【マッチサマリー】練習試合 Honda HEAT戦
9月23日(金) 16:00 キックオフ
近鉄ライナーズ 対 Honda HEAT 戦が
東大阪市花園ラグビー場で行われました。
ウォームアップの様子
トップリーグが一週間空くこの週、シーズン開幕前の神戸製鋼戦以来の練習試合となりました。
リーグ戦での出場機会が少なかった選手にとっては待ちに待った試合。
自らをアピールする絶好のチャンスです。
気合い十分のウォーミングアップからも選手一人一人のこの試合に懸ける想いが伝わってきます。
午前中からのすっきりとしない天候から打って変わって太陽が出てきた花園ラグビー場第二グラウンド、近鉄ライナーズ10番野口選手のキックオフで試合が開始されました。
【前半】
6分
近鉄敵陣ゴール前5m地点、ホンダオフサイドの反則。近鉄この日序盤から優位に組めていたスクラムを選択。チームとして今季こだわってきたスクラムで勝負を仕掛けます。
9番福地選手のボールインと同時に猛プッシュ!スクラムをコントロールしホンダディフェンスの届きにくい左方向へ展開、10番野口選手から13番井波選手へ飛ばしパス。受けた井波選手が緩急をつけたランニングでホンダディフェンスをかわしそのままトライ!!
野口選手のゴールキックは外れ 5-0
自分達の強い部分で勝負し先制トライ。
「MOVE FIRST」を体現し順調な立ち上がりの近鉄でしたがここから流れは少しホンダに傾きます。
相手の深いキックオフから陣地をあまり挽回できなかった近鉄、ホンダの連続攻撃から一度はボールを奪い返すものの、そこからノットリリースザボールの反則を侵してしまいます。
10分
近鉄自陣ゴール前5mホンダボールラインアウト、ドライビングモールを組まれそのまま押し込まれトライを許してしまいます。
ゴール決まり 5-7
その後もホンダはキックを多用し近鉄陣地に入り込んできます。
22分
近鉄自陣22mライン、ホンダボールラインアウト、真ん中で一つポイントを作りそこから執拗なフォワードのサイド攻撃。近鉄も何度も何度も低いタックルで相手のアタックを食い止めます。
フェーズを重ねること17回、最後は近鉄オフサイドの反則。そこからの速攻でトライを許します。
ゴール決まり 5-14
粘りのあるディフェンスを見せていただけに、痛い失点となりました。
その後はお互い一進一退の攻防、近鉄も敵陣深く攻め込む場面も見えますが後一歩のところでトライを取ることができません。
スコアそのまま時間だけが経過します。
~前半終了~
スクラムのみならず、フィールドプレーでも高い能力を魅せた浅岡選手
キレのあるステップで何度もゲイン、隅中選手
近鉄のスタンダードをしっかりと示したスクラム
器用さも兼ね備えた河嶋選手のアタック
一瞬の加速で相手を抜き去る矢次選手
【後半】
後半最初にチャンスを迎えたのは近鉄でした。
13番井波選手の力強いアタックから敵陣に攻め込んだ近鉄。その後もテンポの良いアタックでボールを細かく繋ぎトライまであと5mのところ。ボールを継続し果敢に攻めますが、中々ホンダディフェンスを破る事ができません。
最後は持ち込んだボールを倒れても離すことができず、ノットリリースザボールの反則。
この場面もスコアすることができませんでした。
22分
ホンダ18番の選手がイエローカードにより10分間の一時退場になります。
25分
近鉄敵陣ゴール前5mマイボールラインアウト、モールからすぐに19番辻選手が仕掛けます。その後3番尾池選手、8番堀選手、16番田中(健)選手らが連続してサイド攻撃、じわりじわりとゲインしゴールライン目前。最後は21番森選手が飛び込みトライ!!
三原選手のゴール決まり 12-14
人数で優位に立つ近鉄、点差を縮めます。
31分
後半、反則が増えたホンダ、ペナルティキックからゴール前5m近鉄マイボールラインアウト。フィジカル勝負!近鉄は先ほどと同じくシンプルにフォワードのサイド攻撃で攻めます。順目順目へと17番田邉選手、6番萩原選手、19番辻選手と強い選手にボールを集めます。ゲーム終盤ですが、サポートもしっかりと付きボールを継続。最後は8番堀選手がゴールポスト根元に技ありのトライ!!近鉄逆転!
三原選手のゴール決まり 19-14
このまま近鉄の勝利で試合が終わるかと思われたラスト5分の場面
35分
近鉄自陣10mライン付近ホンダボールラインアウト、巧みなサインプレーでバックスのディフェンスラインを突破され左隅にトライを許します。
ゴール外れ 19-19
~試合終了~
近鉄ライナーズ 19-19 Honda HEAT
一時は逆転したものの、残り少ない時間帯で同点に追いつかれ、惜しくも勝利を逃しました。
しかし、何度も何度も低いタックルで相手のアタックを食い止めたディフェンス面や終始圧倒のスクラムの部分でライナーズの高いスタンダードを示しチームの底上げがよく見えた試合となりました。
長いリーグ戦で勝ち続けるために、チームの底上げは絶対に必要な条件となります。
本日活躍を魅せた選手がトップリーグで大暴れする日も近いでしょう!
多彩なキックでスタンドオフと、フルバック両方で活躍野口選手
終始身体を張り続けチームを引っ張る存在の大隈選手
ラインアウトの様子
スクラムでもアタックでも常に低く強いプレー、田邉選手
平日の試合にもかかわらず沢山のファンの皆様の応援ありがとうございました!
次回試合はトップリーグ第6節、東京 秩父宮ラグビー場でクボタスピアーズとの試合になります!
引き続き近鉄ライナーズへの熱い御声援どうぞよろしくお願い致します!!