【マッチサマリー】トップリーグ2ndステージ第5節 宗像サニックス戦
12月28日(日)11時40分キックオフ
近鉄ライナーズ 対 宗像サニックスブルース戦が
レベルファイブスタジアム(福岡県)で行われました。
ウォーミングアップの様子
ウォーミングアップ時:エッジャー ヘッドトレーナー
エスコートキッズ・ダンスチーム「フレッシュジュース」の皆さんと記念撮影
サニックスには、アタック・ディフェンス共に破壊力がある南アフリカ代表キャップ3のジャックポトヒエッター選手、一発のランでトライまで持っていける7人制日本代表のアヒオ シリバ選手・日本代表のカーン・ヘスケス選手など危険な選手が名を揃えます。
また、このゲームを落とすと自動降格の危機が迫るサニックス。
キックオフから全身全霊で向かってくることに、間違いありません。
前節コーラ戦で、後半にREVIVEは体現しましたが、前半でほぼ勝負をつけられてしまったライナーズ。二の舞を演じるわけにはいきません。
今年最後の公式戦。
また、「ミスター近鉄」佐藤 幹夫選手のトップリーグ100試合出場達成の試合となります。
チーム一丸、いつも以上に気持ちがはいります。
長男 きよまさ君・長女 ちひろちゃん・次女 まひろちゃんと入場する佐藤選手
福岡の地。
心強い「WE ARE LINERS」の声援が会場に響き渡ります。
近鉄のキックオフで試合が開始されました。
【前 半】
10分
(サニックス)近鉄陣ゴール前5m、一度近鉄がサニックスからターンオーバーし、ラックになります。9番金選手から10番重光選手へパスした瞬間、サニックス12番アヒオ選手がすごいスピードでインターセプト、そのままインゴールへ。アヒオ選手がオフサイドかと思われましたが、ビデオ判定の結果トライが認められます。
ゴールも決まり、0-7。
17分
(近鉄)サニックス陣22mライン付近、サニックスがタッチに蹴り出したボールを11番テイラー選手がクイックスローイングで15番髙選手へパスし、再度テイラー選手にパスを戻し、カウンターアタックを仕掛けます。3フェイズ重ねた後、サニックスが22mライン手前でペナルティを犯します。9番金選手がタップキックで速攻で仕掛けます。FW・BKが一体となって3フェイズ重ね、サニックスゴール前5mでできたラックのサイドをスピード良く走ってきた7番辻選手へパス、辻選手はサニックスディフェンダー4人に囲まれますが、それをものともしない強いキャリーでなだれ込むようにトライ。
10番重光選手のゴールも決まり、7-7。
28分
(サニックス)近鉄陣10mライン付近のラックで、近鉄がオーバーザトップの反則を犯します。サニックスがペナルティゴールを決め、7-10。
36分
(近鉄)ハーフライン付近のラックから近鉄はBKに展開、15番髙選手からクロスで11番テイラー選手へパス、テイラー選手は一人払いのけ、2人目は一度当たり払いのけ、3人目はステップでかわし、激しく飛び込んできたポトヒエッター選手もかわし、4人目は再度ステップでかわし、サニックス陣ゴール前5m手前で相手選手につかまります、12番イエロメ選手へパス、その後大きく左へ展開しラック、その後10番重光→9番金→11番テイラー→8番佐藤→7番辻と繋ぎラック、その後すぐにパスアウトしようとした金のパスをサニックスの選手にパスカットされボールはファンブル、しかし佐藤選手が反応良く拾いあげ、12番イエロメ選手へパス、イエロメ選手は一人ハンドオフで吹っ飛ばしタックルされながら、4番トンプソン選手へ内返しパス、トンプソン選手は一人タックラーを振りほどき、ディフェンダー3人に絡まれながら、13番矢次選手へオフロードパス、そのままインゴールへ飛び込みトライ。
10番重光選手のゴールも決まり、14-10。
38分
(近鉄)近鉄陣10mライン付近のラックからサニックスは右にオープン攻撃、大外のウイング濱里選手がボールをファンブル、そのボールを11番テイラー選手が反応良く拾いあげ、約60m独走し左隅にトライ。
ゴールは決まらず、19-10。
~ 前半終了 ~
100試合出場達成の佐藤選手
常に体を張り続けるトンプソン選手
激しいアタック樫本選手
前田選手のアタック
抜群のスピードで60m独走トライ テイラー選手
【後半】
5分
(近鉄)サニックス陣10mライン付近のラックでサニックスがノットロールアウェーの反則を犯します。
10番重光選手がペナルティゴールを決め、22-10。
15分
(サニックス)近鉄陣ゴール前 10m付近でのサニックスボールスクラム、近鉄がフリーキックの反則をとられます。すぐにサニックス8番新井選手がタップキックで仕掛けます。近鉄ディフェンダーを2人弾き飛ばし、ゴールライン直前でラック、野獣のように鋭くラックサイドを走ってきた6番ポトヒエッター選手へパス、そのままの勢いでトライ。
ゴールも決まり、22-17。
19分
(サニックス)近鉄陣10mライン入った位置での近鉄ボールスクラム、近鉄はコラブシングの反則をとられます。
ペナルティゴールが決まり、22-20。
25分
(近鉄)近鉄陣22mライン入った位置、サニックスが蹴り込んだボールを近鉄は果敢にカウンターを仕掛けます。12番イエロメ選手が11番テイラー選手へパス、テイラー選手はそのままラインブレイク、約30mを走り抜けラック、1番田邉選手が好フォロー・好判断でショートサイドを駆け上がってきた10番重光選手へパス、重光選手は約30mを走り抜け、左隅にトライ。
重光選手のゴールも決まり、29-20。
29分
(近鉄)サニックス陣ゴール前5m付近 サニックスボールスクラム、近鉄がスクラムで猛プッシュをかけます、その勢いでボールがスクラムから転がり出ます。そのボールに9番福地選手がセービングして確保、その後FWがラックサイドを2回突き、BKへパスアウト、最後は10番重光選手がミスマッチを見逃さず、内に切れ込むステップでサニックスのFW選手を抜いて、中央にトライ。
重光選手のゴールも決まり、36-20。
35分
(サニックス)近鉄陣ゴール前5mライン手前 サニックスボールラインアウト、キャッチ後モールを形成し少しずつ前に進みます。崩れた後、FW選手が1人ピックで縦を突き、その後22番濱里選手がラックサイドのギャップを突き、中央にトライ。
ゴールも決まり、36-27。
37分
(近鉄)サニックス陣ゴール前5m、自陣から果敢に展開したきたサニックスに、途中出場のウィンターステイン選手が判断良く思い切りつめるタックルで相手のノックオンを誘います。そのボールを4番トンプソン選手が身を挺して確保し、すぐに途中出場のサモ選手がピックしサイドを突き、ゴールライン直前まで攻め込みます。その後すぐに途中出場の王選手がサイドを突きラック、最後はサモ選手が高身長を生かしてディフェンダーの頭上からひょいとインゴールへ置くようにトライ。
重光選手のゴールも決まり、43-27。
39分
(サニックス)近鉄陣22mライン付近、近鉄がノックオンしたボールをサニックスがゲットし、FW・BKが一体となって7フェイズ重ねます。最後はラックのショートサイドを201cmのレマル選手が強引に突き、イエロメ選手を引きずりながらトライ。
ゴールは決まらず、43-32。
~ 試合終了 ~
安定感があり好キックを随所に 髙選手
ボールキャリーで強さを魅せる松岡選手
思い切りのいいプレーでチームに勢いをつける田中選手
後半から途中出場でチームに活力を与えたタウファ選手
一瞬のスピードでラインブレイク 福地選手
【試合終了後の記者会見:宗像サニックス 藤井監督コメント】
「トップリーグに残留する為に、今日は勝つことがすべてだった」
そんな意を決して向かってきたチームから、勝利を掴んだライナーズ。
4トライ以上の勝ち点1を含む、「勝ち点5」を獲得。
“佐藤 幹夫選手、トップリーグ100試合出場達成”
「ミスター近鉄」を勝利で祝うことができました。
セカンドステージ・Bグループ残り2試合
勝ち点が、1位リコー(23)・2位NEC(23)・3位クボタ(20)・4位近鉄(20)・5位ドコモ(16)。※勝ち点で同点の場合は得失点差で順位付け
1勝(勝ち点4)で目まぐるしく動く順位。
Bグループ上位4チームのみが進出できる、ワイルドカードトーナメント(日本選手権出場をかけたトーナメント)をかけた熾烈な戦い。
「絶対に負けられない試合」が続きます。
この試合2T・5G・1PGでマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた重光選手
試合後:グリーティングタイムの様子
トップリーグ100試合出場を達成した 佐藤 幹夫選手コメント
「今回の試合でトップリーグ100試合目となりました。
ここまでこれたのもサポーターの皆様のおかげです。
花園での試合はもちろんのこと、九州や関東でも、関西社会人リーグからトップリーグになっても、トップウエストにいたときでもどんなときでも変わらず熱い応援をしていただいてきました。本当に感謝しています。ありがとうございます!
これからも近鉄ライナーズをよろしくお願いします!」
前田隆介監督(試合後インタビュー)
「福岡の地にファン・サポーターの皆さんが応援に来ていただいて、その中でゲームができた事嬉しく思います。
今日までの1週間、佐藤 幹夫選手の100試合出場達成を記念するに相応しいパフォーマンスする為に準備してきました。
厳しいゲームでしたが、トンプソンゲームキャプテン中心に乗り越えて勝つことができて良かったです。
ペナルティが多かったことなど、今日の内容は満足していませんので修正して次節に挑みたいと思います。」
トンプソン ルーク ゲームキャプテン(試合後インタビュー)
「今日の試合を福岡で行えたことに、すべての関係者の皆さんに感謝致します。ありがとうございました。
フィジカルな試合で簡単な試合ではなかったので、結果としては素直にうれしいです。
今日の試合の大きな課題は規律の部分です。
次節もハードな試合になると思いますので、改善していきます。」
(写真:加守 理祐)
今年もライナーズへのご支援・ご声援ありがとうございました。
来年も更なる発展、飛躍に向けて、誠心誠意努力する所存です。
より一層のご支援・ご声援を賜りますよう、
近鉄ライナーズ一同、心よりお願い申し上げます。
新年に、みなさまとお会いできますことを楽しみにしております。
よいお年をお過ごしください。