練習試合レポート(8/25)VS トヨタ自動車ヴェルブリッツ
8月25日、トップチャレンジリーグ開幕前最後の練習試合をトヨタスポーツセンターにてトヨタ自動車ヴェルブリッツと行いました。
残暑と言うには厳しすぎる日差しのなか、17時キックオフで試合開始です。
メンバー的にも両チーム調整の意味合いが強いこの試合、ライナーズはいきなりピンチを迎えます。スクラムで遅れを取り、自陣深くに釘付けになってしまいます。
セットプレーで後手を踏みながら、ディフェンスはペナルティを犯しながらですが粘ります。再三、良いタックルを見せ、チーム全体でディフェンスへの意識が高いことを示します。
なんとか食い止めていた前半12分、ゴールラインを背にして何度もスクラムで押されペナルティを繰り返すと、ついにペナルティトライの判定。0-7と先制されます。
リスタートからは気を取り直し。ライナーズがテンポよく攻め込みます。No.8ロロが相手ディフェンスを力強く突破しゲインするなど、敵陣でプレーを続けます。
ベテランSO重光も、スペースへキックを上げるなどらしさを見せます。22mラインを超えて攻め込むシーンも見られ、うまくゲームをコントロールしますが、肝心な勝負どころでノックオンなどでなかなか得点には至りません。
さらにライナーズのミスから発生するスクラムでは、より押されるように。ハンドリングエラーからスクラムを経て、ペナルティーキックでエリアを挽回される。良くない流れが続きます。
そんななかでもディフェンスでは健闘します。ボールを失ってからのリアクションも早く、LO松岡、FL萩原を中心に隙きをついたアタックを続けると、徐々にトヨタ自動車にペナルティが増えます。
ついに41分、相手のペナルティから得た残り10mのマイボールラインアウト。
HO樫本が投入したボールは最後尾で待ち構えていたPR山口知へ、うまく前後に動きディフェンスを撹乱すると、トヨタ自動車ディフェンスにギャップが生まれます。山口知はボールを取るとそのギャップを突いてトライ。準備したプレーで1本返し、5-7でそのまま前半を終えます。
後半、トヨタ自動車はメンバーを大幅に入れ替えます。FL姫野、SH茂野など日本代表・サンウルブズで活躍する選手や、CTBイェーツ、FBアプロンなどナショナルクラスのメンバーが入るとゲームのテンポが上がります。
後半7分、トヨタ自動車は自陣からSH茂野、SOクロニエからうちに返したボールにWTBジェイミーが走り込むとビッグゲイン。ライナーズディフェンスは置き去りにされて、WTB彦坂にトライを決められます。コンバージョンは外れて5-12。
なんとか踏ん張りたいライナーズでしたが、11分にSO重光がシンビンに。その後ボールをキープし攻めますが、司令塔の不在は響きチャンスを活かせず時間が過ぎます。
ライナーズがもたつく間に、トヨタ自動車は着実にチャンスに作り。ものにしていきます。
2年目の両LO尾上、寺田など若手もがんばりますが後半20分を過ぎてから3トライを献上。
5−31で敗戦しました。
ゲームを通してディフェンスはよく、特に前半はトヨタ自動車の猛攻をうまくしのいでロースコアの接戦に持ち込むことができました。
しかし、後半のメンバーチェンジ後から個々の力でも差が顕著になり、アタックを止めきれなくなりました。
開幕まで残り2週間、ここまで出た課題を整理し9月8日のトップチャレンジリーグ初戦に挑みます。
今シーズンもご声援、よろしくおねがいします。