【マッチサマリー】LIXIL CUP2016 1回戦 神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦
1月9日(土)11時40分キックオフ
近鉄ライナーズ 対 神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦が
パロマ瑞穂ラグビー場(愛知県)で行われました。
今シーズン、3度目のゲームとなる瑞穂ラグビー場。
冬の晴天のもと、8,084の観衆が集まりました。
選手入場
近鉄は天満選手が今シーズントップリーグ初スタメンに。
また5試合ぶりに佐藤選手、2試合ぶりに南藤選手がスタメンに、3試合ぶりに浅岡選手がリザーブに入ります。
対する神戸製鋼は、ワールドカップ日本代表での活躍が記憶に新しい49キャップPR山下選手・36キャップLO伊藤選手、11キャップCTBウィング選手がスタメンに。
また、日本代表経験のある42キャップPR平島選手・10キャップNO8谷口選手・4キャップSO山中選手・39キャップWTB今村選手・2キャップFB正面選手・2キャップHO安江選手、南アフリカ代表29キャップLO/FLベッカー選手・72キャップCTBフーリー選手、ニュージーランド代表28キャップSHエリス選手がメンバーに名を連ねます。
近鉄10番重光選手のキックオフで試合が開始されます。
【前 半】
11分
(神戸製鋼)ハーフウェイライン付近 神戸製鋼アタックのラックから右に展開、9番エリス選手→13番南橋選手→14番今村選手→15番正面選手とパスを繋ぎ、正面選手は裏にグラバーキック、そのボールを南橋選手がうまくインゴールに蹴り込み自ら押さえトライ。
ゴールは決まらず、0-5。
19分
(神戸製鋼)近鉄陣ゴール前5mライン 神戸製鋼ボールラインアウト、ボールを獲得後モールを形成し、そのまま押し込みトライ。
ゴールは決まらず、0-10。
23分
(近鉄)神戸製鋼陣22mライン 近鉄ボールラインアウト、ボールを獲得後グラウンドをいっぱい使い、6番タウファ選手、8番スピース選手らが力強く縦を突き10フェイズ重ねます。10番重光選手が鋭く縦をついた後のラックで神戸製鋼はオーバーザトップの反則を犯します。
重光選手のペナルティゴールが決まり、3-10。
24分
(神戸製鋼)リスタートの神戸製鋼キックオフ、高く蹴り上げたボールを11番大橋選手がジャンプキャッチし、そのまま走り抜け左隅にトライ。
ゴールは決まらず、3-15。
29分
(神戸製鋼)近鉄陣ゴール前5mライン 神戸製鋼ボールラインアウト、7番ベッカー選手がキャッチ後モールを形成、右にずらしそのまま一気に押し込みトライ。
ゴールは決まらず、3-20。
40分
(神戸製鋼)近鉄陣ゴール前15m 神戸製鋼スクラム、スクラムが右にホイールしブラインドサイドを突きます。8番谷口選手→14番今村選手へパスを繋ぎ、ハーフウェイライン付近まで走り抜け、8番谷口選手→7番ベッカー選手と繋ぎラック、オーバーラップしたオープン側へ大きくパスで展開し、最後は11番大橋選手が左隅にトライ。
ゴールは決まらず、3-25。
~前半終了~
キックチェイスする南藤選手(中央)
ボールキャリーする天満選手
競り合うスピース選手
パスアウトする金選手
試合中 選手に迅速に駆け寄る 左から岡山チームドクター、飯田チーフメディカルトレーナー
【後 半】
3分
(神戸製鋼)近鉄陣10mライン付近から15番正面選手がドロップゴールを蹴り、成功。
3-28。
15分
(神戸製鋼)近鉄陣22mライン手前 神戸製鋼アタックのラックから9番エリス選手が右にパスアウト、受けた10番山中選手がギャップを突き裏に抜け、サポートしていたベッカー選手にボールを繋ぎ、そのまま走り抜けトライ。
ゴールも決まり、3-35。
19分
(神戸製鋼)近鉄陣ゴール前15m付近 神戸製鋼ボールラインアウト、キャッチ後9番エリス選手にタップパスし、そこからスクラムハーフの位置からオープン側に走り込んだ6番前川選手にパス、前川選手は勢いよく走り込んできた12番ウィング選手へポップパス、ウィング選手は近鉄ディフェンスの僅かなギャップ突きラインブレイクし、そのまま中央にトライ。
その後のゴールも決まり、3-42。
近鉄はトライを獲る為に、FWとBKが一体となって怒涛の攻撃にでます。
30分
(近鉄)神戸製鋼陣ゴールライン直前、近鉄はフィジカル勝負で何度も何度もラック近場をアタックします。神戸製鋼は堪らずノットロールアウェイの反則を犯します。故意の反則で19番バンリーベン選手にイエローカード(10分間のシンビン)がでます。
得たペナルティキックを9番金選手がタップキックでリスタート、途中出場の20番ラトゥイラ選手にパスし、ラトゥイラ選手は低い姿勢で鬼神のような突進で、3人がかりのタックルを物ともせず、インゴールに飛び込みトライ。
10番重光選手のゴールも決まり、10-42。
その後、近鉄は神戸製鋼陣深くまで攻め込みますが、神戸製鋼の厚いディフェンスの壁を崩せず、このスコアのままノーサイド。
~試合終了~
相手を弾き飛ばす強いボールキャリーを魅せた タウファ選手
果敢にアタックする重光選手
最後までグレッシブな姿勢を魅せた村下選手
次々とディフェンス網を切り裂いた テイラー選手の走り
試合中 常に選手のコンディションを整える 弘田ヘッドコンディショニングコーチ(左端)
今シーズン、ラスト2試合。
特別な事をするのではなく、
春から積み重ねてきた、一人一人の「努力」を、チームが一つになって体現する。
まさに、「REVIVE」を証明する時。
次戦、
LIXIL CUP2016 2回戦 キヤノンイーグルス戦。(秩父宮ラグビー場)
引き続き、皆さまの熱いご声援宜しくお願い致します!
【前田監督(記者会見コメント)】
たくさんのファンの方の前でリクシルカップを戦うことができて嬉しく思います。
前半の風上を生かせず、相手ディフェンスに苦しみ失点を重ねてしまった。
アタックに関しては、良い部分もあった。
次に向け、しっかり準備をしたい。
【豊田キャプテン(記者会見コメント)】
規律を守れずペナルティをしてしまい、セットプレーも安定しなかった。
試合中に修正できなかった。
良い練習をして次に臨みたい。
(写真:加守 理祐)