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2019年7月 1日 (月)

【マッチサマリー 】2019/6/30(日)マツダブルーズーマーズ戦

トップリーグカップ第2節は、昨年もトップチャレンジリーグで対戦したマツダブルーズーマーズと三重交通Gスポーツの杜鈴鹿にて対戦しました。
試合前日からの雨と湿気が、グラウンド全体を滑りやすいコンディションにし、試合の性質に大きく影響しました。
 
ほぼ無風の中、コイントスに負けたライナーズは陣地を選択し、バックスタンドに向かい左から右へ攻めます。
キックオフ後すぐに、ペースをつかんだのはライナーズでした。
前半5分に、ペナルティから残り5mのマイボールラインアウトを得ると前節・神戸製鋼戦でも優位に立ったモールでゴールラインを目指します。一団となりインゴールに入ると、最後尾でボールを持っていたHO樫本が右隅にトライを奪います。
コンバージョンは外れて5-0と先制します。
 
幸先の良いスタートで、このまま波に乗りたいところでしたが、規律の悪さが顔を出します。自陣10m付近でペナルティを犯してしまい、12分にマツダにPGを許してしまいます。
 
雨と汗でボールキープが難しい状況で、スクラムが増えます。ここでもライナーズは優勢に立ちマイボールスクラムだけでなく、マツダボールスクラムでもプレッシャーをかけます。
 
前半18分、サンウルブズから帰ってきたFBマシレワが魅せます。中盤でのパス回しがやや乱れますが、うまく拾ったFBマシレワが、マツダディフェンスのギャップをついてゲイン。22mライン付近まで迫ると、フォローしたLOストーバークにパス。さらにWTBジョシュアにボールを渡してトライを奪います。
Gは不成功で、10-3とリードを広げます。
 
この後も、多彩なアタックで得点を重ねるライナーズ。23分にはラインアウト、モールから再びHO樫本がトライ。
32分には、SHライアンのゴロキックをWTBジョシュアが上手く合わせ、内のSHライアンへ。サポートのLOストーバークへのパスが浮き気味でしたが、ボールを弾きながらキープして、トライ取りきります。Gも成功して、22-3。
さらに38分、ラインアウトから、No.8ロロが中央でゲイン。LO松岡がクリーンブレイクして、サポートのSHライアンへパスを出し、トライ。ここもコンバージョンが成功して、29-3。このまま前半を折り返します。
 
時間が経つにつれ、全てのシチュエーションで相手を圧倒したライナーズ。後半も同様に、トライラッシュを実現できるかが、試合の焦点になりました。
 
後半9分、自陣でFBマシレワがCTBパスカルへ回して、SOステイリンへ。独特のパスダミーを挟み、自ら縦に走るとそのまま独走してインゴールに飛び込みます。Gも決まって36-3。
幸先の良い追加点に、後半もライナーズの新しいアタックが展開されるかと思われましたが、メンバーを変更していくとリンケージアタックが難しくなります。
後半19分、キック処理にもたつき、この日初の被トライを許すと、ボールキープに失敗するシーンも目立ち始めます。
そんな中、敵陣で粘り強く攻め24分にFBマシレワがトライ。43-10としますが、前半のような意図した連携は少なくなりました。
優位に立ちながら、前進に時間がかかり、ようやく、32分にモールでHO中村がトライ。50-10としますが、その後も攻めあぐね、そのまま試合終了しました。
MOM(マンオブザマッチ)は、パスとキックで多彩なアタックを支えたライアンに贈られました。
 
3トライ差以上をつけて勝利したことによる勝点のボーナスポイントも獲得し、合計で5に。
大雨に加え湿度と気温が高く、ボールキープが非常に難しい状況で、80分の中でパフォーマンスをコンスタントに高く出せず、多くの課題を露呈させた試合でもありました。
そんななか、FL菅原、FL野中のタックルも光り、スリップが絡む被トライのみに抑えることができたディフェンスは、評価をすることができます。
 
次戦は7月6日(土)16:45K.O.でNECグリーンロケッツと対戦します。
自らの現在地を知るために、絶対に勝ちたい相手でもあります。
引き続きのご声援、よろしくお願いします。