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2016年9月 6日 (火)

【マッチサマリー】ジャパンラグビートップリーグ第2節コカ・コーラレッドスパークス戦

9月3日(土) 19:00キックオフ

近鉄ライナーズ 対 コカ・コーラレッドスパークス戦が

山口県、維新百年記念公園陸上競技場で行われました。

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前節サントリーサンゴリアスに惜しくも1点差で敗れてしまいましたが、近鉄ライナーズのラグビーをしっかりとグランドで体現した選手達。

倒れても何度でも何度でも立ち上がり、80分間を通して相手よりも早く動き続ける。ライナーズのラグビーを残りの14試合でもしっかり出し続けること。それができればおのずと結果はついてくることでしょう。

一戦一戦が本当に大事な戦いとなります。

近鉄ライナーズは前節に変わり先発12番に吉川選手、15番にテイラー選手を起用。今季春にニュージーランド留学を経験しひと回り成長したLO山口選手、抜群のキック力と、粘り強い走りが魅力のWTB松井選手がリザーブに入ります。

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今シーズンの初勝利を目指して。

コカ・コーラレッドスパークスのキックオフで試合が開始されます。

【前半】

ここ数年チームの課題とされていた試合の立ち上がり。前節に引き続きこの試合も開始からエンジン全開です。近鉄ライナーズが掲げるスローガン「MOVE FIRST」をまさに体現。チームへの浸透具合が良く分かります。

3分

コーラのキックに対して近鉄のカウンター、15番テイラー選手が別格のスピードで相手ディフェンスを抜き去り大幅ゲイン。14番田中選手にボールを繋ぎラックになります。そこから右へ素早く展開、10番重光選手→4番トンプソン選手へボールが渡ります。一人目の相手をハンドオフでかわし、二人目のタックルを受けながらも力強いレッグドライブ!そのままトライ!!

重光選手の難しい角度のゴールも決まり  7-0

まさに先制パンチを決め試合の主導権を握ります。

6分

近鉄マイボールセンタースクラムから右へ8番クック選手→9番金選手→15番テイラー選手、相手のディフェンスがずれたところを見逃さず一気に加速!ディフェンスラインの裏へ出ます。最後は相手フルバックと2対1の場面、落ち着いて14番田中選手へ繋ぎます。もう前には誰もいません。そのまま走りきってのトライ。

重光選手のゴールははずれ 12-0

この日は10番重光選手、11番宮田選手らのキックでうまく陣地をとり試合を優位に進めていきます。

20分 

近鉄自陣22mライン付近ラインアウトからのミスでコーラボールのスクラムになります。そこから狭いサイドへコーラ8番→14番へとボールが渡りコーラ14番築城選手が強さをみせゲイン、5番サム・ワイクス選手にパスが繋がりトライを許してしまいます。

12番ティモシー・ラファエレ選手のゴールは外れ 12-5

27分

近鉄自陣10mマイボールラインアウト、バックスで左へ1つずつパスを繋ぎ大外11番宮田選手がライン際を激走!内側フォローに走る15番テイラー選手にパスを放りますが、惜しくも繋がらずボールはグラウンド真ん中へと転がります。そのボールを素早く拾ったのが1番豊田選手でした。そのまま突進。相手に掴まれながらも8番クック選手へオフロードパス!見事なワンハンドキャッチで8番クック選手がゴールポスト中央へトライ!!

重光選手のゴールも決まり 19-5

さらにコーラを引き離します。

その後そのままスコア動かず

~前半終了~

ライン際の激走、宮田選手

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この日絶好調!何度もゲインラインを突破したテイラー選手

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バックス並みのスピードをもつキャプテン豊田選手

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前半最後のトライを決めたクック選手

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芸術的なキャッチングを魅せたトンプソン選手

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【後半】

前半の勢いそのまま、後半最初のスコアも近鉄でした。

2分

近鉄敵陣ゴール前5mマイボールスクラム、自慢のスクラムで相手にプレッシャーをかけ、そこから右へ12番吉川選手が縦に突進、ラックが形成されます。さらに素早く右へ展開10番重光選手から外に開きながらパスを受けた15番テイラー選手が相手のタックルを受けますが、素早く立ち上がり右隅へトライ!!

重光選手のゴールも決まり 26-5

8分

近鉄8番クック選手のハイタックルの反則。そこからコーラがタッチに蹴り出しラインアウトモール、コーラ7番山下選手にトライを奪われてしまいます。

ティモシー・ラファエレ選手のゴールも決まり 26-12

ここから流れは少しコーラへ傾きます。

近鉄はアタックで孤立する場面が増え、相手にボールを奪われるシーンが目立つようになります。

14分

近鉄自陣ゴール前マイボールラインアウトをコーラに奪われ一気にピンチに。相手フォワードのサイドアタックに耐える近鉄ですが、コーラにアドバンテージが出たところで10番山田選手のグラバーキック。インゴールへ転がったボールを12番ティモシー・ラファエレ選手に押さえられトライを許します。

ゴールキックも決まり 26-19

7点差、1トライ1ゴールで追いつかれる展開に。

近鉄もリザーブを全員投入し、まさに総力戦!!

一進一退の攻防が続きますが、スコア動かず時間が経ちそのままノーサイド。

~試合終了~

近鉄ライナーズ 26-19 コカ・コーラレッドスパークス

試合の立ち上がりからしっかりとライナーズのラグビーを示し、勝ち点4を獲得しました!!

この日も随所に素晴らしいタックルを決めたファインガ選手

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しっかりと横と連携のとれたディフェンス

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今季初先発の吉川選手、力強いボールキャリー。

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今季のライナーズの武器の一つ「スクラム」

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ゴールキック4本中3本成功、重光選手

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この試合マン・オブ・ザ・マッチのテイラー選手

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グリーティングタイムの様子(山口選手、才田選手、森選手)

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【監督記者会見コメント】

「山口県での試合でしたが、多くのライナーズファンの皆様が応援に駆けつけてくれて、本当に心より感謝申し上げます。前半の入りは近鉄のスローガンである「MOVE FIRST」先手必勝を選手がしっかりと体現してくれました。只、コーラさんのタフで激しいラグビーに最後まで苦しめられました。なんとか勝つことができ、勝って反省できる事がよかった所だと思います。

次はトップリーグ三連覇中のパナソニックです。我々は今シーズン打倒TOP4を掲げて努力してきましたので、次の試合本気の勝つ準備をして臨みたいと思います」

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【豊田キャプテンコメント】

「山口の地まで花園のライナーズファンの方々に応援にきていただき、感謝いたします。

試合の入りはよかったです。今シーズンのチームスローガン「MOVE FIRST」を体現できたと思います。中盤、相手を突き放さないといけないところで、しとめ切れなかったところが課題だと感じました。次節まで一週間しかありませんが、しっかりと修正してパナソニックに挑みたいと思います。」

次節は9月10日(土) 19:00キックオフ 大阪、万博記念競技場で昨年度トップリーグ覇者、パナソニックワイルドナイツとの戦いです。

昨年度TOP4のチームとの今季初対決、チーム始動時からずっとフォーカスしてきた相手に対して、近鉄ライナーズが春から積み上げてきたもの全てをぶつけ、本気で勝ちにいきます!!

是非皆様、会場にて熱い声援をよろしくお願い致します!

ファンの皆様一人一人の声援が近鉄ライナーズの力となります。ライナーズとファンの皆様と共に打倒「TOP4」を成し遂げましょう!!

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(写真:加守 理祐)