大男は精力的にボールを追った。リハビリ期間に5キロ増量の110キロになったが、ウエイトトレでのサイズアップのため、動きの悪さはない。今季3戦目で完全復活した。

 トンプソンは試合翌日の15日から17日まで、東京・府中のサントリーグラウンドで行われる日本代表強化合宿に招集された。39キャップを持つトンプソンの参加はライナーズにとっても歓迎だ。エディー・ジョーンズ監督の最新トレーニングや理論がチームにも持ち帰られる。影響は決して少なくない。

 

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 頼もしいシーンもあった。今季新加入のNO8サモが後半13分に出場。24分、ゴール前のラックから左サイドを突いてトライを挙げた。初戦のパナソニック戦で腰を打撲したが、2週間で復活した。後半終了間際には独走しながら、ボールを持っていた右手から落とすハプニングもあった。

「トライができてうれしかった。腰は先週まで少し痛みが残っていたが、もう大丈夫。ボールを落としたのは右手で下から持っていたボールを鷲づかみに変えて走ろうとして失敗した。がっかりした」

 それでも197㌢、117㌔の巨体ながら、スクラムサイドを突けば、一瞬でゲインラインを突破する。ストライドの広さ、スピードなどオーストラリア代表キャップ37はダテではない。

 

 この日の白星は5月に永眠したFL中井太喜に捧げる1勝でもあった。

 前田監督は言った。

「中井はいなくなってしまったけれど、魂は残っている。これからも一緒に戦って行きたい」

 

 ライナーズは3戦目から戦い方を変えた。

 変えた、というより戻した。従来は第1次攻撃でCTB周辺を狙っていたのを、大外、WTBへボールを振り始めた。外側から内側を攻め、フェイズを重ねるようになった。これは昨季までのライナーズのパターンだ。今季は、そのアタックをベースにして、バリエーションを増やすため、ターゲットを中に持って来た。しかし、時間不足などもあり、1、2戦目では思ったような成果が得られなかった。

 FLタウファは言う。

「この形のほうが慣れはある。外側に振って、内側に残っている僕やルーク(=トンプソン)や幹夫さん(=佐藤、FL)が突破していく。分かっているからやりやすはある」

 コカ・コーラ、臼井章広ヘッドコーチはタウファの言う「動きやすさ」を認めた上で敗因を分析する。

「近鉄らしく、統悦(=タウファ)、トンプソン、佐藤らフィジカルの強い選手たちが入れ替わり立ち代わり、ブレイクダウンのシーンに現れて、ボールに絡んできた。ターンオーバーされた。本当に次から次へとね」

 現役時代、黄金期の大東文化大学、東芝府中でぶちかましに優れたFLとして、トップレベルのFW第3列を肌で感じている43歳の指導者は、自分と同じ相手サードローの流れを理解した動きに半ば驚嘆していた。

 試合後、30分ほどしても「ハアハア」とタウファの呼吸は荒かった。額には汗が光っていた。初戦のパナソニック戦より大きく疲弊していた。

「体力を使い切った(笑)。今日は自分もブレイクダウンに入りやすかった。どこにボールの動きに慣れている。(どこにボールが運ばれるか分かっていたから)ミスも目立たなかった」

 

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 戦い方に関して、負けたとはいえコカ・コーラは自分たちの戦い方、内側を使わず、外側で、BKで勝負する、にこだわった。アジア枠を含めた外国人3人中2人、ジャスティン・コベニー、トゥ・ウマガマーシャルをCTBで使い、コカ・コーラの切り札、7人制日本代表、速くて強いWTB築城昌拓や川口にボールを集めた。風上でもキックを多用しなかった。

 昨季からチームを指導する山口智史監督は真っ直ぐに視線を向ける。

「一昨年、ウチはトップリーグ落ちした。その理由は、自分たちのスタイルが作れなかったから。だから昨年から攻め方を貫いている。ウチは内側で突破できる(破壊力のある)外国人がいないので、外で取りきろうとしている」

 外国人2人をデコイに使ったサインプレーでライナーズは築城を2回フリーにしている。34歳と若き指揮官の思い描く夢は少しずつ現実味を帯びる。

 理想から現実に戻ったライナーズと理想を追い求めるコカ・コーラ。

 結果はライナーズが勝ち、コカ・コーラは負けた。

 しかし、ライナーズはコカ・コーラの姿勢から学ぶべきものはある。「理想の実現は時間がかかる」ということと「貫けば道は拓ける」という2点だ。初勝利を手にしたチームが次に進むのは、現実か、それとも理想か。チーム事情や歴史もある。その上でチームスタッフ、選手全員の覚悟が試される。

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 この日、4トライを挙げ、ライナーズの勝ち点は6となった。「死のB組」と言われ、実力伯仲の8チーム順位は上から、①東芝13、②ヤマハ発動機11、③パナソニック8、④リコー8、⑤キヤノン6、⑥クボタ6、⑦近鉄ライナーズ6、⑧コカ・コーラ3である(同勝ち点での上下は得失点差)。残り4試合を勝ち切れば、セカンドステージは上で戦える。

 

 しかし、浮かれるのは早過ぎる。まだわずか1勝。次戦、1週空いた9月28日の対戦相手はキヤノン。勝ち点6で並ぶが、得失点差は29と開く。キャノンは、ライナーズが0-46と完敗したパナソニックに23-18で勝利した。SOにはニュージーランド代表キャップ36のアイザイア・トエアバがいる。181㌢、96㌔の体ながら、強さと柔らかさを兼ねたアイランダー系特有の動きは脅威だ。しかも、試合会場は山口・維新百年記念公園陸上競技場。戦い慣れた花園、ましてや長居や秩父宮でもない。普段よりしっかりとした準備が望まれる。

 

 次に黒星を喫すれば、上位4チーム入りに手が届かなくなる。

 進む道の険しさに変わりはない。

 

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(文:スポーツライター 鎮 勝也)
(写真:加守 理祐)
 

【マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた重光 泰昌選手コメント】

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チーム全員の頑張りで、チームを代表して私がいただきました。

1勝のみではまだまだチームの目標に到達できませんので、次節もチーム一丸で勝ちにいきます!

 

 

【前田監督コメント】

 

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 連敗後の3節、地元大阪の試合でたくさんのサポーターの皆様に来ていただき、大声を張り上げてご声援をいただきありがとうございました。

 試合ピッチの選手もその「熱い」ご声援に背中押され、力を発揮する事ができました。

 次節もチーム一丸「AGGRESSIVE REVIVE」を体現します。

よしもとラグビー新喜劇2013にタウファ選手・成選手が出演します

11月1日(金)に公演される「~オールブラックス戦 前夜スペシャル!~よしもとラグビー新喜劇2013」にタウファ 統悦選手・成 昂徳選手が特別ゲストとして出演します。

 

詳しくはこちら

2013年9月13日 (金)

【お知らせ】9/21 トヨタ自動車戦(強化試合) キックオフ時間変更について

9月21日(土)強化試合 トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦(場所:近鉄花園ラグビー場)のキックオフ時間が変更となりました。以下の通りお知らせします。

 

(変更前)16:00 → (変更後)14:00

 

※試合当日の詳細情報については、後日お知らせ致します。

2013年9月12日 (木)

9月14日 トップリーグ第3節イベントのご案内

9月14日(土)に開催される、ジャパンラグビー トップリーグ2013-2014 1stステージ 第3節の長居スタジアムにて実施される来場者サービス、イベント等についてお知らせします。

1.「赤い物」を身に着けて、ファン・オブ・ザ・マッチを目指そう!

2.各チーム レプリカジャージをプレゼント!「長居スタジアム大抽選会」実施!

詳細は、コチラをご覧下さい。クリック

2013年9月11日 (水)

サポーターズクラブ会員の皆さまへ【9/14 第3節コカ・コーラ戦】

9月14日(土)に長居スタジアム(大阪府、長居公園内)で行われるコカ・コーラウエストレッドスパークス戦の入場券引換え、新規入会受付は、15時30分から17時40分までです。キックオフ直前の時間帯は混雑が予想されますため、入場券引換え、新規入会受付をお早めにお済ませいただくことをお勧めいたします。

 

<物販のご案内>

■選手フィギュアの発売

今シーズンも、選手フィギュアを発売いたします。ラインナップを一新し、新たに5選手のフィギュアが登場します。昨シーズン同様、1回につき500円です。新登場の5選手は、次のとおりです。

坂本 和城、レプハ ラトゥイラ、ジェフリー イエロメ、森田 尚希、松岡 勇

 

お問合せ:(株)近鉄百貨店 法人外商本部  TEL:06-6625-2097

2013年9月10日 (火)

トップリーグ第2節 クボタ戦レポート

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開幕2戦目でも勝てなかった。

 ただし、近鉄ライナーズに攻撃的姿勢は戻ってきた。

 クボタスピアーズに17-22。8月31日の初戦、0-46といいところなく敗れたパナソニックワイルドナイツ戦に比べれば、わずか一週間でライナーズは見違えた。

 

 東京・秩父宮ラグビー場、午後5時開始の薄暮ゲームだった。カクテル光線にブルーのセカンドジャージがまぶしい。初戦の曇りのち雨とは違い、晴れ。風もなかった。

 

 ライナーズはいきなり失点する。前半2分、モールからNO8タキタキ・エロネにインゴールに飛び込まれた(ゴール失敗)。10分に反撃。スクラムのコラプシングで得た約45メートルPGをSO重光泰昌が決め、3-5と追い上げた。お互いPGを加え、6-8となった31分、再びディフェンスにほころびが生じる。左オープンのクボタボールのスクラムでラインに入っていたWTB伊藤有司が右に移動。虚をつかれ、できたラックからサイドを抜かれ、再びタキタキにゴールラインを越えられた(ゴール失敗)。39分に重光がPGを決め、9-13で前半は終了する。

 

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 ライナーズは後半13分、ラインアウトモールから、FLタウファ統悦がインゴール右隅にボールを叩きつけた(ゴール失敗)。今季チーム初トライは14-13と逆転を呼び込んだ。タウファは「最終的に自分がトライを取ったけど、8人でいいモールが組めた」と喜んだ。

 20分にはクボタ、23分にはライナーズがPGを成功させ17-16。勝負は30分を過ぎて決まる。クボタCTB立川理道のラインブレイクを起点にゴール前まで迫られ、クボタボールのスクラム。ここで、コラプシングを取られる。このPGを立川に決められ17-19と再逆転された。39分にもPGを入れられ、17-22でライナーズは敗れた。

 

 後半21分から4トライを失ったパナソニック戦を分析して、リーグ第2週は試合形式の練習で、わざと笛を吹かず、プレーが細切れになることをさせなかった。

 前田隆介監督は説明する。

「切り返しの反応を高めたかった。アタックからディフェンスに。そしてその逆。アンプレイアブルの状況から対応させたかった」

 後半のクボタのトライ数0。成果は表れた。

 

 後半1分には敵陣ゴール前で得たPKでショットを選択せず、タッチからのラインアウトモールを選択した。結果的にはインゴールでグラウディングができず、トライは奪えなかったが、アグレッシブな姿勢は示した。

 

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 敗戦にタウファは悔しさを表わす。

「初戦よりよくなってきているけど、タックルのところは受けた感じが強い。クボタの2つのトライは止められている。仰向けに倒せた」

 前田監督は総括した。

「ゴール前に行って、ラインアウトからのモールでトライを取れたのは収穫。ウチの強みが出せた。ただ、ラインディフェンスがもう少し前に出ないといけない。そうしないと接点で食い込まれてしまう。攻撃的なディフェンスをしていかないと勝てない」

 

 対戦チームのクボタには、日本ラグビーの将来を託された立川がいる。日本代表キャップ19。天理大学から入社2年目でチームの主軸になった。前半開始早々には抜け出した重光の腕に絡み、ノックオンを誘発。先制トライを決めさせなかった。後半、SO高橋銀太郎から代わってキッカーを務めた。20、33、39分と3本のPGを決め、勝利を手繰り寄せた。

 

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 ライナーズには立川がいないのか?

 いる。

 可能性を秘めるのが、同じ2年目、24歳で今季初先発となったWTB島直良だ。

 奈良・やまのべラグビー教室、天理中学、天理高校で立川の同級生として楕円球を追った。

 前田監督は起用理由を説明する。

「ビッグチャンスを与え、才能を開花してもらいたい」

 持ち味の一瞬で相手を置き去るワンダッシュからのランを垣間見せた。

 前半8分、逆サイドから走り込み、ゲームキャップテン、CTB森田尚希の真横にライン参加。瞬間移動で裏に抜けた。

 だが、現実はそんなに甘くない。

 左足に力を入れ、アウトに抜けようとした刹那、空いた右わき腹にWTB柴原英孝の上半身がぶち当たる。31歳、9年目を迎えたクボタのトライゲッターに緑芝に叩きつけられた。上のレベルの洗礼を受けた。

 トップチームで戦うなら、ボールをキャッチして、リリースするまでが仕事だ。立川はプレーの派手さに目を奪われがちだが、パスを放すまで指先に集中し、レイトタックルをものともしない。日本代表に選ばれた理由の一つである。

 

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 島には課題が残る。それでも逆の左サイドから駆け上がっての走り、さらに、慣れた右WTBとは違う左での出場を考えれば、才能の埋蔵は見て取れる。

 パスを出した森田はそのタレントを認める。

「ポテンシャルは高い。スペースさえあれば抜けていく。もっと積極的に動いて経験を積んでほしい」

 

 島は振り返る。

「秩父宮は初めてですごく緊張していた。それもあって自分のプレーができなかった。これからはサイド関係なくボールをもらいに行きたい」

 立川とは社会人として初めて対戦した。チームとして敗れた。個人としてもキャップホルダーとノンキャップと、今は差をつけられている。それでも、今がゴールではない。

「立川は代表。力は図抜けている。でも、別の人とは思っていない。彼の存在を励み、糧にしたい」

 今年4月から朝6時にHO太田春樹主将と1時間のウエイトトレーニングを始めた。仕事に影響をされず、体を作るためだ。大学時代に比べ、体重は8キロ増しの85キロになった。8月、北見で行われたサントリーとの練習試合ではトップリーグ随一のBKに対し、ラインブレイクを見舞った。少しずつだが、確実に成長している。

 

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 日本代表監督、エディー・ジョーンズはかって大学生に提言した。

「日本の大学生は世界を見てほしい。秩父宮や花園でプレーしたり、レギュラーになる以上に、ニュージーランドや南アフリカの20歳以下代表が何を考えて、何をやっているかを考えてほしい」

 その言葉は島を含め、PR前田龍佑、才田修二、SH森雄祐ら入社2、3年目の若手にそのまま当てはまる。Aチームに入ることは大事だ。正選手にならなければ、何も始まらない。ただ、そこで小さくまとまってしまうのではなく、常に一番上を目指すべき。ウェールズ撃破の将はそう説く。桜のジャージーを手にする。その高い志を持った取り組みが、ひいてはライナーズに還元されてゆく。やるからには、チームも個人も頂点を目指さないと意味がない。限界点を自分自身で決めてしまわないことだ。

 

 終戦後の一時期、近鉄のコーチをつとめた知葉友雄の言葉が残る。

「極限を追い、最高に接せよ」

 知葉は明治大学出身者として初の日本代表に選ばれた。亡き北島忠治元明大監督の親友で、戦前、戦中のスタープレーヤーだった。引退後は朝鮮鉄道や日本大学で監督をつとめた。

 

 70年近く昔にコーチをつとめた指導者の言葉を、まず若手が実践すべきではないのか。若さの突き上げが、チーム力底上げの源になる。リーグ第3戦は9月14日、今季からトップリーグに復帰したコカ・コーラウエストレッドスパークスだ。

 もう負けられない。

 

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 (文:スポーツライター 鎮 勝也)

(写真:石坪 隼)

 

【前田監督コメント】

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 アウェイにも関わらず、たくさんの皆様に会場で熱いご声援をいただきありがとうございました。その「熱い」ご声援に応える結果に繋がらず残念です。

次節は必ず、グラウンドでチームスローガンの「AGGRESSIVE REVIVE」を体現します。

皆様、引き続きご声援宜しくお願い致します。 

2013年9月 4日 (水)

日本代表強化合宿参加メンバーにトンプソン ルーク選手が選出されました

9月15日(日)から17日(火)に、日本代表候補による強化合宿(東京・府中)が実施されます。

強化合宿参加メンバーにライナーズのトンプソン ルーク選手が選出されました。

詳しくはこちら 

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サポーターズクラブ会員の皆さまへ

9月7日(土)に秩父宮ラグビー場(東京都)で行われるクボタスピアーズ戦の入場券引換え、新規入会受付は、16時00分から17時40分までです。キックオフ直前の時間帯は混雑が予想されますため、入場券引換え、新規入会受付をお早めにお済ませいただくことをお勧めいたします。

2013年9月 3日 (火)

【お知らせ】9/13同志社大学戦(強化試合)中止について

9月13日(金)近鉄花園ラグビー場で予定されていました、同志社大学戦(15時キックオフ)は中止となりました。

9/1立命館大学戦レポート

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学生からの黒星を防いだのはライナーズ5年目のSHだった。

 Bチームが対戦した立命館大学とのオープン戦で、北村一真に代わって後半出場した帝京大学出身の福地達彦がトライ・パスと自らのトライで19-15の勝利に貢献した。

 9月29日に開幕する関西大学Aリーグで優勝候補最右翼にいる立命大。1人目が下半身に、2人目が上半身に入るタックルを徹底したり、ターンオーバーの好機と見るや、3人目、4人目とボール争奪の局面に飛び込んでくるなど、ライナーズは磨き抜かれたデイフェンスに苦しんだ。

 

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 前半は7-7の同点で終了した。福地がまず魅せたのは、後半7分だ。ラインアウトからのタップパスを受け、最後尾を抜ける。NO8天満太進に内返しを放ち、チーム2本目トライをアシストした。

 続く16分、ラック左サイドを駆け抜け、今度は自分で相手インゴールに飛び込んだ。19-7とリードは広がった。

 パナソニックワイルドナイツに0-48といいところなく敗れた翌日、福地のランは一筋の光明になった。相手の穴を見つける観察力、マーカーを一瞬で振り切るダッシュは、連敗、さらには格下の大学チームへの敗戦予感を一瞬で変えた。

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 「自分の中では今日はそこそこできたと思う。でも、FWとのコミュニケーションがもう一つだったり、パスミスがあったりした。まだまだ課題はある」。達成感に浸らず、向上心は強い。

 ラグビーが好きで、自ら諦めず困難に挑戦するのも福地の長所だ。兵庫・甲南中学でラグビーを始め、エスカレーター式に甲南高校に進学した。FBなどでオール兵庫に選ばれたりしたが、全国大会出場経験はない。進路は関東の強豪でのプレーを求め帝京大にした。一軍出場経験はない。「でもレベルの高い所でやれるのは楽しかった」。ライナーズに加わったのも、トライアウトを受けた結果だ。

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 1年目は左ヒザ前十字じん帯断裂、2年目は左足首脱臼骨折。ベテランなら選手生命に関わるような大ケガに見舞われながら、希望を捨てなかった。3年目は初めてシーズンを全うした。4年目の昨年は初めてリザーブメンバーにも選ばれた。確実に進歩を遂げている。

 前田隆介監督は期待を寄せる。「福地は少しずつよくなってきている。他のSH3人と良いポジション争いをして個を磨いてほしい。まだまだ成長してもらわないと。」

 福地はライバルたちを冷静に捉える。「金さんは間違いを正解にできる能力の高さがある。北村さんはSHとしてセンスが一番ある。森はテンポを上げていける」

 福地は自分自身の生き残りは「ディフェンス」と言い切る。今日はオフェンスでアピールできた。強みを出せることができれば、5年目で初のトップリーグ先発出場も夢ではない。

(文:スポーツライター 鎮 勝也)

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【ファンが選ぶマン・オブ・ザ・マッチについて】

 今回は有効投票数に達しなかった為、該当選手はございません。

トップリーグ第1節 パナソニック戦レポート

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0-46。

 声の出ない開幕黒星だった。

 トップリーグ設立から10年で優勝1回、準優勝4回を誇る強豪、パナソニック・ワイルドナイツに地元、大阪のキンチョウスタジアムで完敗した。ホームの有利さを生かせなかった。

 

 試合前のトスに勝ったパナソニックは風上、バックスタンドに向かって左側を取った。台風が温帯低気圧に変わったとはいえ、グラウンド上は強い風が吹いていた。

 風下のライナーズはセオリー通りのパス中心のアタック。パナソニックはSHイーリー・ニコラス、SOマイケル・ホッブスのキックで敵陣に入るオーソドックスな攻めを見せた。

 先制されたのは前半12分、ラインオフサイドのPGをFB田邊淳に決められ、0-3とされる。16分には相手スクラムを押し切る。しかし密集に集中した直後、エアポケットとなった左サイドをNO8ホラニ・龍コリ二アシに突かれ、SHイーリーに先制トライを喫した(ゴール成功)。2分後の18分、自陣ゴール前のマイラインアウトの抜け球を同じくSHイーリーに拾われ、インゴールに飛び込まれる(ゴール失敗)。FB田邊にさらにPGを決められ、前半は0-18で終了した。

 

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 風下ならば、風上に立った後半は、通常4トライまでは挽回できる、とラグビー関係者の間では言われている。18点差での後半突入なら健闘に分類される。巻き返しに期待がかかった。

 後半20分までスコアレス。動いたのは21分だった。自陣のラックからLO北川勇次の内返しのパスに反応した南アフリカ代表キャップ48のCTBジョンポール(JP)・ピーターセンに来日初トライを記録された(ゴール成功)。0-25となって崩れる。31、35、39分とインゴールを陥れられ、試合終了のホーンが鳴った時、スコアボードは0-48となっていた。

 前半28分、オーストラリア代表キャップ28の新加入のNO8ラディキ・サモ、CTBジーン・フェアバンクスが同時に負傷交代した不利もあった。それでも現実に獲得ポイントは0。逆にパナソニックには4トライ以上のボーナスも含め5を差し出した。

 

 重苦しい雰囲気が占める試合後の記者会見。前田隆介監督は言った。「いい感じで試合前一週間の練習ができたが、ケガ人が早い段階で出たこともあって、やろうとしていたことができなかった」。リザーブに入ったHO太田春樹主将に代わり、ゲームキャプテンをつとめたCTB森田尚希は「後半になって点を取らないといけない、ということが焦りにつながってミスが出た」と振り返った。

 

 敗戦の一番の原因はミスの多さだろう。つながらないパス、ノックオンが散見された。夏の猛烈な汗、試合途中から降り出した雨、開幕ゲームの緊張…。それらが絡み合い、ボールコントロールを狂わせた。先制トライはハイパントのノッコンのスクラムから生じた。2本目トライはラインアウトボールが抜けた。インゴールから近かったため、ロングボールを投げ、確保を狙ったが、精度が悪かった。プレー選択も疑問符がついた。自陣ゴール前のロングスローはコントロールの良さが鉄則。風下、ボールが滑るコンディションを考えれば、オールメンで2、4番ボールが妥当ではなかったか。「たら」、「れば」は禁句だが、あえて書けば、この失トライがなく、PGが決まっていれば、前半は3-11。8点差なら後半を迎える心構えはまったく変わっていたはずだ。

 

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 この日のレフェリーは国内最高のA級を持つプロフェッショナルの原田隆司。試合を最も至近距離から見たトップ審判はミス続出の理由を説明する。「パナソニックの方がわずかだが、アンダープレッシャーでも相手に対して体を寄せてくる。最後まできっちりと体を当てに行っている。その差だと思う」。ワンプレー、ワンプレーを大切にする。コンタクトは常に全力。絶対に諦めない。パナソニックの姿勢は後半35分、WTB北川智規のトライに現れている。インゴール右隅でグラウディングしようとしたが、ライナーズが寄らないと見るや、中央まで回り込んだ。FB田邊のゴールキックの精度を上昇させるためだ。ゴール不成功、成功は37点と39点。この段階で勝負はついている。それでもわずか2点を貪欲に奪いに行く姿に、毎年のように優勝争いに加わるチームの真髄が垣間見えた。

 もちろんライナーズも勝負に賭ける動きが皆無ではない。ゴールキック時にWTB壇辻勇佑がチャージに行った。奇特である。突っ込んでくる人間がキッカーの視界に入り、ゴールキックに失敗すると、壇辻は2点をチームにもたらしたことになる。このような細かい勝利への執念の積み重ねが、大きい勝ちにつながっていく。

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 勝利者インタビューでパナソニック・中嶋則文監督は第一声を放った。「開幕戦、近鉄は中井君が亡くなった。結束力を持って向かってくるのは分かっていた。難しい試合になると思っていた。前半、きっちりとした展開にしたかったが、それができた。後半はフィットネスが勝った」。

 5月、24歳で一人で旅立ったFL中井太喜を意識していたのはライナーズだけではなかった。敵将もまたそうだった。自分のためではなく、人のために戦う時、人間は尋常ではない力を出せることを知っていた。だからこそ、強い意志、執念でオープニングに臨んだのだ。

 

 今、必要なのは、今季からジャージーの左袖に縫い付けられた「NAKAI」の名前を声高に口走ることではない。生涯忘れることのないネームを一人一人が胸に刻み、タックルに、セービングに、キックに、パスに、ランに、一つ一つのプレーに体を張り、心を込めることである。2度と楕円球を持てない中井の代わりに命を懸けることである。

 この試合、敵味方関係なく感動させたプレーが果たしてあったか。

 バックスタンド中央左で「倍返し」、「取って帰れ」と雨に臆することなく大声を張り上げ続けたくれたサポーターが満足できる敗戦であったか。

 激しいコンタクト、高いフィットネスはもはやライナーズの代名詞ではない。他のチームも血のにじむようなハードワークを課してきている。もっと、もっと、愚直に日々のトレーニングに取り組まないといけない。

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 かつてのウィニング・カルチャーはどこに置き忘れてきたのだろうか。

 日本選手権優勝3回、社会人大会(トップリーグの前身)優勝8回。

 1960年代後半から70年代前半にかけて、このチームには、WTB坂田好弘(現関西ラグビー協会会長)、SH今里良三(前ライナーズGM)、LO小笠原博(元ワールド監督)ら伝説のラグビーマンが数多く在籍した日本を代表するチームだった。リコー・ブラックラムズとの定期戦が今も存在しているのは、当時のこの国を引っ張ったトップの名残である。その頃、パナソニック(旧名東京三洋)は近鉄に及ばなかった。

 あれから40年。形態を変えたり、消えた強豪チームはたくさんある。新日鉄釜石、新日鉄八幡、三菱自動車京都、ワールド、カネカ…。「いてまえ打線」で一世を風靡したプロ野球球団、近鉄バファローズでさえ消滅した。その流れの中で、ライナーズは企業チームとして残っている。低迷した時期があったとはいえ、プレーヤーはその重みを今こそかみしめるべきだろう。失くしたものは取り戻すことはできないけれど、忘れていたものは思い出すことができる。中井の姿とともに、伝統の継承者としての誇りを忘れないことだ。

 

 

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 長居にあるキンチョウスタジアムのメインスタンドからは、北側に近鉄グループの新しい象徴、「あべのハルカス」が見えた。天王寺にある日本最高、地上300メートルを誇るビルは、今季からライナーズジャージーの左胸にプリントされている。試合前にはくっきりとそびえていた超高層建築は、試合終了直前に激しさを増した雨のため、かすんでいた。

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(文:スポーツライター 鎮 勝也)

 

(写真:加守 理祐)

 

【前田監督 記者会見コメント】

強風などの悪天候の中、たくさんのサポーターの皆様にお越しいただき、

熱いご声援をいただき、感謝申し上げます。ありがとうございました。

今日の開幕戦に向けて、良い準備を整えてきましたが、

良い結果に繋がる事ができませんでした。

シーズンはまだ始まったばかりです。

切り替えて、次節の準備をしっかりしていきます。

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2013年9月 1日 (日)

9/1(日)立命館大学戦 試合結果

9/1(日)近鉄花園ラグビー場で行われた立命館大学戦(17:00キックオフ)は 19-14 で近鉄ライナーズが勝ちました。

    【近鉄】    【立命館大学】

前半   7   -    7

後半  12   -    7

次戦は、9/7(土)クボタスピアーズ戦【17時キックオフ:秩父宮ラグビー場(東京)】です。

引き続き、熱いご声援宜しくお願い致します!