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2019年7月22日 (月)

【マッチサマリー】2019/7/20豊田自動織機シャトルズ戦

トップリーグカップ第5節、前日にプール首位の神戸製鋼が勝利したため、ライナーズのセミファイナルへの道が絶たれて迎える最終節。三重交通Gスポーツの杜鈴鹿にて、秋のトップチャレンジリーグにて対戦する豊田自動織機と戦いました。
 
湿度が高く風もないため、汗と暑さが気になるなか、16時30分に試合が開始されました。
 
ライナーズボールで開始された前半、出だしから早いディフェンスでプレッシャーを与え、上々の滑り出しを見せます。
しかし、これまで安定していたラインアウトにミスが出て、チャンスを潰し豊田自動織機にボールを渡してしまいます。
 
5分、豊田自動織機に先制されます。
ペナルティから与えた自陣深くのラインアウトから、モールを組まれると、モールディフェンスにいつもの勢いがありません。
一気にインゴールまで押し込まれ、コンバージョンは失敗しましたが、0-5と後手を踏みます。
 
SO正面がグラバーキックでインゴールを攻め、FBクッツェーが正確なロングキックを見せるなど、終始敵陣でプレーをします。しかし今日は、フィニッシュまでなかなか持っていけません。
 
CTBステイリンのチャージやNo.8ロロの突破などで豊田自動織機陣22m内でプレーし続けた13分。スクラムを起点にしたアタックを継続すると1番左外のWTBマシレワまでボールをつなげ、最後はスピードで勝りトライを奪います。
コンバージョンも成功して7-5と逆転します。
 
その後も同じようにチーム一体になったリンケージアタックで攻めますが、ラストプレーでミスが出るなど詰めの甘さが目立ちます。
ようやく29分、ゴールライン目前のスクラムからWTBマシレワが飛び込みトライを奪い12-5。
弾みをつけてトライラッシュと行きたいライナーズでしたが、37分に豊田自動織機WTBリサラに中盤のディフェンスの間を抜かれてトライまで。12-12の同点にされてしまいます。
 
なかなか取りきれないライナーズでしたが、豊田自動織機の規律が乱れ出すと、優位な状況になります。
前半42分、豊田自動織機陣内マイボールスクラムから、WTBマシレワにボールを回してこの日3本目のトライで、17-12として前半を締めくくります。
 
なんとか自分たちの形を堅持するライナーズは後半に入るとギアをトップに入れたかのようにアタックのクオリティが変わります。
 
キックオフからプレッシャーをかけ、ボールをキープして後半6分、相手ペナルティから22m内でマイボールラインアウトを得ます。
ライナーズは当然、モールをドライブしてインゴールへ。最後はHO樫本はグラウンディングして、トライ。コンバージョンも成功して24-12と幸先の良いスタートを切ります。
 
続けて、リスタートのキックオフを獲得すると、後ろからサポートしボールを継続します。敵陣でやや乱れたボールも、FB南藤がキープしフォローしたLOストーバークがトライを決め、コンバージョンも成功。31-12とします。
一気にライナーズペースに持ち込むと、選手を交代させながらさらにチームは加速。
後半23分ラインアウトからモールで、HO中村がトライすると、35分にはLOストーバークが突破でポイントを作ります。SH福居のアイコンタクトに応えたFL野中が走り込み、突き抜けてトライを奪います。45-12と大量リード。
 
最後は、39分WTBジョシュアがルーズボールを足にかけてインゴールへ。自ら抑えてトライを奪い、52-12で春シーズンを締めくくりました。
 
モチベーションの維持が課題だったこの試合、前半に自分たちの形を作りつつ取りきれないところは大きな課題となりました。
反面、後半は新しいライナーズのリンケージアタックを存分に発揮でき、良い形で終わることができました。
 
4月2日から、12週間取り組んできた成果がトップリーグカップ4勝1敗となって現れました。しかし、試合を経るごとに課題が顕在化しディフェンスの甘さ、規律の乱れなど、日本一のチームになるにはまだまだ積み上げるべき点が多く出ました。
チームはこれから少しだけオフに入ります。しっかりリカバリーして、トップチャレンジリーグで最高の結果を出すために最高の準備を積み重ねて行きます。
今後とも日本一の声援をよろしくお願いします。

フォトギャラリー : https://blog2.kintetsu.co.jp/photo_gallery/

【参考】ジャパンラグビートップリーグカップ2019順位表

           https://www.top-league.jp/standings/2019/