【マッチサマリー】LIXIL CUP2016 2回戦 キヤノンイーグルス戦
1月16日(土)11時40分キックオフ
近鉄ライナーズ 対 キヤノンイーグルス戦が
秩父宮ラグビー場(東京都)で行われました。
昨年10月3日プレシーズンぶりの秩父宮ラグビー場。
冬の晴天のもと、14,451人の大観衆が集まりました。
開場前 入場口前は長蛇の列
近鉄はPR才田選手・FLラトゥイラ選手・WTB松井選手・FB宮田選手が今シーズントップリーグ初スタメンに。
また3試合ぶりにLO村下選手・CTB森田選手、2試合ぶりにWTB島選手がスタメンに、3試合ぶりにLO山口選手・SO/CTB三原選手、2試合ぶりにFL辻選手がリザーブに入ります。
対するキヤノンは、ワールドカップ日本代表での活躍が記憶に新しいLOアイブス選手がスタメンに。
また、日本代表経験のある68キャップのLO/NO8菊谷選手・2キャップのCTBベネット選手、ニュージーランド代表29キャップのNO8トムソンン選手、7人制日本代表のSO橋野選手、南アフリカ代表27キャップのFBルルー選手などボールを持つと危険なメンバーがスタメンに名を連ねます。
近鉄10番重光選手のキックオフで試合が開始されます。
【前 半】
1分
(近鉄)試合開始のキックオフ、14番島選手が猛列なキックチェイスをし、ボールをキャッチしたキヤノン8番トムソンン選手にタックルに入り、倒れたところに12番ウィンターステイン選手が間髪入れずにジャッカルに入り、ノットリリースザボールの反則を誘います。
10番重光選手のペナルティゴールが決まり、3-0。
3分
(キヤノン)近鉄陣22mライン付近 キヤノンボールラインアウト、キヤノンはボールを獲得後モールを形成します。近鉄がオフサイドの反則。
ペナルティゴールが決まり、3-3。
15分
(キヤノン)近鉄陣ゴール前5mライン キヤノンボールスクラム、キヤノンは右オープンに大きく展開しタッチライン際でラック、その後逆目にラックサイドを一度突きラック、すぐにパスアウトし、受けた15番ルルー選手がインゴールにショートパントを蹴り、バウンドして跳ね戻ったボールが4番アイブス選手の手にすっぽりはいり、トライ。
ゴールも決まり、3-10。
22分
(キヤノン)キヤノン陣22mライン付近、近鉄が連続攻撃中にファンブルしたボールをキヤノンはすぐに左オープンに展開、15番ルルー選手→11番森谷選手→13番ベネット選手と繋ぎ、ベネット選手は約40m走り抜け、左中間にトライ。
ゴールも決まり、3-17。
~前半終了~
今年度TL初スタメン スピードあるランを魅せた宮田選手
体を張ったプレーでチームを牽引する豊田キャプテン
今年度TL初スタメンの松井選手
ラインアウト 松岡選手のクリーンキャッチ
【後 半】
2分
(近鉄)キヤノン陣10mライン付近、キヤノンがハイパントを上げて転がったボールを4番村下選手が反応良く拾い上げ、タックルされながら7番タウファ選手にパスを繋ぎます。その後タウファ選手→13番森田選手と繋ぎ、良いスピードでライン参加してきた15番宮田選手にパスを繋ぎ、宮田選手はその勢いで走り抜けステップを踏みながらゴールライン直前でラック、直ぐに逆目にパスアウトしサイドを駆け上がってきた7番タウファ選手へパス、タウファ選手はゴールライン寸前で止められラック、すぐにラックサイドを8番スピースが突きラック、素早い連続攻撃ですっぽり空いたラックサイドを9番金選手が飛び込み、トライ。
ゴールは決まらず、8-17。
8分
(近鉄)ハーフウェイライン付近 近鉄アタックのラック、ブレイクダウンでキヤノンの圧力を受け、9番金選手のパスが後ろに逸れます。そのボールにリアクション良く4番村下選手が拾い上げ前に力強く出てラック、右サイドにパスアウトし、13番森田選手がパスを受け8番スピース選手にリターンパス、受けたスピース選手はキヤノン8番トムソン選手のタックルをステップを踏み払いのけ、4番アイブス選手をハンドオフで払いのけ22mラインまで大きくゲイン、好サポートの6番ラトゥイラ選手にパスを繋ぎます。ラトゥイラ選手はゴール前5mライン付近で15番ルルー選手のハイタックル気味のディフェンスをうけます。その後のラックでキヤノンはオフサイドの反則を犯します。
10番重光選手のペナルティゴールが決まり、11-17。
13分
(キヤノン)近鉄陣ゴール前10m付近 キヤノンアタックのラック、右にパスアウトし、ボールをうけた8番トムソン選手が、そのまま流れ気味に走り10番重光選手のタックルをうけるも力強いランでそのまま裏に抜け、トライ。
ゴールも決まり、11-24。
19分
(キヤノン)近鉄陣ゴール前10m付近 キヤノンボールラインアウト、キャッチ後モール形成します。ここで近鉄がオフサイドの反則。
ペナルティゴールは決まらず、11-24。
26分
(キヤノン)近鉄陣10mライン手前 キヤノンボールスクラム、近鉄がコラプシングの反則。
ペナルティゴールは決まらず、11-24。
36分
(近鉄)キヤノン陣ゴール前5mライン 近鉄ボールスクラム、4フェイズ重ねたラックから右にパスアウト、受けた21番福地選手が内にステップを踏み込みオフロードパス、パスをうけた4番村下選手もタックルされながらオフロードパスで5番松岡選手にパスを繋ぎラック、23番テイラー選手がすぐにボールをピックし、ディフェンダー1人のタックルを払いのけ、右隅にトライ。
23番テイラー選手のゴールも決まり、18-24。
残り4分で1トライ、1ゴールで逆転のスコアまで近づきます。
近鉄は自陣から果敢に攻めます。
怒涛の攻撃で、残り30秒、ゴールライン寸前まで攻め込みますがタッチラインに押し出され、ノーサイド。
好サポートで激走する ラトゥイラ選手
アグレッシブなアタックを魅せた 三原選手
オフロードパスでチャンスをつくった 福地選手
トライを決める テイラー選手
~試合終了~
次戦、
LIXIL CUP2016 7・8位決定戦
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦。
今シーズン最後の試合。
ライナーズのスタッフ・選手は「集大成」を示す。
その為に、「不断の努力」で良い準備をして試合に臨みます。
最後まで、皆さまの熱いご声援宜しくお願い致します!
ぎっしり詰まったスタンド ファンの方に一礼
グリーテングタイムの様子(手前から前田・辻選手)
【前田監督(記者会見コメント)】
たくさんのファンの前で試合ができて嬉しく思います。
前半、簡単に取られた得点が響いてしまった。
後半はアタックの時間を増やせたが、前半のミスが最後まで響いた。
切り替えて最後の試合も、良い準備をして試合に臨みたいです。
【豊田キャプテン(記者会見コメント)】
秩父宮で多くのラグビーファンの前で試合ができて嬉しいです。
セットプレー、特にスクラムでプレッシャーを受けて、バックスに迷惑をかけてしまった。
そこが良ければ違う結果になったと思うが、秩父宮のグラウンドに対応できなかった。
修正して、次に臨みます。
(写真:石坪 隼)