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2015年12月16日 (水)

【マッチサマリー】ジャパンラグビートップリーグ 第5節 リコーブラックラムズ 戦

12月12日(土)14時05分キックオフ

近鉄ライナーズ 対 リコーブラックラムズ戦が

ホームの東大阪市花園ラグビー場(大阪)で行われました。

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あべのハルカスの展望台「ハルカス300」のキャラクター「あべのべあ」が応援にやって来ました!

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11月から始まった短期決戦の今年度トップリーグ。

ノンストップで後半戦突入です。

 

プレシーズンリーグトーナメント戦で苦杯を嘗めさせられたリコー。

(近鉄22-32リコー)

リーグ戦上位進出の為に、 「絶対に負けられない試合」

 

まさに、進化と真価を示す時です。

 

近鉄は初スタメンに、強いボールキャリー・タックル力を備えた新人8番田淵選手、長い手足とトリッキーな動きの12番ウィンターステイン選手が入ります。

対するリコーは、ワールドカップで活躍した日本代表20キャップのブロードハースト選手、ワールドカップでオーストラリア代表(19キャップ)の司令塔だったフォーリー選手、トンガ代表14キャップで日本国籍を取得しているカウヘンガ選手、元NZマオリ・7人制NZ代表のボーグ選手、ワールドカップで異次元の走りを魅せたサモア代表ナナイウィリアムズ選手などがメンバーに名を連ねます。

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エスコートキッズと記念撮影

 近鉄・10番重光選手のキックオフで試合が開始されます。

【前 半】

 1分

(近鉄)ハーフウェイライン付近、リコーFW選手がラックサイドをアタック、そこに2番樫本選手が低く突き刺さるタックルを見舞い、3番前田選手も反応良くラックファイトし一気にターンオーバー。すぐに9番金選手がショートサイドにパスアウト、1番豊田キャプテン→4番トンプソン選手とテンポ良く繋ぎ、トンプソン選手は判断良く空いている裏のスペースに大きくボールを蹴り込みます。それに14番田中選手がビッグチェイスし、ゴールライン寸前で競り合いになりラックに、そこに7番辻選手が素早くよりナイスオーバーでターンオーバー、豊田キャプテンがすぐにボールをピックアップしインゴールに押さえます。

好判断・好リアクションが生んだ、これ以上ない先制トライです。

ゴールは決まらず、5-0。

 

 7分

(リコー)近鉄陣22mライン入った位置でのラック、近鉄がノットロールアウェイの反則。

10番フォーリー選手のペナルティゴールが決まり、5-3。

 

13分

(近鉄)リコー陣ゴール前5mライン 近鉄ボールラインアウト、キャッチ後前にずらすかたちでモールを形成し、リコーの意表をつくようなかたちで一気にインゴールになだれ込みます。最後は6番タウファ選手が押さえトライ。

ゴールは決まらず、10-3。

 

16分

(リコー)近鉄陣10mライン付近で、近鉄10番重光選手がキックしたボールをリコー5番生沼選手がチャージ、ボール転がりは22mライン越え生沼選手が自らセーピングして確保、すぐにパスアウトし15番ピータース選手が大外にキックパス、そのボールを14番星野選手がスピード良く見事にキャッチし、インゴールに飛び込みトライ。

10番フォーリー選手のゴールも決まり、10-10。

 

25分

(近鉄)リコー陣22mライン 近鉄ボールラインアウト、キャッチ後モールを形成し少し押し込んだ後オープン側にパスアウト、FWとBKが一体となってテンポ良く11フェイズ重ねます。リコーは堪らず22mライン入った位置のラックで反則を犯します。

10番重光選手のペナルティゴールが決まり、13-10。

 

41分

(近鉄)前半の終了を知らせるホーンが鳴った直後のリコー陣10mライン入った位置でのリコーボールラインアウト、ボールを獲得後リコーはプレーをきらず左オープンにワイド攻撃、その後折り返して右オープンへ展開、リコー10番フォーリー選手から7番武者選手へパスを出した直後、近鉄8番田淵選手が火を吹くようなスーパータックルで武者選手に突き刺さり弾き返します。リコーは堪らず反則。

10番重光選手のゴールも決まり、16-10。

 

~前半終了~

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先制トライに繫がる好判断のキック トンプソン選手

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アグレッシブなプレーで会場を沸かす 田中選手

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体を張ったプレーで素晴らしいパフォーマンス 辻選手

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今シーズントップリー初出場でトライをマーク ウィンターステイン選手

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接点で抜群の強さ 松岡選手

【後 半】 

 2分

(近鉄)リコー陣10mライン中央 近鉄ボールスクラム、左オープンに攻撃、10番重光選手から12番ウィンターステイン選手へのパスは乱れますが13番森田選手がボールを確保、9番金選手がリコー守備網の綻びを見逃さずラックサイドを突きディフェンダー2人を引きつけ7番辻選手へオフロードパス、辻選手はスピード良く裏に抜けラック、すぐに6番タウファ選手が右オープンにパスアウト、重光から15番髙選手に一人飛ばしパスで繋ぎ、髙選手はイン・アウトと切れ味鋭いステップでディフェンダー3人を抜き去りラインブレイク、ゴール前5mラインでラック、金選手がすぐにボールをピックしショートサイドを突きラック、その後左オープンにパスアウト、6番タウファ選手が味方選手2人の背中をを通すように重光選手へパス、重光選手は一人飛ばしで8番田淵選手にパス、田淵選手は3対1とアタックが有利な状態を生かしディフェンダーを充分に引きつけてウィンターステイン選手へラストパス、そのままインゴールに走り抜けトライ。

10番重光選手のゴールも決まり、23-10。

 

12分

(近鉄)ハーフウェイライン付近 リコーボールラインアウト、キャッチ後オープン側に展開します。20番ボーグ選手が縦をついたところに、8番田淵選手が出足の良いタックルでビッグヒット、すぐに6番タウファ選手がジャッカルでボールをもぎ取りターンオーバーし、前に突進しラック。すぐにパスアウトして展開、2フェイズ重ねたところで、リコーがオーバーザトップの反則。

10番重光選手のペナルティゴールが決まり、26-10。

 

14分

(リコー)近鉄陣22mライン手前 リコーボールラインアウト、獲得後オープン側に展開、10番ボーグ選手→22番ナナイウィリアムズ選手→12小浜選手と繋ぎ、ナナイウィリアムズ選手がワールドクラスのスピードで外に回り込みループパスを受けラインブレイク。凄い加速で一気走り抜け、トライ。

ゴールも決まり、26-17。

 

26分

(近鉄)リコー陣ゴール前5mライン右隅 近鉄ボールスクラム、スクラムが左に少しスライドし始めた時に、9番金選手がショートサイドを突きます、そしてサポートしていた6番タウファ選手に内返しパスを繋ぎ、右隅にトライ。

10番重光選手のゴールも決まり、33-17。

 

32分

(近鉄)リコー陣22mライン付近、リコー7番武者選手がラックサイドをついたところに、近鉄5番松岡選手が強烈なロータックル、その衝撃でボールを前に落としターンオーバー。近鉄はすぐにワイドに展開し、9番金選手→2番樫本選手→1番豊田キャプテンに繋ぎゴール前5mライン手前でラック、その後FW・BKが一体となって6フェイズ重ね、最後はラックサイドを7番辻選手が力強く突進し、密着するようにサポートしていた豊田キャプテンにボールを手渡しするように繋ぎ、トライ。

10番重光選手のゴールも決まり、40-17。

 

38分

(リコー)近鉄陣10mライン リコーボールラインアウト、リコーが投げ入れたボールを近鉄がコンテストしプレッシャーをかけボールがファンブルします。そのボールをリコー16番マウ選手がうまくキャッチし、ディフェンダーを一人払いのけ裏に抜け、オフロードパスで6番福本選手に繋ぎゴールライン寸前でラック、19番カウヘンガ選手がボールを拾い上げてインゴールに押さえます。

ビデオ判定となりますが、トライが認められます。

ゴールは決まらず、40-22。

~試合終了~

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激しいボールキャリー・ジャッカルと攻守に活躍 タウファ選手

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好判断の詰めるタックルを披露 島選手

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アタック前のバックスライン

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 果敢にアタックする 新人浅岡選手

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ラインアウトはこの日も安定

「絶対に負けられない試合」

そのプレッシャーに、チームが一つになって打ち勝った近鉄。

チームのスタンダードをホーム花園、たくさんのファンの方の前で示すことができました。

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この試合マン・オブ・ザ・マッチの豊田キャプテン

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熱い応援のファンの皆さんに挨拶

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 試合後グリーティングタイムの様子(左から松岡・ウィンターステイン・田邉選手)

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試合後 ファンサービス「サイン会」の様子

次戦は、過去トップリーグでまだ白星をあげた事のない 東芝ブレイブルーパス戦

公式戦、14年ぶりの勝利をかけた戦い。

歴史を変える戦い。

 

フィジカル勝負 激しい戦いになる事は間違いありません。

 

覚悟を決め、「弛まぬ努力」で戦う準備をし、東芝戦に臨みます。

 

引き続き、皆さまの熱いご声援宜しくお願い致します!

トップリーグ初開催の鴻ノ池陸上競技場でお会いしましょう!!

 

【前田監督(記者会見コメント)】

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多くのファンの方の前で試合ができ、嬉しく思います。

前半はハンドリングミスが多く、スコアを重ねることができませんでした。

その中で勝ち点5を獲った選手を称えたいです。

勝利しましたが、課題、反省が多い内容でしたので、チームでしっかり受け止め改善

して、次の試合に臨みたいです。

【豊田キャプテン(記者会見コメント)】

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近鉄ファンの方は、いつもどこでもたくさん応援に来てくれますし、リコーファンの方も

いつも大声援で盛り上げてくれたますので、そんな環境で試合ができることに感謝したいです。
前半ミスが多くリズムを作れなかったのですが、選手自身で立て直すことができたのが勝因だと思います。
引き続き良い準備をして、東芝戦に臨みたいと思います。

 

(写真:加守 理祐)