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2014年1月 7日 (火)

トップリーグ2ndステージ第5節 コカ・コーラウエスト戦レポート

トップリーグ2ndステージ第5節

近鉄としては2年ぶりの試合会場となる福岡県・レベルファイブスタジアム。

 

新年最初の公式戦。

殆ど風もなく、快晴。

福岡の地、試合開始前から「WE ARE LINERS!」の力強いコールが会場内に響き渡ります。

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コカ・コーラウエストのキックオフで試合が開始。

立ち上がり、双方積極的にバックスにボールを展開しますがなかなかディフェンスが崩れず、停滞した時間帯が続きますが、6分に近鉄が自陣ゴール前でホールディングのペナルティを取られ、ペナルティゴールを決められます。0-3。

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先制された近鉄ですが、この日もハンドリングエラーが多くなかなか攻撃のリズムを作ることができません。ミスは多いもののこの試合は1番豊田、2番樫本、3番才田のフォワード第1列がスクラムで優位に立ち、悪い流れを断ち切っていきます。

16分 カウンターアタックから11番李、4番トンプソン、14番島などのランナーを走らせて、その後できたラックから9番金が右サイドにボールを持ち出し、相手のディフェンスラインのギャップに走りこんできた12番田中に2人飛ばしパス、そのままラインブレイクして約30mを走りきりトライ。重光のゴールが決まり、7-3、と逆転します。

 

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 しかし、その後もハンドリングエラーとラインアウトのミスでいくつかの決定的な場面を得点に結び付けられず。逆に前半終了間際にゴール前に釘付けとなります。

38分 自陣5m付近 相手の執拗なラックサイドの攻撃にフォワードが力負けしてトライを奪われます。その後のゴールも決まり、7-10逆転を許します。

 

 悪い形で終了した前半を修正して、後半立て直すことができるかが今季の近鉄の大きな課題です。

 

しかし、後半開始早々の3分に自陣5mゴール前ラインアウトからモールを押し込まれ、再びトライ、さらにペナルティゴールも決められ、7-20と大きくリードを許します。

 

やや風下となった後半はなかなか地域を奪うことができない状態が続きましたが、後半18分に近鉄ベンチが動きます。8番サモと14番島をさげて、19番村下と23番ギアを投入。さらに2分後にプロップ前田とセンター森田を投入してアタックのリズムを変えます。

ここから「アグレッシブ リバイブ」が始まります。

近鉄のフォワードとバックスが一体となった、フィジカルで相手を上回る波状攻撃で敵陣深くまで攻め込みます。

早速、23分に敵陣ゴール前の正面でペナルティキックを獲得。ここでゴールキックを狙い、点差を2トライ以内に縮める事を選択します。ゴールが決まり、10―20。

残り17分で10点差。

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残り時間とも戦う近鉄。

26分 9番金がショートサイドを駆け抜け、相手ディフェンダーの裏にキック、そのボールをキャッチ後タッチに逃げようとするコーラ選手をしつこく追い込んだ2番樫本がキックチャージ、一気にゴール前までなだれ込み、そこでコカ・コーラウエスト14番江藤選手が故意の反則。その江藤選手がシンビンで10分間の一時退場となります。

ビッグチャンスです。ここでトライを取りにスクラムを選択。

9番金がスクラムのボールを投入するとすぐに金と左オープンに並んでいたウイングのギアが右のスペースに移動、その動きで相手のディフェンスラインが乱れた隙を途中交代で入ったNO8村下が鋭くスクラムサイドをついてトライ。その後のゴールも決まり、17-20。3点差に縮めます。

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このまま勢いに乗りたい近鉄。

 29分 自陣22m相手ボールラインアウト コーラがキャッチ後、相手からするっとボールを奪いすぐにバックスへ展開、13番フェアバンクス選手が持ち前のキレキレの走りで相手ディフェンダーを撹乱させ、近鉄の超特急 李選手にパス、相手ディフェンダー1人、2人を置き去りにし約50mを独走しトライ。その後のゴールも決まり24-20。逆転します。

 36分には10番重光がペナルティゴールを決め、27-20。

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このスコアのままノーサイド。

 

前節リコー戦、年末強化試合の豊田自動織機戦に続き、接戦をものにした近鉄。

チーム内に、最後まで諦めない「勝ちへの執念」が根付きつつあります。

 

次節はクボタスピアーズ戦。

今年度夏合宿強化試合・ファーストステージでの敗戦。

1シーズンで同じ相手に3度は絶対に負けられません。

戦いの場は、ホーム近鉄花園ラグビー場。

日本一「熱い」サポーターが待っています。

 

さぁ、「リベンジ」だ!

 

(本文敬称略)

 

 

【マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた 李選手】

 

 チーム全員の勝利。勝って反省する事ができて良かったです。

次節もチームで勝ちに行きます!

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【前田監督からサポーターの皆様へ】

 

福岡の遠い地まで、たくさんのサポーターの皆様に応援に来ていただいた事、感謝致します。

 前半からイージーなハンドリングミスが多く、負けてもおかしくない内容でした。

 ライナーズの勝利に対する執念で、最後は勝利の女神が微笑んでくれたと思います。

まだまだシーズンは続きます。まずは次節までに、課題をできる限り改善できるよう努めていきます。

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(写真:加守 理祐)