【マッチサマリー】トップリーグ2ndステージ第7節 クボタスピアーズ戦
1月11日(日)12時00分キックオフ
近鉄ライナーズ 対 クボタスピアーズ戦が
近鉄花園ラグビー場で行われました。
試合前:新春もちつきイベントの様子
試合前:普及活動「花園ラグビーパーク」の様子
ライナーズ記念ボードで撮影
エスコートキッズと記念撮影
クボタにはスーパーラグビー100キャップホルダーで南アフリカ代表キャップ5のキーガン・ダニエル選手、トップリーグで最も恐れられるラインブレーカーでオールブラックス36キャップのアイザイア・トエアバ選手、現日本代表の不動のエース立川理道選手が名を連ねます。
セカンドステージ最終節。
お互いが「死力を尽くす」そんな試合を予感させます。
約1ヵ月ぶりのホーム・近鉄花園ラグビー場。
「WE ARE LINERS」の大声援が会場に響き渡ります。
クボタのキックオフで試合が開始されました。
【前 半】
8分
(クボタ)近鉄陣ゴール前5m 近鉄ボールスクラム、近鉄がコラプシングの反則をとられます。クボタは速攻でタップキックでリスタート、8番ダニエル選手が激しく縦を突きラック、テンポ良くパスアウトし10番→12番へパス、12番立川選手から2人飛ばしで
ロングパス、大外でうけた15番宮田選手がインゴールへ。グラウンディング確認できなかたったのでビデオ判定となりますが、トライが認められます。
ゴールは決まらず、0-5。
18分
(近鉄)クボタ陣ゴール前5m付近でクボタがノットロールアウェーの反則を犯します。
近鉄はスクラムを選択します。9番金選手がスクラムにボールイン後、バインドの効いた近鉄のスクラムは一気にプッシュをけます。クボタ1番手塚選手がたまらずスクラムを故意に落とすコラプシングの反則。ここで戸田レフリーが認定トライの判断。
10番重光選手のゴールも決まり、7-5。
35分
(近鉄)クボタ陣22mライン付近のラックでクボタがオフサイドの反則を犯します。
10番重光のペナルティゴールが決まり、10-5。
~ 前半終了 ~
タックルに入る辻選手
鋭い走りを魅せた フェアバンクス選手
アタックする松岡FWリーダー
アグレッシブにアタックし続けた 髙選手
【後半】
6分
(クボタ)クボタ陣22mライン手前のラックで近鉄はターンオーバーされます。クボタはすぐにBKに展開、10番から13番トエアバ選手へ飛ばしパス、トエアバ選手は近鉄ディフェンスラインのギャップを見逃さず内に切れ込んで近鉄ディフェンダー3人をかわし、近鉄陣10mライン付近でもう一人ワンステップでかわした後、フォローしてた6番田村選手へパス、そのまま約40mを走りきりトライ。
ゴールも決まり、10-12。
10分
(クボタ)近鉄陣ゴール前5mライン手前 近鉄ボールラインアウト、スロアー樫本選手が投げたボールはキャッチャーの手を越え後ろに抜けます。そのボールをクボタ9番茂木選手がキャッチ、すぐにBK展開し、2フェイズ重ねてゴールライン直前まで攻め込みます。その後ラックサイドを勢い良く走りこんできた4番鈴木選手へパス、近鉄ディフェンダー2人引きずりながらお互いの選手が折り重なるようなかたちでインゴールへ。グラウディングが確認できなかった為アシスタントレフリーに確認します。トライが認められます。
ゴールも決まり、10-19。
ここから逆転を狙う近鉄、ワイルドカードトーナメント進出の為4トライ以上のボーナス点1を狙うクボタの一進一退の攻防が繰り広げられますが、このスコアのまま動かずノーサイド。
~ 試合終了 ~
スクラムを圧倒した 近鉄FW陣
途中出場の太田選手
突破する走りを魅せた サモ選手
最後まで戦う姿勢を崩さなかった 豊田キャプテン
この結果グループBの4位が確定し、ワイルドカードトーナメント進出が決定。
ホーム花園で、「近鉄ライナーズのラグビー」を期待し、待ち望んでいたファン・サポーター。
ライナーズはそれに応えられたのだろうか。
敗れはしたが、勝ち点以上のボーナス点を与えなかったことが唯一の救い。
マイボールラインアウト・クリーンな獲得率、 7/22。
課題は明確である。
ワイルドカードトーナメント。
1回戦はファーストステージで1点差で敗れたサントリー。
トップリーグ3度の優勝を誇る強豪。
「REVIVE」
「BE TOUGHNESS」
築き上げてきたものは、こんなものではありません。
これからが、「近鉄ライナーズの真価」が問われる時です。
試合後:グリーティングタイムの様子
試合後:サイン会の様子
試合後:サイン会の様子
前田隆介監督(試合後インタビュー)
本日もたくさんのファン・サポーターの方に会場まで来ていただき感謝申し上げます。
スクラムは良かったのですラインアウトが機能せず負けてしまい悔しいです。ただ、次のステップであるワイルドカードに行ける機会を与えていただいた。本日は勝って行きたかったというのが本音ですが、良い所・悪い所をしっかり振り返って、目指すべきとこを目指して、しっかり準備していきたいです。
豊田キャプテン(試合後インタビュー)
前半も後半も殆ど近鉄のペースがなかったので、非常に悔しいです。
ただ、ワイルドカードの出場権を得れたので、ここでチームが一致団結し、この悔しさをワイルドカードにぶつけていきたいと思います。
(写真:加守 理祐)