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2017年10月11日 (水)

【マッチサマリー】 トップリーグ第7節 クボタ戦

前節、福岡で接戦の宗像サニックス戦をものにしたライナーズ。今節は天理親里ラグビー場にて、クボタと対戦しました。 クボタは日本代表の要であるSO立川理道や、セブンズ日本代表のFB合谷和弘、南アフリカ代表のCTBライオネル・マプーなどBKに強力な選手が揃います。対するライナーズは、キャプテンの樫本やコンブリンク、ファインガが怪我で欠場。苦しい布陣での試合となり、チーム全員でのディフェンス力が試される一戦でした。

 

【前 半】

13時キックオフ。開始からしばらくは守る時間帯が続きます。クボタの司令塔・SO立川のゲームコントロールが冴えますが、ライナーズもしっかり前に出てディフェンスし、思うように攻撃させません。 スクラム、ラインアウトのセットプレーでも優位に立ち、10分過ぎから徐々にエリアを回復します。

敵陣に入ったライナーズは、FBマシレワのグラバーキック、さらにパス回しからの突破を試みますが、今ひとつ精度を欠き、逆にエリアを戻されてしまいます。

23分、ハーフウェイライン付近のクボタボールスクラムで、相手フロントローをめくり上げ優位に立ちますが、クボタはパスアウトしたボールを展開。CTBマプーが横に移動しながらライナーズディフェンスのギャップを突いてラインブレイクすると、そのままインゴールまで走り抜けます。コンバージョンも決め7-0。スクラムでFWが押し勝ちながら、BKがディフェンスで我慢できずにトライを許す、悔しい失点でした。

その後も、クボタがテンポよく攻めますがライナーズはミスをしながらも何とか耐え、得点を許しません。 そのまま前半を7-0で折り返します。

 

【後 半】

早いうちにスコアして、追い上げムードを作りたかったライナーズですが、早々にクボタにトライを許してしまいます。後半1分、クボタのSO立川がキックの処理からフリーでボールを持つと、ステップでディフェンスラインの裏へ。圧倒的な数的優位を作られて、トライを奪われてしまいます。コンバージョンも決まって、14-0と突き放されてしまいます。

2トライ2ゴール差がつき苦しくなったライナーズですが、FW戦から自分たちのリズムを整えていきます。ペナルティを得て、敵陣に入りラインアウトやスクラムでクボタにプレッシャーをかけます。

後半10分、ゴールラインまで数mに迫り、マイボールスクラムからのアタックを選択します。スクラムで押し勝ち、NO8イオプアソがサイドアタックでトライ。狙い通り、スクラムからFWで勝ち取ったトライに、スタンドのライナーズファンから歓声が上がります。コンバージョンも成功し、7-14と追い上げます。

勢いに乗ってさらに得点したいところでしたが、リズムに乗れません。簡単なミスが多くアタックを継続できません。 ディフェンスでもクボタBK陣を自由に走られることが多く、17分にはCTBテアウパ、29分にはCTBマプーに2つ目となるトライを奪われて、7-28と大きくリードを許します。

34分にようやく反撃。22m内のアタックで途中出場のSO重光が相手ディフェンスラインの裏へ蹴ったショートパントに、FBマシレワが反応しキャッチしてトライ。14-28と追い上げます。

同カンファレンス同士のこの試合は、勝点と得失点差が大きな意味を持ちます。あと1トライを上げれば7点差以内のボーナスポイント1が見えてきます。残り5分、ゴール前へ迫り攻め続けるライナーズでしたが、最後はラストパスがタッチを割って14-28のまま試合終了。

優位に立つ部分もあり手応えをつかみながらも、勝利をつかむことはできませんでした。

ウィンドウマンスまで残り2試合。次戦のリコー戦にフォーカスし、一戦必勝で準備し挑んでいきます。

 

 

坪井監督コメント

「天理親里ラグビー場での試合に際しまして、奈良県協会と関係者の皆様に御礼申し上げます。また、今日は沢山のラグビーファンに集まっていただき、感謝申し上げます。

同じカンファレンスのクボタに勝って、勝点とボーナス点を獲って締めくくりたかったのですが、この様な結果になってしまいました。 深くまで攻めながらフィニッシュまで行けなかったですし、イージーにトライを獲られた部分もありました。修正できる部分は修正して、次の準備をしっかりして戦い続けたいと思います。本日は有難うございました」

 

森田バイスキャプテンコメント

「本日は有難うございました。関西での試合でしたが、アウェイ感のあるスタンドの雰囲気でした。準備をしっかりして試合に臨みましたが、内容はバックスが足を引っ張ってしまったと思います。悔しい、の一言です」

 

 

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(写真:加守 理祐)