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2017年10月 3日 (火)

【マッチサマリー】 トップリーグ第6節 宗像サニックス戦

10月1日(日)、宗像サニックスブルースとグローバルアリーナ(福岡)で対戦しました。ライナーズはPR尾池が初スタメン、またPR高島が初のリザーブ入り。対するサニックスには日本代表カーン・ヘスケス選手をはじめBKに強力な選手が揃います。BK陣を自由に走らせず、FW戦では圧倒して試合を進めたいところです。大阪から訪れていただいた多くのファンの声援を背に受けて、13時キックオフで試合が開始されました。

 

【前 半】

試合開始直後、まずライナーズが敵陣でプレーします。ディフェンスの出足がよく、スペースを与えずに試合を進めます。

ところが前半12分、自陣のサニックスボールスクラムで押され、コラプシングを犯します。アドバンテージを得たサニックスはWTBヘスケスのゲインを活かしFB屋宜が右隅へトライ。

勢いに乗るサニックスのアタックに対してライナーズディフェンスは後手に回ってしまい、19分にはPGを決められ0-8とリードを許します。ライナーズは24分にようやく反撃。SO野口がPGを決めて3-8とします。

26分、サニックスWTBエブリンハムの危険なプレーでシンビン、さらに27分にもサニックスの空中でのタックルでTMO判定が行われ、サニックスのディフェンスの圧力が弱まり、流れが変わります。

29分、自陣での展開でSO野口を中心に長めのパスを使い、サニックスのディフェンスを翻弄すると、WTBコンブリンクの前にフリーのスペースが。パスが渡ると、そのまま50mを走り抜けトライを奪います。コンバージョンも成功して、10-8と逆転します。

サニックスはその後も危険なプレーでシンビン。数的優位に立ったライナーズはリズムよくボールを回します。38分、ハーフウェイライン付近からCTB井波がラインブレイクすると、WTB矢次へ。22mラインの内側に入ると、FBマシレワへ渡りそのままインゴールへ。トライを奪い、コンバージョンも成功。17-8で、前半を終えます。

 

【後 半】

後半の序盤はWTBエブリンハム、ヘスケス、FB屋宜を中心にゲインされ、ディフェンスのギャップを突かれます。ライナーズのタックルミスもあって7分にトライを許します。コンバージョンも決められて17-15。

しかしここからライナーズのディフェンスが踏ん張り、勢いを増すサニックスのアタックを止め続けます。16分にSO野口がPGを失敗して突き放すことはできなかったものの、ディフェンスでプレッシャーを与え、ミスも誘発してギリギリで食い止め続けます。

後半も終盤に入ると、リザーブメンバーが機能し運動量で上回り、敵陣に攻め込みフェイズを重ねます。FWがサニックスのディフェンスに体を当て、徐々にゴールラインに近づきます。

そして34分、待望の追加点が生まれます。フェイズを重ねてNo.8イオプアソがトライ目前まで迫って倒れながらのワンハンドパス、途中出場のSH榎本が走りこんでこのパスを受け、そのまま飛び込んでトライ。長い連続攻撃の末に、FWで作ったチャンスをしっかり得点に結びつけました。コンバージョンも決まって、24-15。

終了間際にPGを決められ24-18と迫られますが、その後もライナーズディフェンスが粘ってそのまま試合終了。昨年の雪辱を果たすことができました。

次節のクボタ戦もチーム一丸ベストな準備をし、試合に臨みたいと思います。

 

 

坪井監督コメント

「グローバルアリーナでの試合開催に際しまして、ご尽力いただいた福岡県協会をはじめ関係者の皆様に御礼申し上げます。サニックスさんには昨年悔しい負け方をしていますし、今後のリーグ戦を戦う上で自分達の手で道を切り開く意味で非常に大事な試合でした。勝ちにこだわって試合に臨み、結果に関しては素直に喜びたいと思います。最後までタフな試合になりましたが、樫本キャプテン、森田バイスキャプテンが先頭に立って最後まで身体を張ってプライドを示してくれたと思います。3週間連続で試合が続きます。ベストな準備をして今後も戦っていきたいと思います」

 

森田バイスキャプテンコメント

「先週同じカンファレンスのドコモさんに負けてしまいかなりショックでしたが、『切り替えてよい準備をして3勝3敗にしてリセットしよう』と選手の中で話をして試合に臨みました。苦しい内容でしたが、勝つことができて良かったです。まだまだ改善点もあるので、修正して次の試合に臨みたいと思います」

 

 

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(写真:加守 理祐)