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2017年9月26日 (火)

【マッチサマリー】 トップリーグ第5節 NTTドコモ戦

9月24日(日)、大阪・万博記念競技場にて、一週のブレイクを挟んでトップリーグ第5節が行われました。ライナーズはここまで2勝2敗ながらレッドカンファレンス7位。対するNTTドコモは同じく2勝2敗でライナーズと同勝ち点ながら得失点差で同カンファレンス6位。今後の順位にも大きく影響する試合でした。

 

【前 半】

まず試合開始直後、優位に立ったのはNTTドコモ。FBフィルヨーンのキックを軸に、陣地を前に進めます。さらにディフェンスでもすばやく前に出られて、ライナーズのアタックは自由に動くことができません。7分、10分とPGを決められ、早々に6点を追う展開となります。 

今季、改善を図っているアタックの歯車がしっかり噛み合ったのは前半14分でした。敵陣22m内に入ると、粘り強く連続攻撃をしかけ、LOトンプソンからのオフロードパスをCTBコンブリンクが素早くFBマシレワへつないでトライ。SO野口がコンバージョンも決めて7-6と逆転します。

直後の18分には自陣10mライン付近のNTTドコモボールスクラムから展開されたボールを、WTB矢次がインターセプト。追いすがるNTTドコモのWTBリリダムを振り切り、連続トライを奪います。このコンバージョンもSO野口が決めて14-6。

流れを掴んだかに見えたライナーズでしたが、PR前田、FL田淵の負傷交代や、CTBコンブリンクが危険なタックルでシンビンを受けるなど、苦しい事態に。1人少なくなったディフェンスラインを突かれてトライを献上し、14-11とされます。

なんとか、14人の時間帯を切り抜け、再び敵陣深くでプレーをすると、次はモールでトライを狙います。この日最も上回っていた要素で、幾度となくゴールラインに迫りますが、ミスもあってトライには至りません。結局14-11のまま、前半を折り返します。

 

【後 半】

前半でいい形でのトライが2つあったものの突き放すことができず、後半は是が非でも先に点を取り主導権を握りたいところでしたが、7分にFBフィルヨーンからCTBパエアへロングパスを通され逆転トライを奪われ14-18とされると、13分にはラインアウトからLOイオンギの突破でトライを献上し、14-25と突き放されます。

リードされるとミスが目立つようになり、密集でも押されるケースが目立ち、ペナルティが多くなります。20分にはまたもFBフィルヨーンにPGを決められ、14-28。

なんとか34分にWTB森田のトライとSO重光のコンバージョンで、21-28。7点差以内に詰め寄りますが、直後の37分にまたもや自陣でペナルティを犯し、PGを決められて21-31。

ラストワンプレーでは何とか勝ち点をとアタックを継続しますが、トライを奪えず試合終了。

力は拮抗していたものの、自陣でのペナルティから4本のPGを献上し、シンビン中の一人少ない状態でトライを取られ、「規律」に乱れがあったことが最終スコアに響きました。

次節は10月1日(日)、福岡・グローバルアリーナにて宗像サニックスと対戦します。最善の準備をして臨みたいと思います。

 

坪井監督コメント

「試合の開催に際しまして、関係者の皆様に御礼申し上げます。前半早々に怪我人が多く出てしまい、最後まで厳しい状況でした。ただ、そんな中でも要所要所に準備したプラン通りの良いプレーもありました。あと4週間試合が続きますし、気持ちを切り替えて、次の試合に向けてベストな準備をしていきたいと思います」

樫本キャプテンコメント

「本日は有難うございました。反応が遅れて前へ出られる場面が多く、全体的にフィジカル面で受け身になってしまったと思います。前半はアタックの形も良かったですし、インターセプトもあって悪くなかったです。フィジカル面は自分達の強みであると思っています。もう下を向いていられないですし、修正して次の試合に臨みたいと思います」

 

 

試合の写真は「フォトギャラリー」をご覧ください
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(写真:加守 理祐)