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2021年3月23日 (火)

【マッチサマリー】2021/3/20 トップチャレンジリーグ2021順位決定戦第1節 コカ・コーラレッドスパークス戦

ついに、花園での有観客試合が実現しました。

3月20日(土)、トップチャレンジリーグ順位決定戦第1節が花園で開催されました。

ホームグラウンドでの有観客試合は今シーズン初。2019年11月24日の豊田自動織機戦以来となります。

感染症対策を徹底し、多くのファンのみなさまにご来場いただきました。

選手はホームである花園での試合を心待ちにし、良い状態でマインドセットができました。

対戦相手はBカンファレンス2位のコカ・コーラレッドスパークス。日本代表やサンウルブズ経験のある選手を有しています。

14:00、相手ボールでキックオフ。

前半開始は展開ラグビーでボールを動かされ、前半8分先制トライを許します。

しかしライナーズは立て直しを図ります。12分相手陣ゴール10m付近のラインアウトからモールで押しこみ、HO中村がトライ。

すぐさま同点に追いつきます。

一旦ゲームをリセットすると、今度はライナーズに流れが。

17分マイボールボールスクラムからSHゲニアがキックでアンストラクチャーな場面をつくると、ファンブルしたボールをWTBジョシュアがさらにグラバーキック。追いかけたCTBステイリンがキープし再びジョシュアに渡すと、滑り込んでトライをあげます。12-5。

この流れを維持したいライナーズでしたが、20分、24分にコカ・コーラの2度のPG成功で12-11の1点差に。

昨シーズンからの課題であった「自分たちに流れがないときにどう切り替えるか」が、ここで試されます。

慌てず、冷静に。相手の反則を誘い陣地を進めた前半31分。

ライナーズは相手ゴール前のマイボールラインアウトからモールで攻めFLジェドがトライを奪います。

さらに35分には全員でボールをつなぎSHゲニアが、42分にはSOクーパーがトライをあげ、29-11に。完全にリズムをつかみます。

相手に疲れが見えた後半からはトライラッシュ。

2分、ジョシュアのトライで先制点をあげると、7分にWTB南藤、15分にクーパー、18分、22分にステイリンと続々とBKでトライを重ねていきます。

どんどん点差を広げ、最後のトライは35分。相手ゴール前10mの密集からフェーズを重ね、長短合わせたパスで相手を翻弄します。クーパーからノーマークで大外にいたWTB髙野へ長いパスが渡って、この日最後のトライ。ゴールも決まり、71-11でノーサイドとなりました。

前半の悪い流れを断ち切って後半相手を無失点に抑え、ホームで白星をあげることができました。

マイケル・ストーバークゲームキャプテンは「タフチョイスのテーマを達成し、後半は特に自分たちがやりたかった形ができた」と振り返ります。

次回は順位決定戦第2節、4月3日(土)布引グリーンスタジアムにて豊田自動織機シャトルズとの対戦。有観客での開催となります。

「織機戦は、キックでのエリアの奪い合い、コンタクトとブレイクダウンが勝負になるだろう。苦しい状況で、どれだけタフなチョイスができるかが勝負の分かれ目なる」と有水ヘッドコーチはファイナルに向け分析。

今シーズンの目標であるベスト8を達成すべく、さらなる応援よろしくお願いします!

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