【マッチサマリー】トップリーグ2ndステージ第1節 NEC戦
11月29日(土)12時00分キックオフ
近鉄ライナーズ 対 NECグリーンロケッツ戦が
近鉄花園ラグビー場で行われました。
試合前 KCN・J-SPORTS主催のラグビー教室の様子
試合前 KCN・J-SPORTS主催のラグビー教室の様子
ポッカサッポロドリンクキャンペーンの様子
KIPSポイントライキャンペーンの様子
エスコートキッズの皆さんと記念撮影
ウインドウマンス中(トップリーグ休止期間)、「もう1%」の努力を積み重ねてきたライナーズ、その成果をホーム花園で発揮したいところです。
7年ぶりとなる日本選手権出場に向けて、非常に重要な再スタート、セカンドステージ開幕戦。
1点差でも「勝ちきる」
その為に「すべてを出しきる」
北風が強く、時折雨もちらつくホーム近鉄花園ラグビー場。
「WE ARE LINERS」の声援が会場に響き渡ります。
近鉄のキックオフで試合が開始されました。
【前 半】
19分
(近鉄)近鉄のペナルティキック不成功後のNECのドロップキック、自陣10m付近で14番田中選手がキャッチし、テイラー選手へパス、敵陣へハイパントキックを蹴ります。そのボールNEC15番吉廣選手がキャッチしますが、7番タウファ選手が猛烈なプレッシャーを与え、その後今シーズン初スタメンの12番矢次選手がボールのコントロールを奪うタックルでNECのハンドの反則を誘います。
10番重光選手のペナルティキックが決まり、3-0。
エリアの争奪で圧倒的不利な風下で、何度かゴールライン直前まで深く攻め込まれるシーンがありましたが、「REVIVE」を体現し分厚いディフェンスでNECを無失点に抑え、リードのまま折り返します。
~ 前半終了 ~
ラインブレイクする 田中選手
低い姿勢で密集を抜ける 佐藤選手
ディフェンスレンジが広い ウィンターステイン選手
公式戦初デビュー 矢次選手
常に激しいプレッシャーを与える 樫本選手
力強く前進 ラトゥイラ選手
【後半】
10分
(NEC)近鉄の反則で得たボールをタッチキック、敵陣5m NECボールラインアウト、キャッチ後モールを形成し、上手くコントロールしながら前進、最後は8番ラトゥ選手が力強く飛び込みトライ。ゴールは決まらず、3-5。
30分
(近鉄)NECナドロ選手が自陣10m付近からハイパントキックを蹴りますが、NECがホールディングの反則を犯します。
10番重光選手のペナルティキックが決まり、6-5。
32分
(NEC)敵陣10m NECボールラインアウト、キャッチ後BKに展開、BKラインに入っていた8番ラトゥ選手が力強く縦攻撃、近鉄のノットロールアウェイの反則を誘います。NEC12番田村選手のペナルティキックが決まり、6-8。
35分
(近鉄)敵陣22m 近鉄ボールラインアウト、キャッチ後モールを形成しますが停滞し、6番ラトゥイラ選手がサイドを突きラック、その後BKに展開、10番重光選手が外に流れ気味に走り、アングルをかえて勢い良く縦に走ってきた途中交替の南藤選手へパス、ラックになりますがNECのハンドの反則を誘います。
10番重光選手のペナルティキックが決まり、9-8。
37分
(近鉄)NECがハーフライン付近でオフサイドの反則を犯します。
15番テイラー選手がペナルティキックを狙います、その距離約50m。
追い風とライナーズサポーターの声援に乗ったボールはクロスバーの上を通過します。
ペナルティキック成功。
12-8。
~ 試合終了 ~
チームトップのタックル数・成功率100% 福地選手
密集での仕事人 トンプソン選手
今シーズン初スタメン 天満選手
ビッグタックルでピンチを救った 森田バイスキャプテン
約50mのPGを決めた テイラー選手
前半開始早々の1番豊田キャプテンのビッグタックル、4番トンプソン選手の身を挺してのキックチャージが代表するように、試合の入りへのインテンシティ(激しさ・集中力)は
目を見張るものがありました。
モールで1本トライを許しましたが、ゴールライン直前まで何度も攻め込まれても、粘り強い集中力のあるチームディフェンスで守り続けました。
薄氷の勝利。
ノートライの勝利。
この試合を「勝ちきった」ことは、ライナーズにとって大きな前進です。
マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた 重光選手
感謝の気持ちを込めて サポーターの皆様に一礼
試合後のグリーティングタイムの様子
前田隆介監督(試合後インタビュー)
「ホーム花園でセカンドステージ開幕を迎えることができて、嬉しく思います。
前半は風下の中で、選手達は良く守りきってくれました。
試合の中で相手のミスで助けられたシーンもあったので、課題を修正し次節に挑んでいきたいと思います。」
豊田大樹キャプテン(試合後インタビュー)
「セカンドステージ開幕戦、素晴らしいグラウンドコンディションとたくさんのファンの方にきていただき、最高の環境でできた事に感謝したいです。
ディフェンスについては、最後まで集中力をきらずに守りきれたと思います。
ただモールで1本トライをとられたこと、ライナーズがトライをとれなかったについては、チームでしっかり反省し、次節に繋げていきたいと思います。」
(写真:加守 理祐)