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2018年10月16日 (火)

【マッチサマリー】練習試合NTTドコモレッドハリケーンズ戦

10月13日、ライナーズはNTTドコモレッドハリケーンズと練習試合を行いました。
チームをスクラップ&ビルドするライナーズが、現在地を確認するために急遽リクエストして実現した試合。
 
ライナーズはトンプソン、マシレワ。NTTドコモはファンデルバルドなどお互い主力を温存しながら公式戦に近いメンバー。けがで出遅れていたキャプテンのHO樫本とバイスキャプテンのCTBファインガも復帰し、チームにフィットしているかなど注目点の多い試合は、SO野口のキックから13時に開始されます。
 
スクラムやラインアウトのセットプレーは互角。しかし試合の入りの動きの悪さから、試合開始早々ペナルティを続けてしまい自陣深くでディフェンスを強いられます。
ゴールライン近くまで迫られながら、ディフェンスラインを早く上げてプレッシャー与え、なんとか守り切りジワジワとエリアを挽回します。CTB森田、FB南藤がゲインして挽回し、要所ではFB南藤が絶妙なグラバーキックで前進。公式戦さながらのゲームメイクで敵陣深くまで迫ります。
 
前半22分。テンポ良くかつ粘り強く敵陣でアタックしていたライナーズでしたが、ラックからSH福居、FB南藤から外へ出した長めのパスを待ち構えていたNTTドコモSOマーティーにインターセプトされてしまいます。約80mを走り切られ、先制トライを許します。
0-7。
リスタート後も悪い流れが続きます。接点で押し込まれる場面が目立ち、セカンドタックラーの遅れが多くなるとNTTドコモは縦に前進し続けます。
30分、ライナーズは後ろに下がりながら苦しいディフェンスを続けると、NTTドコモは左右に展開をはじめます。これにライナーズは対応できず、ディフェンスが薄くなった左端にトライを許してしまいます。
難しいコンバージョンも決められて0-14。
 
これ以上離されたくないライナーズは、スクラムとともに強みにしてきたモールで挽回します。中盤でペナルティを得ると、SO野口の長いキックで敵陣深くへ。ラインアウトからモールで前進すると、NTTドコモはペナルティが連発しライナーズが俄然優位に。ついに35分にHO樫本が抑え、トライをもぎ取ります。
 
リスタート後は一旦自陣でのプレーを強いられますが、NTTドコモボールのラインアウトを立て続けに奪うなどして敵陣へ。粘り強くフェイズを重ね、46分にWTBロテが右端でトライを奪います。
角度のあるコンバージョンをSO野口が決めて14-14。同点にして前半を終えます。
 
後半はメンバーを大幅に入れ替えます。新加入のHOミュアーや先週の中国電力戦から戦列に復帰したFBコンブリンクも入り、公式戦では出場機会に恵まれないメンバーもグラウンドに入ります
 
しかし、この交代によって前半に見せていた強みが発揮されなくなります。ディフェンスでのギャップも多くなり、ラックでも押されるシーンが散見され始めます。
タックルをするも容易につながれてしまい、6分にトライを許すと、リスタート後の9分には敵陣で一度もタックルで相手を倒すことができずにディフェンスラインを突破されトライを奪われます。14-26と一気に劣勢に。
 
後半12分、嫌なムードを振り払うようにFBコンブリンクが魅せます。自陣に蹴り込まれたボールを持つと、乱れていたNTTドコモのディフェンスをスルッと抜けて独走。左端にトライを決めて19-26と挽回します。
 
しかし、この後もライナーズは自陣でのプレーが続きます。接点で負け、ディフェンスも遅れるとポゼッションもエリアも劣勢が続き、次々にトライを許し、後半だけで被トライ6の惨事に。
 
後半30分に、SH住吉のゲインから敵陣に入り、外のPR尾池がディフェンスを突破してトライを奪いましたが、見せ場はそれのみ。
 
24-61と大差での敗戦となりました。
 
自分たちの現在地を知るために行った試合は、厳しい現状を突きつけられる形になりました。前半は試合展開もスコアも互角の勝負でしたが、後半出場したメンバーはより一層のレベルアップが求められます。
 
今週末からはタイトな戦いが続きます。さらにステップアップし、12月23日をターゲットにして戦い続けていきます。
引き続きご声援よろしくおねがいします。