【マッチサマリー】春オープン戦 宗像サニックスブルース戦
6月25日15時キックオフ
近鉄ライナーズ VS 宗像サニックスブルース戦が
東大阪市花園ラグビー場第2グラウンドで行われました。
春のオープン戦の最終試合となるこの試合。ここまで4戦を終えたライナーズですが、戦積は2勝2敗。今日のこのゲームを勝利して、勝ち越して春のシーズンを終えたいところです。1戦1戦しっかりと課題を克服し、成長をみせるライナーズは最終戦に向けて気合十分!!
新しいジャージを着用し試合開始を待ちます。
対するサニックスは昨シーズン、トップリーグ入れ替え戦でNTTドコモレッドハリケーンズを破り今シーズンよりトップリーグに再昇格。新コーチに元オールブラックスの「キング」こと、カーロス・スペンサーを迎え、今シーズンの練習試合では4戦を終えて全勝と勢いに乗るチームです。
神戸戦、東芝戦に引き続き、雨での試合となりましたが条件は共に同じ。
サニックスのキックオフで試合は開始されました。
【前半】
序盤はお互いにスコアは動きません。ライナーズは身体のぶつかり合いで優位に立ち相手より前に出て、サニックスは持ち前のテンポの早い攻撃でボール動かし、お互い敵陣に入る場面は何度かありましたが、最後のところでペナルティやミスを犯してしまい、スコアには繋がりません。
23分
敵陣ゴール前5mライナーズボールスクラム、8番ジーン・クック選手が左サイドに持ち出し、相手に掴まりながらも長い腕をぐっと伸ばしそのままトライ!!ライナーズが先制します。
10番野口選手のゴールは外れ、5-0
自陣からも果敢にボールを動かしてくるサニックスに対して、ライナーズはしっかりと横の選手と連携を取り、横一列でしっかりと面を作ったディフェンスで対応します。
36分
ライナーズがディフェンスで粘り、サニックスのペナルティを誘います。そこからタッチに蹴り出し、ライナーズボール敵陣22m付近ラインアウト。2番永下選手の正確なスローイングから5番ストーバーク選手が回り込み縦に突進!オフロードパスで12番井波選手につなぎラックになります。
そこからもう一度左へ今度は途中交代で入ったPR田中選手。ディフェンスはいたものの、ものともせず持ち前のフィジカルでトライをもぎ取ります!!
10番野口選手のゴールが決まり 12-0
~前半終了~
リコー戦以来の先発島選手、スピードの違いを見せつける。
成長著しいスクラム。
先週に引き続きこの日も1トライをマーク。ジーン・クック選手。
野口選手のゴールキック。
【後半】
後半に入ると雨も激しさを増します。両チームミスが続き中々ボールを継続できません。プレーが途切れる事が多く、時間が刻々と流れていきます。
そんな中で目立ったのがスクラムです。相手スクラムを10m近く押すシーンもありました。春から継続的に行われてきたトレーニングの成果が見えた瞬間でもあります。
安定したセットプレーからなんとかスコアに繋げていきたいところ!
しかし。
17分
一瞬の隙をつかれ、サニックスが自陣から果敢に展開。タックルのミスから一気にトライまでもっていかれてしまいます。
ゴールも決まり、12-7
その後24分、サニックス5番がシンビンにより10分間の一時退場になります。一人少ないサニックスを相手に試合を有利に進めていくライナーズ。アタックの回数が増え攻めて攻めて攻めまくるライナーズですが、最後はミスで終わってしまいます。
結局スコアそのまま試合時間が残り少なくなってきたところ。
37分
サニックス自陣22mサニックスボールスクラム。相手のキックをCTB東郷選手がチャージ!!インゴールに転がったボールをCTB矢次選手が猛チェイス、後は押さえるだけとなったところで、サニックス24番の選手に後ろから押されトライを阻止されます。その行為が故意の反則となり24番の選手がシンビン。ライナーズの認定トライとなりました!
FB髙選手のゴールが決まり 19-7
~試合終了~
近鉄ライナーズ 19-7 宗像サニックスブルース
春のオープン戦を通してスクラムで相手にプレッシャーを与え続け、チームの最前列で奮闘する男、前田龍佑選手のコメント
「まず初めに、いつも近鉄ライナーズを応援していただきありがとうございます。
本日の試合は、春シーズンの締めくくりということもありまして、4月から我々が積み上げてきたものを出そう‼︎というマインドで挑みました。
内容といたしましては、サニックスさんの強いプレッシャーやブレイクダウンなどの部分で受身に回ってしまう局面もあり、我々の用意していた強みの部分があまり出せない試合でした。
結果的に試合には勝利することができたのですが、内容としては満足いくものではありません。ですが、試合に勝った上で反省できるので、そこはポジティブに捉えたいと思います。
これから、夏合宿さらにはシーズン開幕に向けて春シーズンで出た課題を1つ1つクリアしていきたいと思います。
そして最後に、本日は足元の悪い中、観戦していただいたファンの皆様ありがとうございました!
我々は、今年、打倒トップ4を掲げて日々精進しています。今年こそは笑ってシーズンを終えれるように一緒に戦っていきましょう!!
また、試合会場でお会いすることを楽しみにしております!ありがとうございました!」
後半開始前の様子
チームの精神的支柱、髙選手。
自ら仕掛け相手を翻弄!福地選手。
スクラムで相手を圧倒!!
今回の試合で春のオープン戦は全て終了となりました!
オープン戦で出た課題をこれからの成長の材料とし、熱い夏を超えさらに進化できるよう努力し続けて行きますので、引き続きご声援よろしくお願い致します!