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2017年11月13日 (月)

【マッチサマリー】 練習試合 ヤマハ発動機戦

リーグ戦前半9試合が終了し、ウインドウマンスに突入。前半戦で3勝6敗と負け越しているライナーズにとって、この11月はチーム立て直しのための大事な期間です。11月11日(土)、ヤマハ発動機大久保グラウンド(静岡県磐田市)にてヤマハ発動機ジュビロとの練習試合に臨みました。

近鉄、ヤマハとも若手主体のメンバーで、チーム力底上げという意味合いが強いこの試合。近鉄の出場メンバーにとっては12月のトップリーグ再開に向けての絶好のアピールの場となります。

 

【前 半】

キックオフ直後からヤマハ発動機は接点で強くプレッシャーをかけて来ます。ライナーズのテンポが上がらない前半3分、ヤマハ発動機ボールのラインアウトから素早くボールを回され、狭いスペースを走りこまれてラインブレイクを許します。ゴール前でなんとかディフェンスしようとしますが、戻りが間に合わずトライを献上し5-0と先制されます。

その後はSO吉井、CTB三原がキックを使い、上手くエリアをマネジメントします。ディフェンスの裏にボールを落とし、強いヤマハ発動機のアタックに対抗します。セットプレーでやや苦労し、密集で負けて前に出られ攻め込まれても、粘り強いディフェンスで得点を与えません。

同時にライナーズが攻める時間が増えていきます。ゲームキャプテンに指名されたFL辻がボールを持ち、パワーとスキルでゴール前まで迫ります。 しかし、あと一歩でボールを落としたり、孤立したりと得点には結びつけられません。

前半30分、ヤマハ発動機のBKにラインブレイクを許し、そのままトライを奪われます。なんとか粘っていましたが、0-12とリードを広げられます。その後も変わらず攻め続けますが、そのままのスコアで前半を終了します。

 

【後 半】

後半開始から、寺田や高島が交替で入ります。後半節に向けてよりアピールしたいメンバーがどんなプレーをするか注目されましたが、徐々にディフェンスが遅れ始めます。外に振られると数的不利を作られることが多くなります。

後半5分にディフェンスの穴を突かれてトライを奪われると、この後は12分、27分、32分と3コンスタントにトライを許し0-38。その間もボールはキープして、エリアやポゼッションでは対抗できるものの、一気にゲインされてゴールライン前まで攻められる展開で後手に回ってしまいます。

このままノースコアかと思われた後半30分、途中から出場していたルーキーのSH住吉が気を吐きます。ハーフェイライン付近からパスアウトすると見せかけて自ら中央突破し、ディフェンスの合間をスピードあるランでゲインしていきます。スタンドのファンも歓声を上げる見事なアタックで敵陣22m内に入ると、素早く右へ展開。ミス無く繋いで1番外のWTBクシアが右隅へトライを決めます。5-38、素晴らしいトライで意地を見せます。

その後1トライを奪われて、結局5-45で試合終了。

前半はなんとか我慢できたディフェンスも後半に遅れをとって、大量失点の要因となりました。ラインアウトも精度が悪く、ボールを奪われるシーンが目立ちました。

 

次回は11月18日(土)に豊田自動織機と対戦します。チームの強みを見直し、良い内容の試合をして、リーグ後半戦に繋げたいと思います。

 

 

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