トヨタ自動車戦レポート
12月29日(土)にトヨタ自動車ヴェルブリッツとの強化試合がトヨタスポーツセンターで行われました。曇り空のもと、14時にトヨタ自動車のキックオフで試合が開始。ライナーズは26名の選手をメンバーに入れて年内最後の試合に挑みます。
序盤は、双方の出方を伺う展開となりますが、最初にスコアしたのは、トヨタ自動車。前半14分にゴール前中央でペナルティキックを与えてしまい、タップキックからラックを作られすばやく左に展開されてライン際にトライを奪われます。ゴールも決まり、0-7。
その後、17分にもラインアウトから左オープンに展開され、接点で短いパスをつながれてポスト右にトライを奪われます。ゴールも決まり、0-14。
さらに相手ボールのスクラムから右オープンのサインプレーでラインブレイクされ、できたラックから右に展開されディフェンスラインを振り切られトライ。
前半終了間際にも敵陣でのラインアウトから相手SHのハイパントの処理をミスし、こぼれ球を再びSHに拾われ約50mを独走されます。ラストパスがWTBに渡りトライ。前半だけで4本のトライを許し、0-24で大きくリードされます。
後半は、双方のチームの申し入れで、スクラムがノーコンテスト、12人制で試合が行われます。
後半も先にスコアしたのは、トヨタ自動車。2分に敵陣でのラックからSH森がハイパントを上げ、キャッチした相手WTBにカウンターアタックを仕掛けられます。巧みなステップにライナーズのディフェンダーが次々にかわされゴール前まで持ってこられ、パスをつながれトライ。ゴールも成功し、0-31。
ライナーズの反撃は、9分。自陣から左右にボールを動かし、ラックを連取。ハーフウェイライン付近でラックサイドのディフェンスのギャップをSH森がついて大きくゲイン。最後はWTB壇辻にパスがとおりトライ。SO東郷のゴールが決まり、7-31。ライナーズらしいトライが生まれます。
しかし、14分に左サイドの相手ボールのスクラムから左オープンに展開され、SOから長いパスがCTBにとおり、ディフェンスラインをブレイクされトライを奪われます。さらに、19分にも敵陣から左オープンに展開され、できたラックからディフェンダーのいないショートサイドを攻められ、そのまま80mの独走を許しトライを奪われます。いずれのトライのゴールも決まり、7-45とさらにリードを広げられます。
30分にライナーズは、ハーフウェイライン付近のラックから出たボールを、SOに入った坂本が相手ディフェンスラインのギャップをついてブレイク。そのままインゴールまで走りきりトライ。劉のゴールが決まり、14-45。
しかし、終了間際に、敵陣でライナーズのミスボールをターンオーバーされ、パスをつながれて大きくゲインを許します。できたラックから大きく右に大きく展開され、この日8本目のトライを奪われます。ゴールは決まりませんでしたが、ここでノーサイド。14-50で今年最後の試合を勝利で飾ることができませんでした。
ミスと失点が多く課題の多い試合となってしまいました。
年末の忙しい時期に応援に駆けつけてくださったファンの皆さま。ありがとうございました。来年も近鉄ライナーズをよろしくお願いいたします。