NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦レポート
8月１日（水）時折激しい雨が降る中、ライナーズの夏合宿での強化試合NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦（2試合）がモイワスポーツワールドで行われました。
ベテラン選手中心のメンバーを組んだplusチームの試合は、12時からNTTコミュニケーションズのキックオフで開始されました。
序盤からテンポよくボールを左右に動かすラグビーでリズムを作るライナーズは、前半4分にゴール前のラインアウトからがっちり固まったモールを形成。そのまま押し込んで最後は、7タウファがボールを押さえてトライ。10大西のゴールも決まり。7-0
さらに前半11分にNTTコムのライン攻撃の乱れたパスを12イエロメがカットして、大きく前進。14ギアにつなぎそのままインゴールまで走り込んでトライ。10大西のゴール成功。14-0
大きく流れを掴んだかのように見えましたが、ここから守りの時間帯が増えます。
前半20分にNTTコムボールのラインアウトからモールを作られ、9-10-12とつながれ、12の豪快なラインブレイクにより、中央にトライを許します。ゴール成功。14-7
ライナーズは、何度も敵陣ゴール前まで攻め込みますが、ミスでトライを奪うことが出来ません。NTTコムのラックサイドの激しいプレッシャーで前半途中からなかなかリズムを作れないままハーフタイムとなります。
後半は、立ち上がりからライナーズが攻め込みます。後半1分に敵陣10m付近のラックから右オープンに展開。13森田の上手いオフロードパスで8佐藤が大きくラインブレイク。ゴール前までボールを運んだところで、ペナルティーキックを獲得。12イエロメが素早くタップキックからインゴールに飛び込みトライ。10大西のゴール成功。21-7
しかし、後半5分にオフロードパスを巧みに使い敵陣に入るライナーズのパスをNTTコム12がインターセプト。そのまま走りきり中央にトライ。ゴール成功。21-14
続いて、後半15分にもペナルティーキックから速攻、短いパスをつながれトライを許す。ゴール成功。21-21同点に追いつかれます。
さらに後半24分には自陣ゴール前で9森がタッチに逃れようとしたところを激しいプレッシャーを受け、こぼれたボールを相手に拾われてトライを許す。ゴールも決められて21-28。逆転を許すこととなります。21-28
ライナーズの反撃は、後半28分に敵陣22m付近の左側でラックから9森-8佐藤-4トンプソン-7タウファとつなぎ、7タウファが力強いランニングで中央にトライ。10大西のキック成功。28-28
続く後半31分には、フェーズを重ねながら連続攻撃を仕掛けて、最後はゴール前のラックから再び7タウファがボールを持ち出し、再びトライ。10大西のゴール成功。35-28
逆転に成功。ここまで7タウファは３トライ、大西はすべてのゴールを成功。
しかし、粘るNTTコムは、後半37分にラックからバックスに展開してトライ、さらに後半40分にキックパスで裏に出られ、上手くボールつながれトライを許す。いずれもゴール成功。ラストプレーで逆転を許し、最終スコアが35-42。
攻めている時間は長かったが、雨の中で得意のボールを大きく動かすラグビーにミスが出たこと、終盤のリードを守ることが出来なかったとこなど等、少し課題が残った試合となった。
2戦目は若手主体のnextチームがNTTコムに対しリベンジを挑みます。
開始早々、ライナーズは積極的に攻撃を仕掛けますが、前半1分にNTTコム14にパスボールをインターセプトされ、トライを許します。ゴール成功。0-7
しかし、ライナーズの猛攻はここから始まります。
前半8分、敵陣右22m付近のラインアウトから乱れたボールを高さを生かした4ホッキングスが獲得し、そのままインゴールに飛び込みトライ。10東郷のゴールは決まらず。5-7
続く前半13分、6ラトゥイラ、14寺田ら強いランナーを走らせながらフェーズを重ねて連続攻撃を仕掛け、ゴール前のラックから出たボールを10東郷がグラバーキックでインゴールに蹴り込み、最後は6ラトゥイラが押さえてトライ。10東郷のゴール成功。12-7
さらに、前半26分NTTコムボールのスクラムをターンオーバーして8田中（正）-6ラトゥイラ-7北川とつなぎ、右隅に押さえてトライ。10東郷のゴールは決まらす。17-7
前半31分には敵陣22m付近のラインアウトで乱れたボールを9福地が拾い、うまくデフェンダーをかわし、トライ。15松井のゴール成功。24-7
しかし、前半38分には、NTTコムボールのラインアウトからモールを押し込まれトライを許す。ゴール成功。24-14
前半は、24-12のライナーズリードで終了。
後半に入ると一時止んでいた雨が再び強くなります。
一進一退の展開の中、後半15分にライナーズはゴール前のスクラムからFW周辺を攻めて、ラックから出たボールを10東郷がNTTコムのデフェンスラインの裏のインゴールに再び蹴り込み、15松井が押さえてトライ。15松井のゴール成功。31-12
後半22分には、自陣中央付近スクラムから左に展開。21北村-10東郷-24吉川-13田中（優）とつなぎ、13田中（優）が約50mを走りきりトライ。10東郷のゴール成功。38-12
ここで、10東郷に替わり22フェアバンクスがスタンドオフの位置に入ります。
後半35分スクラムでペナルティーキックを獲得し、8田中（正）のタップキックから21北村-22フェアバンクスとつなぎトライ。22フェアバンクスのゴール成功。45-12
22フェアバンクスがいきなり切れのあるランニングを見せました。
最後は、敵陣中央10mライン付近でターンオーバーしたボールを21壇辻が大きくゲイン。13田中（優）につなぎゴール前まで迫りラックに。そこから出たボールを21北村が難しい体勢からうまくインゴールに蹴り込み、そのボールを21壇辻が押さえてトライ。22フェアバンクスのゴール成功。52-12
ここでノーサイド。2戦目はライナーズが勝利しました。
悪天候の中、レフリーの方々、NTTコミュニケーションズの皆さまありがとうございました。
次戦は、夏合宿の最終戦として8月4日（土）北見ラグビーフェスティバルが行われる東陵公園グラウンドにてクボタスピアーズとの対戦です。
皆さまの応援よろしくお願いします。
