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2015年9月22日 (火)

【マッチサマリー】プレシーズンリーグ2015 第3節ヤマハ発動機ジュビロ戦

9月19日(土)19時キックオフ

近鉄ライナーズ 対 ヤマハ発動機ジュビロ戦が

ヤンマーフィールド長居(長居第2陸上競技場)で行われました。

 

昨シーズン 日本選手権チャンピオンチームのヤマハ発動機ジュビロ。

お互いが公式戦ジャージを身にまとう、プライドをかけた真剣勝負。

ホーム大阪でのゲーム。

試合会場ではライナーズの大旗が多数振られ、サポーターの皆さんの力強い声援が響き渡ります。

燃えずにはいられません。

 

加入2年目で公式戦初先発の王選手、新加入の田淵選手、加入4年目で2年ぶり公式戦先発の島選手がスターティングメンバーに入ります。

 

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抽選会の様子

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 エスコートキッズと入場

ヤマハのキックオフで試合が開始されます。

【前 半】

 2分

(近鉄)ヤマハ陣22mライン手前、ヤマハが自陣からアタックを仕掛けますが、近鉄がラインスピードを上げて前に出ます。ヤマハは堪らずオーバーザトップの反則を犯します。

10番重光選手のペナルティゴールが決まり、3-0。

 

 8分

(近鉄)ヤマハ陣10mライン付近 近鉄ボールラインアウト、キャッチ後すぐにBKに展開、12番ウィンターステイン選手が鋭く縦を突きラック、その後8番田淵選手がボールをすぐにピックアップし、1人、2人、3人とタックラーを払いのけ前進、その後2人がかりのタックルを受けラック。6番タウファ選手がまたすぐにボールをピックアップし前進し、好フォローの4番天満選手に繋ぎ大きくゲインしラック、すぐにBKに展開し10番重光選手が縦を突きます。その後のラックから9番森選手がテンポ良くパスアウトし、パスを受けた15番テイラー選手がディフェンダー2人を充分に引きつけ、11番松井選手へラストパス、そのまま左隅にトライ。

その後のゴールは決まらず、8-0。

 

10分

(近鉄)近鉄陣10mライン付近、近鉄がキックしたボールをヤマハ8番ポトヒエッター選手がカウンターアタックしますが、11番松井選手が低く鋭いタックルで倒します。倒れたポトヒエッター選手に間髪入れずに5番松岡選手がジャッカルでボールをゲットします。その後、16番永下選手がすぐにサイドを突き、好フォローの4番天満選手へパスを繋ぎます。天満選手はヤマハディフェンスラインのギャップを突いてラインブレイク、そのまま猛烈なランで40m走り抜けトライ。

10番重光選手のゴールも決まり、15-0。

 

20分

(ヤマハ)近鉄陣ゴール前5m、19分に5番松岡選手がモールコラプシング(反則の繰り返し)で10分間の退場となります。それで得たペナルティキックをヤマハはスクラム選択します。ヤマハは一人少ない近鉄FWをスクラムで押し込み、最後は8番ポトヒエッター選手が押さえトライ。

ゴールも決まり、15-7。

 

40分

(ヤマハ)近鉄陣22mライン手前 ヤマハボールスクラム、パスアウトされたボールをキャッチしたヤマハ10番曽我部選手が10mラインからドロップゴールを蹴ります。見事に決まり、15-10。

 

 

~前半終了~

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開始早々 チームに勢いを与えた天満選手の独走トライ

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好調なプレーを維持 松井選手

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度々密集をビッグゲイン 田淵選手

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 攻守に存在感 森田選手

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スローイングする永下選手

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 テンポの良いパスワーク 森選手

【後 半】

 4分

(近鉄)ヤマハ陣22mライン 近鉄ボールスクラム、ヤマハがコラプシングの反則を犯します。

10番重光選手がペナルティゴールを決め、18-10。

 

 9分

(近鉄)ヤマハ陣10mライン付近 近鉄ボールラインアウト、キャッチ後BKに展開しFWとBKが一体となり、怒涛の16フェイズを重ねます。17番豊田キャプテン・5番松岡選手・8番田淵選手の力強いボールキャリーなどもあり、ゴールライン直前まで迫ります。ラックから9番森選手がテンポ良く球出しし、10番重光選手から15番テイラー選手へパス、パスを受けたテイラー選手へヤマハのディフェンダーが早い詰めでドンピシャのタックルかと思われましたが、テイラー選手は物ともせず弾き飛ばし、その後すごい加速でヤマハディフェンダー3人を置き去りにし、最後は鋏み込むようにディフェンスしてきたヤマハ選手2人のタックルをすり抜けトライ。センセーショナルなトライでした。

10番重光選手のゴールも決まり、25-10。

 

14分

(近鉄)ハーフウェイライン ヤマハボールスクラム、ヤマハがBKに展開し大外までパスを回します。そのアタックに14番島選手が思い切りの良い前に出るタックルでヤマハ11番藤井選手へ突き刺さり、後ろに押し返します。堪らずヤマハは反則を犯します。

ハーフウェイライン付近からのロングペナルティゴールをテイラー選手が決め、28-10。

 

15分

(近鉄)近鉄陣10m付近、ヤマハがハイパントキックしたボールをヤマハ選手が後ろに弾きボールが転々とします。そのボールに17番豊田キャプテンが素早くセービングしゲット、すぐに9番森選手がパスアウトし、10番重光選手から15番テイラー選手へパス、テイラー選手はディフェンダーの間を目の覚めるようなスピードで走り抜けラインブレイク、外にフォローしていた14番島選手に繋ぎます。島選手は約30m走り、ゴールライン直前でタックルされますが、執念で体を伸ばしてボールを押さえトライ。

10番重光選手のゴールも決まり、35-10。

 

23分

(近鉄)ヤマハ陣22mライン手前のラックで、ヤマハが反則を犯します。

10番重光選手のペナルティゴールが決まり、38-10。

 

27分

(ヤマハ)近鉄陣ゴール前5m ヤマハボールラインアウト、キャッチ後モールを形成しジリジリと前進、最後はモールをずらすようなかたちでインゴールへ。

ゴールは決まらず、38-15。

 

38分

(近鉄)ヤマハ陣22mライン付近、ヤマハが自陣から積極的にアタックを仕掛けますが、ボールをファンブル、そのボールに素早く18番浅岡選手が反応し拾い上げラック、素早く21番金選手が15番テイラー選手へパス。テイラー選手は個人技で密集の中5人抜きし、中央へトライ。

10番重光選手のゴールも決まり、45-15。

 

このスコアのままノーサイド。

 

~試合終了~

 

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アタックするウィンターステイン選手

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安定感あるキックを魅せた 重光選手

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1トライ・ナイスタックルの島選手

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 力強いタウファ選手のアタック

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ランプレーで会場を沸かせた テイラー選手

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マン・オブ・ザ・マッチのテイラー選手

前田監督(記者会見コメント)

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「地元・大阪で勝つことができて嬉しく思います。
個人的にヤマハさんには早稲田の先輩後輩が多いので、プレシーズンリーグでも是非勝ちたいと思っていました。
キックオフから全開で行くことができました。選手に感謝したいですし、スタンドのファンの皆さまにも感謝したいです。
まだまだシーズンは長いです。今年やろうとしていることの質を上げ、積み重ねて、次の試合に臨みたいと思います。」



豊田キャプテン(記者会見コメント)

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「大声援の中プレーができ、ファンの皆さまに良い試合を見ていただく事ができ、嬉しく思います。
前半我慢強くプレーできた事と、後半入ったメンバーが思い切り良くプレーしてくれた事が収穫です。全員の勝利だと思います。
一喜一憂せず、できていること、できていないことを見極めて、いい流れの試合を続けていきたいと思います。」

 

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グリーティングタイムの様子(左から浅岡・三原・宮田選手)

 

(写真:加守 理祐)