【マッチサマリー】ジャパンラグビートップリーグ 第6節 東芝ブレイブルーパス 戦
12月20日(日)13時キックオフ
近鉄ライナーズ 対 東芝ブレイブルーパス戦が
奈良市鴻ノ池陸上競技場で行われました。
試合前 ラグビークリニックの様子
チームブースの様子
トップリーグ初開催の鴻ノ池陸上競技場。
この日メインスタンドがぎっしり埋まる、6,156人の観衆が集まりました。
近鉄は初スタメンに、LO村下選手・SO三原選手・WTB南藤選手、初メンバー(リザーブ)にLO山口選手・FL/NO8ラトゥイラ選手・WTB/FBテイラー選手が名を連ねます。
対する東芝は、ワールドカップで活躍した日本代表メンバーキャプテンのリーチ選手・プロップの三上選手・ロックの大野選手がスタメンに入ります。
他に日本代表キャップ21のHO湯原選手、日本代表5キャップのPR浅原選手、日本代表27キャップのSO廣瀬選手、ニュージーランド代表17キャップのCTBカフイ選手、7人制日本代表のWTB豊島選手、南アフリカ代表53キャップのFBステイン選手、ニュージーランド代表42キャップのFLメッサム選手など錚々たるメンバーが名を連ねます。
エスコートキッズと入場
近鉄・15番髙選手のキックオフで試合が開始されます。
【前 半】
5分
(東芝)近鉄陣22mライン 東芝アタックのラック、9番小川選手から10番廣瀬選手へパスアウト、廣瀬選手からアングルを変えて凄いスピードで走り込んできた8番リーチ選手へパス、リーチ選手は近鉄ディフェンス網を突破してゴールライン寸前まで突進しラック、そのままテンポ良く13番カフイ選手にパスアウトし、トライ。
ゴールも決まり、0-7。
13分
(東芝)近鉄陣ゴール前5mライン 東芝ボールスクラム、左オープン側に展開 13番カフイ選手が力強くたてをつきますがボールをファンブル、すぐに9番小川選手が反応しボールを確保しラック、そこから8番リーチ選手がボールを持ち出し絶妙のタイミングで7番山本選手へパスを繋ぎ、そのままインゴールへ。
ゴールは決まらず、0-12。
18分
(東芝)近鉄陣22mライン手前、東芝の激しい連続攻撃を受け、近鉄は反則を犯してしまいます。
ペナルティゴールが決まり、0-15。
24分
(東芝)近鉄陣10mライン中央 東芝ボールスクラム、左に展開し10番廣瀬選手から13番カフイ選手へ飛ばしパス、カフイ選手はボールを受ける前にうまくずらしディフェンダーをかわしラインブレイク、サポートについていた14番豊島選手へスピードに乗ったまま繋ぎ、豊島選手はそのまま約30mを走り抜けトライ。
ゴールは決まらず、0-20。
28分
(東芝)近鉄陣22mライン入った位置での東芝ボールラインアウト、キャッチ後モールを形成し、じわりじわりと前に進みゴールライン寸前で崩れます。その密集の中で2番湯原選手が拾い上げインゴールでボールを押さえトライ。
ゴールも決まり、0-27。
31分
(東芝)近鉄陣22mライン 東芝アタックのラック後左オープンにワイド攻撃、大外でロングパスを受けたステイン選手が、内に大きく切れ込みギャップをついてラインブレイク、ディフェンダー1人をハンドオフで払いのけ、もう一人を当たりで吹っ飛ばし、中央にトライ。
ゴールも決まり、0-34。
36分
(近鉄)東芝陣ゴール前5mライン 近鉄ボールラインアウト、5番松岡選手がキャッチ後モールを形成します。東芝FWの激しい圧力を受けますが、近鉄の強固なモールは前進します。堪らず東芝8番リーチ選手が不当なモールを崩すプレーで反則を犯します。
麻生レフリーからペナルティトライが告げられます。
同時にリーチ選手にイエローカード、10分間のシンビン。
15番髙選手のゴールも決まり、7-34。
~前半終了~
トップリーグ初スタメンの三原選手
スクラムから好走を魅せた 田淵選手
思い切りの良いランを魅せた 南藤選手
密集から抜け出す 村下選手
ペナルティトライを奪った モール攻撃
【後 半】
0分
(東芝)近鉄陣10mライン付近中央 東芝アタックのラック後、テンポ良く左に展開、9番小川選手→15番ステイン選手へパス、ステイン選手は12番増田選手へ2人飛ばしのパス、増田選手は14番豊島選手へラストパスを繋ぎ、そのまま走り抜けトライ。
ゴールは決まらず、7-39。
9分
(東芝)近鉄陣ゴール前5mライン手前 東芝アタックのラック後、ラックサイドを1番三上選手→5番小瀧選手と繋ぎ、小瀧選手は近鉄ディフェンスラインのギャップにスピードよく走り込み、そのままトライ。
ゴールも決まり、7-46。
14分
(近鉄)東芝陣ゴール前5mライン 近鉄ボールラインアウト、ボールを獲得後モールを形成しトライを獲りにいきます。一度6番タウファ選手がサイドを突き、5番松岡選手と1番豊田キャプテンが連続してボールをピックしてサイドを突きます。その後2番樫本選手がラックサイドを突きラック、すぐに9金選手が逆目にパスアウト、ボールを受けた15番テイラー選手は東芝10番廣瀬選手と1対1に。テイラー選手は小刻みにステップを踏みながら抜群のスピードで外で廣瀬選手を抜き去り、右隅にトライ。
ゴールは決まらず、12-46。
29分
(東芝)近鉄陣10mライン付近の密集から4番大野選手がゴール前5mライン手前までビッグゲイン、ラック後すぐに右オープン側にパスアウトし、受けた9番小川選手が揃っていない近鉄ディフェンスラインのギャップを突いて、中央にトライ。
ゴールも決まり、12-53。
34分
(東芝)近鉄陣10mライン付近、東芝は得たペナルティキックを15番ステイン選手がタップキックですぐにリスタートし、外でフリーになっている11番伊藤選手にボールを繋ぎそのまま独走しトライ。
ゴールは決まらず、12-58。
~試合終了~
強いボールキャリー 松岡選手
テンポ良くパスアウト 福地選手
アグレッシブにアタック 山口選手
抜群のスピードでトライ テイラー選手
最後まで戦う姿勢を魅せた 近鉄ライナーズ
「フィジカル勝負」
試合開始直後から完全に制圧された近鉄。
「ここから何を学んだのか」
次戦まで「不断の努力」で戦いの準備をし、
最高の「REVIVE」を瑞穂で体現するしかありません。
「次は絶対に勝てよ!」最後まで熱い声援を送り続けてくださった、近鉄ファンの方々の熱い想いに、近鉄ライナーズは応えなければなりません
トップリーグ最終節、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦。
上位トーナメント【LIXIL CUP2016】進出をかけた戦い。
~いざ、決戦の時~
引き続き、皆さまの熱いご声援宜しくお願い致します!
試合後グリーティングタイムの様子(左から山口・三原・田淵選手)
【前田監督(記者会見コメント)】
たくさんのファンの方が来ていただいた中で試合ができて嬉しく思います。
アタックでもディフェンスでもくい込まれて、フィジカル勝負で負けてしまいました。
良い準備をしてNTTコム戦に臨みたいです。
【豊田キャプテン(記者会見コメント)】
東芝さんに対して良いチャレンジをしたかったのですが、全ての局面で圧倒されてしまいました。
上位トーナメント進出のためにも、良い準備をしてNTTコム戦に臨みたいです。
(写真:加守 理祐)