今朝はやや肌寒いものの、すっきりとした青空が広がっていて、夏衣や月影など苑内の梅も、澄んだ空に上っていくかのような咲きっぷりを見せていました。現在の展覧会「白描の美」は本日までで、休館日をはさんで24日(金)からは「花の美術」が始まります。これから色とりどりの花が咲いてくる時期、展覧会でもお庭でも近づく春を実感して頂けることと思います。
【文華苑講座のお知らせ】
苑内のお花や木などにまつわる講演会を開催致します。
日時:平成29年3月19日【日】午後2時~於 講堂
演題:咲き分けの不思議に魅せられて
講師:大阪市立大学大学院理学研究科 准教授 植松千代美氏
(入館券のみで御覧頂けます)
苑内の梅はいま見ごろを迎えています。今朝も雨上がりの苑内では、未開紅や月の桂など紅白色とりどりの梅が咲き誇っていて、春の予兆を感じさせてくれました。
奈良は今朝からしんしんと雪が降り続いています。苑内でも梅や椿、寒あやめなどの花々がすっかり雪化粧していました。苑内の道もかなり滑りやすくなっておりますので、お越しの際は足元にくれぐれもお気をつけ下さい。
年内の展覧会が終了し、休館中の静まり返った苑内では、早咲きの梅「紅冬至(こうとうじ)」や蝋梅の開花が確認できました。来年に向けて、早くも迎春準備と言った趣です。
※当館では、来年1月5日(木)まで休館しております。1月6日(金)より「特別展 白描の美-図像・歌仙・物語-」を開催致します。是非お越し下さいませ。