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2012年12月25日 (火)

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦レポート

 第12節のNTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦は、冷たい雨が降る秩父宮ラグビー場で行われました。

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 今シーズンのリーグ戦では初の雨となったこの試合だが、何とか勝ち星を掴みたいライナーズ。ホッキングスと李を先発に投入し、必勝で挑みます。

 NTTコムは、昨年が5点差、一昨年は2点差と毎年激しい接戦を繰り広げているチーム。今シーズンも激しい戦いが予想されます。昨晩からの雨の影響で水たまりができる程のスリッピーなコンディションの中、10重光のキックオフで試合が開始されました。

 前半3分に13大西のペナルティゴールが成功して先制した後も、9金が厳しいコンディションの中、FW・BKに何度もボールを供給し攻め続けますが、ミスと相手の激しいプレッシャーになかなかリズムを作りことができません。逆に8分、27分とペナルティゴールを許し3-6とリードされたまま前半を終了します。

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 後半に入ると双方ペナルティキックで得点のチャンスを得ますが成功せず、3-6のまま後半20分を経過したところでライナーズにチャンスが訪れます。敵陣ゴール前右サイドのスクラムから、14ギア、続いて7タウファ、1豊田がゴールラインに向かってラックサイドを攻め続けます。モールを組んでさらに途中出場の19大隈、4トンプソンが突進。相手も激しいディフェンスでゴールラインを守りますが、さらに2太田、6中井、再び7タウファがサイドを突いて、できたラックから最後は9金-18松岡と渡り、そのまま松岡がインゴールに飛び込んでトライ。この日、両チームを通じて初めてのトライが生まれます。13大西のゴールも決まって、10-6。

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 しかし、相手はこの日有利に組めているスクラムとコンタクトの強い外国人選手を走らせに徐々にリズムを作ってきます。28分にFW・BKが一体となった攻撃によりゴール前まで攻め込まれ、最後は7タウファがキックチャージしたボールを相手10にうまく拾われてそのままトライ。10のゴールも決まり、10-13。再びリードを許します。

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 今季後半節に入ってから最後の粘りで勝ち星を挙げてきたライナーズは勝利への執念を燃やし、40分を知らせるホーンが鳴った後も攻め続けますがゴールラインを割ることができずそのままノーサイド。セットプレーが安定しなかったこととハンドリングエラーが多かったこの試合でライナーズに痛恨の黒星がついてしまいました。

 悪天候の中、応援に来ていただいたファンの皆さま、ありがとうございました。次戦は、年を越した1月6日に再び東京の秩父宮ラグビー場で東芝ブレイブルーパスとの対戦です。関西から駆けつけてくださるライナーズファンの皆さまのために、また関東在住のライナーズファンの皆さまのためにも、全力で戦います。応援よろしくお願いいたします。