【マッチサマリー】2021/4/18 ジャパンラグビートップリーグ2021プレーオフトーナメント1回戦 宗像サニックスブルース戦
4月18日、今シーズン最大のターゲットゲームであるジャパンラグビートップリーグ2021プレーオフトーナメント1回戦 宗像サニックスブルース戦が東京・秩父宮ラグビー場にて開催されました。
トップチャレンジリーグに属し入替戦のない戦いを2シーズン過ごしたライナーズは、2年間にわたる強化の結果を見せる非常に大きな試合として挑みました。
強風が吹くなか、前半は風下かつライナーズのキックオフで試合は開始します。
スタートから敵陣で激しくプレーするライナーズは、22m内ゴールポスト真正面でペナルティを得ます。PGも考えられる状況でしたが、スクラムを選択するとスタンドから早速大きな拍手が上がります。
スクラムは互角ながら、チャンスを活かしきれなかったライナーズは、テンポを上げるサニックスのアタックに徐々に後退。10分に自陣22m内の密集を抜かれてトライを奪われます。0−7と先制トライを許します。
18分、ライナーズの形が見えます。敵陣に攻め込み、SOクーパーの動きでサニックスディフェンスを左中央に集めると、SHゲニアからCTBフィフィタ、さらにFB竹田が前進して最後はオフロードでFLツポウにパス。追撃を開始を告げるトライを奪い、5−7とします。
続けて22分、ラインアウトからモールでゴールライン直前に迫ると、SHゲニアからSOクーパーにパスアウト。タックルを受けながらも見事なボディコントロールを見せるSOクーパーが、ゴールポスト真下にグラウンディングします。コンバージョンも成功して12−7と逆転します。
さらに28分にはFWが魅せます。残り5mのマイボールラインアウトから、1人分外にずらしてモールを形成。そのままNo.8ロロが抑えてトライを奪い、17−7と3連続トライで突き放します。
このままのスコアで前半を終えたかったライナーズですが、36分にラックから押し込まれて被トライ。17−14で折り返します。
後半は風上に立ち、攻めに転じたいライナーズでしたが、後半4分に不測の事態に陥ります。
敵陣でテンポよく攻めていましたが、No.8ロロがPRライアンに対し、危険なプレーを行ったことでレッドカード。残り36分を14人で戦うことを強いられます。
しかし数的不利に立ってからは、FBマシレワを投入しスペースにBKが走る展開に。キックでのエリア取りで勝利し、相手のペナルティを誘うと敵陣深くに攻め込むシーンが多くなります。
そして後半最初のスコアもライナーズ。12分、22m内のマイボールラインアウトからBKに展開するとゴールライン直前では確実にFWが縦に進み、LOストーバークがトライ。コンバージョンもFBマシレワが決めて24−14に。
その後も、14人で少しずつ1人分をカバーし敵陣でプレー。29分、自陣ゴールラインを背にしたディフェンスで粘れずトライを献上し24−21と詰め寄られますが、直後の33分に今季のライナーズらしい形が出ます。
敵陣10m付近ラックから、SHゲニアが左奥に蹴ったボールをチェイスしたWTB片岡がキャッチ。そのままインゴールに走り、トライを奪います。コンバージョンも成功して、31−21。
残り時間、サニックスも必至のアタックを仕掛けますがライナーズもしっかり守りこのまま試合終了。
今シーズンの1つめのターゲットである、トップリーグのチームを倒すことを達成しました。
来週はホーム花園に帰ってホワイトカンファレンスの1位パナソニックワイルドナイツと戦います。ライナーズ史上最も困難な相手ですが、今日出た修正点を改善ししっかり準備していきます。
引き続きご声援よろしくお願いします。