トライナーdiary

朝からの汗ばむ暑さも昼前には曇り空となり適度な風も吹き、ラグビーの試合には良いコンディションとなりキックオフを迎えることとなった。高のキックでスタートした試合は、相手の猛攻をライナーズが凌ぐ展開で始まった。最初に均衡を破ったのは相手チーム、自陣から積極的にボールを動かして10番がラインの裏に出てうまくボールを繋ぎ11番が右中間にトライ。ゴールも決まって0-7。

ライナーズの反撃は20分過ぎから。激しい攻撃に相手のFW選手が反則の繰り返しでシンビンとなり、その後の33分にゴール前左隅５ｍスクラムから右に展開。３つのラックを経てすばやく展開されたボールは、金→高と繋がれ最後に坂本が右隅にトライ。ゴールも決まって7-7。さらに36分に自陣１０ｍ相手ボールのラインアウトを松岡がうまくターンオーバー。金からラトウイラに渡り、ビックゲイン。田中正→金→重光→ギア→田中優→高→坂本と小刻みにパスを繋ぎ右隅にビューティフルなトライ。続いて、前半終了直前にもゴール前右ラインアウトからモールを組んで最後は新人豊田が上手くサイドをついて右隅に飛び込み３連続トライを決めた。ゴールも決まって19-7で前半を終了。

後半6分にスクラムから右に展開し田中優、松岡らが前にボールを運び、左オープンに展開。重光→田中優→ギア→坂本まで渡りゴール前左隅でラックを形成。そこから大隈が飛び込んでトライ。重光が難しいゴールを決めて27-7。一方的な展開になるかと思われたが、ここから相手の反撃が始まる。スピードあるランナーがＦＷ周辺に走りこみ激しいぶつかり合いが繰り返され10分に中央付近のラックから左に展開。最後に14番が振り切って中央にトライ。ライナーズは、17分に反則の繰り返しで10分間の一時退場者を出し、21分にもトライを許してしまう。

何とか流れを引き寄せたいライナーズは、30分に中央付近のラックから右に展開し、重光→寺田→ギアと渡り、ギアが左サイドを走りぬけ待望の追加点を挙げた。ゴール成功で33-21。その後一進一退の攻防が続くが、39分にライナーズが再び一時退場者を出し、連続2トライを奪われ、最終的に33-33の引き分けとなった。相手はFW周辺に強くスピードのある選手を縦に走らせ、ライナーズは左右に大きくボールを動かすラグビーを展開し、お互いの持ち味を十分に生かしたゲーム内容となったが、両チーム共に反則が多く、ライナーズとしても少し課題が残る試合となった。