【マッチサマリー】トップリーグ2ndステージ第2節 リコー戦
12月7日(日)12時00分キックオフ
近鉄ライナーズ 対 リコーブラックラムズ戦が
近鉄花園ラグビー場で行われました。
試合前・普及活動 「AIGタグラグビー教室」の様子
試合前・普及活動 「花園ラグビーパーク」の様子
KIPSポイントライキャンペーンの様子
「WE ARE LINERS!」写真撮影会の様子
ウォームアップを見守る 飯田メディカルチーフトレーナー
今シーズン、公式戦で2度目の対戦。
ファーストステージでは、最後の最後まで大接戦の末、なんとか勝利したライナーズ。
(近鉄28-23リコー)
リコーには、一発でトライまで持っていける危険なプレイヤーが顔を揃えます。
前節NEC戦で我慢の末、ノートライで勝利したライナーズ。
この試合でも、ホーム花園で、近鉄サポーターの前で「REVIVE」を体現しなければなりません。
冷たい生駒おろしが吹きぬけるホーム近鉄花園ラグビー場。
「WE ARE LINERS」の声援が会場に響き渡ります。
近鉄のキックオフで試合が開始されました。
【前 半】
5分
(リコー)近鉄陣10mライン付近 リコーボールラインアウト、キャッチ後BKに展開し、そこからFW・BKが一体になりグラウンドを大きく使って18フェイズを重ねます。リコー10番ボーク選手から11番長谷川選手に飛ばしパスをしますが、スローフォワードの反則。
しかし、それ以前の近鉄のオフサイドをとられます。
15番ピータース選手のペナルティキックが決まり、0-3。
16分
(リコー)近鉄陣10mライン付近 リコーボールラインアウト、キャッチ後モールを形成し少し前進しBKに展開、2フェイズ重ねた後リコー13番山藤選手がいいスピードでラックサイドのギャップを突きラインブレイク、近鉄テイラー選手がタックルで止めますが、その後のラックでオフサイドを取られます。
15番ピータース選手のペナルティキックが決まり、0-6。
25分
(リコー)近鉄陣ゴール前5m リコーボールラインアウト、キャッチ後モールを形成しますがゴールライン直前で崩れます。その後執拗にFWでラック周辺を攻め続け、最後はリコー9番山本選手がポッカリ開いたラックサイドを突き、トライ。
ゴールも決まり、0-13。
30分
(近鉄)ハーフライン付近 近鉄ボールラインアウト、4メンラインアウトキャッチ後、BKラインに残っていたラトゥイラ選手へパス、力強くたてを突きます、ラック後ウィンターステイン選手がすぐにピックで拾い上げ前進、その後6フェイズ重ねリコー陣22mライン付近でリコーがオフサイドの反則を犯します。
10番重光選手のペナルティキックが決まり、3-13。
34分
(リコー)ハーフライン付近 近鉄ボールラインアウト、キャッチ後左右にグラウンドをいっぱい使って12フェイズ重ねます。ラック後、9番福地選手が8番佐藤選手にパスで繋げようとしたボールに、リコー9番山本選手が狙いすましたかのようにインターセプト、約70mを走り抜け、トライ。
ゴールも決まり、3-20。
~ 前半終了 ~
試合前の円陣
激しく突進する ラトゥイラ選手
豊田キャプテン
加入2年目の南藤選手
今シーズン初スタメンの吉川選手
【後半】
11分
(リコー)近鉄陣ゴール前5m リコーボールスクラム、まず8番→9番→10番とパスしポイントを作ります。テンポ良く順目で大外に攻撃してラック、1つFWの縦を入れラック、すぐにBKへ、10ボーク選手から2人のデコイランナーの裏を通すパスで12番牧田選手へ、近鉄3番申選手とのミスマッチを突き大きく流れるようなコースを走りきり、トライ。
ゴールも決まり、3-27。
17分
(リコー)リコー陣10mライン 近鉄ボールラインアウト、獲得後すぐにBKに展開、12番吉川選手から一人の選手に背中を通すパスで10番重光選手へ、重光選手はリコー選手一人をハンドオフで弾き、ラインブレイクし外側に流れるような走りでラック、9番北村選手が逆目に投げた長めのパスをリコー5番ロトアヘア選手がインターセプト。そのまま約70mを独走し、左隅にトライ。
ゴールも決まり、3-34。
40分
(近鉄)リコーが蹴ったボールを近鉄陣10mライン付近でテイラー選手がキャッチし、15番髙選手へパスし果敢にアタックします。その後、FW・BKが一体となりアグレッシブにボール繋ぎ、ゴールライン直前まで攻め込みます。最後は途中出場のサモ選手がリコーディフェンダーを一人払いのけ、2人引きつけオフロードパス。パスをうけた7番タウファ選手が右隅にトライ。意地のトライを決めます。
ゴールは決まらず、8-34。
~ 試合終了 ~
ラインブレイクする重光選手
ラックから早いピックで抜ける タウファ選手
攻守に激しいプレーの樫本選手
チームの為に体を張り続ける トンプソン選手
トライチャンスを生んだ サモ選手
意を決して戦いを挑んできたリコー。
それを越えれなかった近鉄。
試合の入りのインテンシティは前節NEC戦と大きく違いました。
開始15分までに、キックミス、連続ノックオン...
そんな状況で勝てるほど、トップリーグは甘くありません。
改めてラグビーはメンタリティのスポーツと痛感させられました。
「近鉄ライナーズは乗り越えます。」
次節までにスタッフ・選手が一丸となり、熱を発し、これ以上のない準備をすること。
春からハードワークしたきた事に自信を持つこと。
立ち返る所、「REVIVE」を体現すること。
次節、セカンドステージに入って快勝続きの好調なNTTドコモ。
ファーストステージとは全くちがうチーム、戦いです。
リコー戦とは「全くちがう」近鉄を、熱いサポーターの前で、ホーム花園で、示さなければなりません。
試合後 グリーティングタイムの様子
前田隆介監督(試合後インタビュー)
「ファーストステージの5位チームとして、相応しくないゲームをしてしまいました。
近鉄ライナーズのラグビーを楽しみに来ていただいたファン・サポーターに皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
まだ2節なので切り替えて、NTTドコモ戦に向けて今からしっかり準備していきたいです。
本日はありがとうございました。」
豊田大樹キャプテン(試合後インタビュー)
「今日の試合を楽しみにして、会場まで来ていただいたファンの皆さんの期待に応えられず、反省しております。
(失点)30点以上獲られた事は、必ず改善しなければいけないところです。
まずはディフェンスを次節までに修正していきます。」
(写真:加守 理祐)