【マッチサマリー】トップリーグ1stステージ第4節 キヤノン戦
9月14日(日)16時00分キックオフ
近鉄ライナーズ 対 キヤノンイーグルス戦が
茨城県・ケーズデンキスタジアム水戸で行われました。
ファーストステージ プールB4位の近鉄、同5位のキヤノン。
昨シーズンの公式戦、対戦成績は1勝1敗と五分。
ライナーズがトップリーグの試合を行う、初めての地。
本拠地から程遠いスタジアムですが、バックスタンドにはライナーズの大旗が揺れ、
「WE ARE LINERS!」のコールが響き渡ります。
キヤノンのキックオフで試合が開始されました。
【前 半】
8分
(キヤノン)敵陣5m、近鉄のノットロールアウェイの反則で得たペナルティキックを狙わず9番福居選手がタップキックして速攻、パスを受けた10番ブルース選手がスルッと抜けゴールライン直前でタックルされながら、3番城選手へパス、そのまま飛び込んでトライ。ゴールも決まり、0-7。
19分
(キヤノン)敵陣5m キヤノンボールスクラム、キヤノンはブラインド側にアタック、9番福居選手が15番橋野選手へパス、橋野選手が近鉄9番森選手と10番重光選手を引き付け、ギャップに走ってきた12番三友選手へ絶妙のパス、そのまま走り抜けトライ。
ゴールも決まり、0-14。
22分
(近鉄)再スタートのドロップキック、キヤノン8番菊谷選手がキャッチするが、11番テイラー選手が猛プレッシャー、その後1番豊田選手と4番トンプソン選手が激しいダブルタックル、キヤノンの反則を誘います。
10番重光選手のペナルティゴールが決まり、3-14。
~ 前半終了 ~
エスコートキッズと入場
初スタメンの森選手
アグレッシブなアタックをし続けるラトゥイラ選手
ボールキャリー能力に優れる松岡選手
ペナルティゴールを決める重光選手
【後半】
0分
(近鉄)キヤノンがタッチに逃れようとしたキックボールを、ハーフライン付近で6番ラトゥイラ選手がキャッチし突進しラック、そのサイドを5番松岡選手が力強く突進しラック、その後バックスに展開、15番髙選手から、深い位置から走りこんできた10番重光選手へ飛ばしパス、そのまま重光選手がいいコース走りラインブレイク、その後好フォローの13番フェアバンクス選手へパスしそのままトライ。重光選手のゴールも決まり、10-14。
3分
(キヤノン)キヤノンの再スタートのドロップキックを、5番松岡選手がキャッチし損ね、キヤノン3番城選手がそのボールを拾い上げラック、ここで近鉄が反則を犯します。
12番三友選手のペナルティゴールが決まり、10-17。
5分
(キヤノン)敵陣22m付近、ラックからパスアウトしようとした近鉄9番金選手へ反応よく12番三友選手がプレッシャー、それでファンブルしたボールを5番宇佐美選手が拾い上げ、13番ベネット選手へパス、スルスルと抜け、一度パスを入れ敵陣5mでラック、そこから逆目に大きくワイド展開し、大外の14番和田選手がパスを受け右隅に飛び込みます。ここでビデオ判定になりますが、トライが認められます。ゴールも決まり、10-24。
12分
(近鉄)敵陣5m 近鉄ボールラインアウト、キャッチ後モールを形成しますが少し押し戻されラック、その後サイドを7番タウファ選手、4番トンプソン選手が力強く突進し、9番金選手がテンポよく10番重光選手へパス、深くから閃光のように走りこんできた13番フェアバンクス選手へパス、トップスピードのまま走り抜けトライ。
10番重光選手のゴールも決まり、17-24。
18分
(キヤノン)敵陣22mのラックから飛ばしパスで大きく展開、頭上を越えそうになったボールを11番原田選手がうまくキャッチしビッグゲイン、その後6番トムソン選手へ繋ぎ、2人のタックルを受けながらもトライ。ゴールは決まらず、17-29。
26分
(近鉄)敵陣5mスクラム、9番金選手から10番重光選手へパス、重光選手が縦を突きゴールライン直前でラック、すぐに8番サモ選手がピックし、タックルされながら一度ゴールポストに背中をぶつけ回転し、豪快にトライ。
10番重光選手のゴールも決まり、24-29。
33分
(キヤノン)敵陣22m付近 キヤノンボールラインアウト、キャッチ後モールを形成し、ジリジリとそのままゴール直前まで押し込みます、その後バックスに展開し、23番スライマンケル選手がパスしたボールが近鉄の選手にあたり、そのボールが運よく22番ボンド選手にスッポリ入りそのままトライ。ゴールも決まり、24-36。
42分
(近鉄)試合終了を知らせるホーンが鳴った後、近鉄は2分間FW・BKが一体となって攻め続けます。最後は敵陣5mのラックから9番金選手→7番タウファ選手→20番サモ選手と繋ぎ、充分にディフェンダーを引きつけて途中交替の19番山口選手へラストパスしトライ。ゴールも決まり、31-36。
~ 試合終了 ~
果敢にアタックするタウファ選手
初メンバー入りの吉川選手
オーストラリアA代表の実力を魅せるフェアバンクス選手
豪快すぎるサモ選手のトライ
山口選手のトップリーグ初トライ
敗戦。
土壇場でのボーナス2点獲得。
最後のトライは、REVIVEの「証し」です。
過ぎ去った事は取り戻せません。
いま必要な事は後悔よりも、次節「勝利」への妥協なき「準備」です。
グラウンドに立つ者だけではなく、チームライナーズ全員が目標への強い意志を貫く、いまがその時です。
次節、トヨタ自動車ヴェルブリッツ。
昨シーズン、ワイルドカード2回戦で終焉を迎えさせられた相手。
「リベンジ」
これがライナーズの最大の使命です。
前田隆介監督
「これほど遠い地に、応援に来ていただいたサポーターの皆様に感謝したいです。
ありがとうございます。
ファーストステージでターニングポイントになる試合でしたので、是非とも勝ちたかったのですが、前半は単純ミスで攻撃を相手に渡し、後半は辛抱どころでミスが出ました。
後半終了間際にトライを獲った集中力を、今後発揮し続けたいです。
次節、トヨタ自動車戦は、切り替えて臨みたいです。」
豊田大樹キャプテン
「茨城県水戸まで来ていただいているサポーターの皆さんに、気持ちよく帰っていただく為、勝ちたいゲームでした。
簡単に獲られるトライシーンがあったので、次節には改善したいです。
諦めずボーナス点2を獲った事は、今後のライナーズにポジティブに繋がります」
(写真:石坪 隼)