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2017年9月13日 (水)

【マッチサマリー】 トップリーグ第4節 キヤノン戦

開幕戦は勝利したものの、その後2試合は敗北を喫したライナーズ。今週は徳島・鳴門でのキヤノンとの対戦です。

今季初出場となる森田がWTBに、リザーブに辻が入ります。対するキヤノンは先発に日本代表のLOアニセ、SO田村、セブンズトンガ代表のサウマキ、南アフリカ代表のンヴォヴォなど危険なプレイヤーが揃います。サンウルヴズキャプテンのFLカークもリザーブに入ります。

近鉄バスが運行した、大阪からの応援バス3台を含む、たくさんのファンの皆さまの声援を受けて試合に臨みました。

 

【前半】

17時キックオフ。試合序盤はキヤノンSO田村のキックを中心としたエリアマネジメントに苦しめられます。お互い1つずつPGを決めて3-3で迎えた16分、CTB井波が危険なタックルでシンビンに。それに伴うPGが決まり、3-6と再びリードされ、なかなかペースがつかめません。

数的不利になったライナーズでしたが、力強いアタックでキヤノンのディフェンスを後ろに下げます。21分に今度はキヤノンLOアニセが危険なタックルでシンビンに。14対14となり、優位に立ったスクラムで積極的に仕掛けて何度もゴール前に迫りますが攻めきれません。

攻めきれなかった直後の27分。キヤノンWTBサウマキがハーフウェイライン付近でライナーズディフェンスの裏へキックを落とすと、自ら取ってインゴールへ。一瞬の隙きを突かれたプレーでトライを奪われ3-13。 

しかし、このトライで逆に落ち着きを取り戻します。何度かのピンチを凌いで前半終了間際の39分、敵陣ゴールライン目前のマイボールスクラムを得ます。

確実にボールをキープし、No.8イオプアソが左へ走ったSH金をおとりにして逆を衝いて右へ。後ろから力強く走り込んできたFBマシレワにパスを出し、そのままトライ!電光石火のトライに、スタンドが沸き返ります。コンバージョンも決まって10-13で前半を終了します。

 

【後半】

早めにスコアして主導権を握りたいライナーズですが、後半もSO田村の正確なキックで自陣でのプレーが増えます。粘り強いディフェンスで対抗しますが、22分にゴールラインを背にした揉み合いからキヤノンHO金子にトライを奪われ10-20。再び10点差に。

ここ3戦、残り20分から得点を重ねられていましたが、我慢のディフェンスで踏ん張ります。

29分、途中出場のFBコンブリンクのタッチキックで相手ゴール前5mへ。マイボールラインアウトをしっかりキャッチしモールを組むと、途中出場のHO王が狭いサイドを衝いてトライ。コンバージョンは外れましたが、15-20。5点差に詰め寄ります。

さらに34分、キヤノンボールのラインアウトをLOトンプソンが渾身のスティール、ペナルティーを奪います。ここからのタッチキックもFBコンブリンクが敵陣深くまで持っていき、相手ゴール前5mでマイボールラインアウト。ボールを確保して、勝利を期したモールへ。うまくディフェンスされますが、焦らずラックを作り、アタックの体制を整えます。そこに、真後ろからFBコンブリンクが走り込んできます。SH榎本からのパスを受け、キヤノンのディフェンスを粉砕する力強い突破でゴールラインに飛び込み同点トライを奪います。コンバージョンは野口に変わって入っていたSO重光。キッチリと決めて22-20で逆転に成功します。

さらに40分にも重光がPGを成功させて25-20とし、そのままノーサイド。絶対に欲しかった勝利をもぎ取りました。

最後までタフな試合でしたが、新戦力が徐々にフィットし、途中出場のリザーブ選手も素晴らしいパフォーマンスでした。次のNTTドコモ戦にも最善の準備をし必勝を期して挑みます。

 

 

坪井監督コメント

「7年ぶりに徳島で試合ができて嬉しく思っています。また試合に際しご尽力いただいた徳島県協会関係者に感謝申し上げます。トップリーグが始まってから徳島では2試合していずれも負けており、また相手のキヤノンさんには3シーズン勝てていません。そういった過去を払拭したい強い思いで試合に臨みました。キャプテンの樫本をはじめ選手たちが最後までハードワークしてくれた結果が勝利に繋がったと思います。次の試合もしっかりと準備をして『打倒TOP4』という目標に向けてステップアップしていきたいと思います」

 

樫本キャプテンコメント

「本日は徳島で試合を開催していただき、有難うございました。ゲームはキヤノンさんペースになって我慢する時間帯があり、タフな内容でした。ブレイクダウンや自分達のミスで勢いを与えてしまったのは改善点です。ただ、良かったところも多々ありましたし、それが勝ちに結びついたと思います。良かったところはさらに伸ばして、改善点は修正して、次の試合に臨みたいと思います」

 

 

 

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(写真:加守 理祐)